先週、ノイエ
http://blog.goo.ne.jp/neue-blogのメンバーと、 クッキープロジェクトさん
http://ameblo.jp/cookie-pj/のクッキーPR塾「西圓寺発、地域のつなぎ技に学ぶ」で、石川県の社会福祉法人「佛子園」さん
http://www.bussien.com/の「三草二木西圓寺」の施設長安倍真紀さんの話しを聞いてきました。安倍さんのお話しは淡々と進んでいったのですが、その一つ一つを考えると、そんな単純簡単な話しでないのが分かってきます…。
佛子園さんの、障害者支援ではなく、過疎の進む地域の街おこしを目標とした活動スタイルがとてもスゴいと感じます。JR美川駅の指定管理での「美川37café」や、多世代を主体に街中でのつながりを作り始めた「Share金沢」などだけでもかなり驚きなのですが、他を含め事業が70もあるというすご腕のようです。
「三草二木西圓寺」は、荒廃し廃寺となった西圓寺を佛子園さんが、「障害者の参画」と「地域の協力」の条件を付けて、小松市野田町の地域おこしのための施設として再興を引き受けたそうです。地域の人が集まれる場とするために、温泉掘削を含め建物改修などの初期投資をし、その後、温泉やカフェやイベントや施設維持管理や特産品作り…などを野田町の人たちと考えてやってくる中で、町の人たちの関わりができてきたとのことです。
障害者がどう地域の人と関われるかではない、という次元に至っているようで、説明の中で障害者のことを特に説明しないのは、私にはもうどの人も区別がないというように感じました。地域の人が来たくなる場や関われるソフトを、地域の人たちと一緒に作り続けることで、必然的にそこに子どもから高齢者まで、様々な人が居る場やつながりができてきて、わざわざ言わなくても当然その中に障害者も入っている、という当たり前な「本気感」です。
それらを、具現化する…どころか事業的に成立させてきている、というのがスゴさであり、説明の中でもキチンと数字を出して話してくださるところに、経営というか地域の中で続いていく「本気感」を感じます。
会場で「三草二木西圓寺」の手作り味噌を売っていたので買ってきました。お寺名のブランドと、このパッケージデザインはズルいですね。まだ食べてませんが、お味噌の見た目で美味しそうなのが分かります。