緑のドン・キホーテ

2010年11月03日 | 脱原発

3~5年位前から僕の住む村の周囲でも、風力発電の風車があちこち
に作られるようになった。
左右を眺め回せば、大きなプロペラの構造物が8基位、目に入ってくる
こともある。景観上、美しい物とはまだ言い難いだろう。

下の写真は、10月初旬、近所の友達夫婦四組で自転車の遠乗りに
出かけた時のものである。








瀬戸内海。山口県上関原発、田浦埋め立て工事強行のことを聞いたのは、
この後、約二週間後のことである。

21世紀、緑のドン・キホーテが戦いを挑んでいるのは風車ではない。
戦うべきは、旧態依然の経済効率最優先の考え方、そしてそれが産み
出してきた技術やシステムだろう。その先端にあるのが、21世紀の
エネルギー問題の解決を、原子力発電に求める姿である。

日本では緑のドン・キホーテは多勢に無勢。この環境を変えて行くのは
まさに個人の一人一人だろう。ドイツにいても僕もその一人。

ドン・キホーテは諦めない。荒唐無稽の妄想に見えても、夢と希望を
胸に抱いている。21世紀の邪悪な巨人は風車ではない。それは他にいる。
見間違えないようにしよう。