台風18号というかその影響で、関東地方も一部地域で強い雨雲がかかり続けました。東北を含め、河川の氾濫7ヶ所など、今日正午の時点で河川があふれた箇所がすでに24ヶ所とのことです。同じような時期の関東での大雨としては、2007年9月の台風9号の時以来でしょうか。荒川の河川敷が冠水した映像が印象に残っています。
写真左は、9日の22:30の雨雲レーダの様子、右は、10日の8:30の雨雲レーダーの様子です。9日は午前頃から既にこのような縦長に続く雨雲状態で、弱まってきたのは11日明け方とのことで、ほぼまる2日間同じ所で大雨が降り続いたということのようです。
今日になってニュースに突然「線状降水帯」という単語が使われ始めました。天気好きの私でしたが知らない単語でした。こういう専門用語を、さぞかし特異な自然現象が原因で…と言いたいがために使いたい印象なので、その現象や現状を具体に説明する方が、観ている人には今後に残ることが多いと思うのですが…。
ついでに、「垂直避難をしてください…」という、聞き慣れない単語まで、当たり前にあったかのようにニュースで呼びかけられていました。普段から使われていて共通のイメージが湧くようになっているならいいのですが、ほとんど使われていない単語なので、無難な汎用性のある単語に逃げずに、メディアではどのように対応する方法があるかを伝える方がいいのだと思います。
茨城などで河川氾濫などの起こる少し前、埼玉の南部では、雨が一時的に止んだ9日の夕方に、急に夕日が差し込んできて、こんな見事な二重の虹のアーチが掛かりました。写真には納まりませんでしたが、地上までアーチが全部ハッキリ見えていました。