2013年12月 日常の小さなメモ

2013年12月17日 | 随想

20131210 
日本、京都近郊の地で

古く新しい地に移り住んだ僕の大切な友人夫婦。
「これからも二人の道を歩いて行こうね。」




20131217 
ドイツ、デュッセルドルフ近郊

ドイツの自宅に戻って2か目の朝、村のプールから見た朝焼け。
もう冬が
目の前にやって来ている。朝の8時頃、夜が長くなる北の国の冬。


 


日本から大荷物を抱えて、ドイツへ。

2013年12月17日 | 日本の「食」

12月16日の早朝、御所西の宿を発ち、家族、毎日の仕事、そして自分の
厨房が待つ第二の故郷ドイツに向けて、約15時間空路の旅。
二つのトランクには日本の野菜、柑橘•薬味類(ゆず、かぼす、しょうが、
みょうが、三つ葉など)、きのこ(舞茸、平茸、椎茸、エノキ、しめじ)、
根菜(蓮根、牛蒡)、お芋各種(長芋、里芋、頭芋、海老芋)、
冷凍いくら500g、京都のお揚げさん大小15枚、亀岡のどら焼、干柿など、
計20kg超、ジーンズやセーター、下着を枕に仕事の資料や読み差しの本を
カバーにしても、カモフラージュのあちこちから溢れんばかり。


 



二つの内、一つのトランクには京都・鴨川近くの行きつけの花屋で手に
入れた
鉢植えの柚子の木を「ドイツの地で大きく育て!」と隠し込み、
手荷物の中にも蓮根、牛蒡、お芋さんの余りを忍ばせ、ドイツ•デュッセル
ドルフ空港に降り立つ。
税関に向けて大荷物のカートを押しつつ、
運を天に任せるとはこの心地。

 

 


日本からの食材は家族、子供達への貴重な文化遺産である。だからこそ
ヤオヨロズの神々が僕を見守っている。今回も無事、税関を通過。

ドイツの自宅、居間の窓際に鎮座する小さな日本の柚子の木。
トランクの中、窮屈だったことだろう。温暖の国から北の異国に連れて来て
しまい、申し訳ないと思う。育って行けるだろうか。なんとか育って欲しい。

下はドイツで最初の晩に家族と共に食べた夕食の写真。その後、時差と睡魔と
戦いながら、イクラの醤油漬けを仕込んでようやく床に就く。
(今回の醤油漬けには、柚子果汁、生揚げ醤油、薄口、煮切り味醂を合わせて
みたが、良く出来たと思う。子供達の大好物だ。
)