くらしデザインスタジオ@楽(^^)

住まいや街など、様々な暮らしの提案やサポートをする中で、なんとなく気になったこと…!?イロイロです。

人主体の防災ブック

2015-09-03 | 本,TV,歌,人物など

ちょうど1年ほど前に買い、その印象をアップしようと思っていて、タイミングを逃してお蔵になっていたネタです…。

東京都では「東京防災」http://www.bousai.metro.tokyo.jp/book/という防災ブックが製作され配布されるそうです。地震中心ですが、それ以外の自然や人為的な災害にも触れており、これだけのマニュアル作ってしまうと、作ったり所有しただけで、対策した感や分かった感が得られてしまうのでは…と、心配になるくらいです。

この防災ブックの内容は、上記サイトでも見れるのですが、背景色がイエローというのはとても見ていられません…。白系に変えて欲しいですが、それまでは背景色を表示しないようにして読んだらいいのでしょうか…。

ですが、どうしても汎用的マニュアルな性格のため、災害を真ん中に置いて、それにどう対応する方法があるか…というスタンスになってしまいます。その人というか自分を真ん中に置いて、どう考えてどう動いたらいいか…というスタンスで捉えないと、それぞれの人が抱えている特殊な事情をどう対処したらいいか、は分からないですよね。

で、1年前に購入した1冊が、「クロワッサン特別編集 防災BOOK 家族,ペット,そして私を守る」マガジンハウス/編 マガジンハウス 885円(税込)、http://magazineworld.jp/books/paper/8855/です。色々と大変な女性のがどう準備や対応したらいいかという視点で編集されており、そこに、小さい子や高齢の家族がいる場合や、動物と一緒に暮らしている場合など、どうするか書かれています。

パッと見の見やすさや視認性の良いレイアウトや、軽量の紙を使った?扱いやすさなど、本気に取り組んだ感じにとても信頼感がありました。今年も少し検索すると、このような雑誌やムックがかなり増えていて、需要もあり内容も充実されていっているのでは、と想像します。

もう1冊、「親子のための地震イツモノート キモチの防災マニュアル」地震イツモプロジェクト/編著 寄藤文平/絵 ポプラ社 1,200円+税、http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=70280060です。「地震イツモノート」(→”地震イツモノートに”)は以前に買っていましたが、その子ども向けということで興味があって買ってみました。

「キモチ」気持ちとして、想定外で慌てたり不安になったり…ということをなるべく避けることが大きい要素、ということを明確なリアリティで伝えてくれています。阪神淡路の地震の時のことから書かれているので、同じ都市部に暮らす身としては、その状況をイメージしておくことがとても大事に感じます。都市部ほど、平常時と災害時のギャップが大きいと思いますので…。