30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

サトイモ(土垂、ヤツガシラ、タケノコイモ)-種イモの保存

2019-12-07 | サトイモ

脚の痛みからこの一年は登山を棒に振った。その以前から年を取るとともに山行の回数がしだいに減っていったのは自然の流れであった。本格的な登山は70歳ぐらいまでと漠然と思っていたのだが、想定通り現実となってきた。でもあきらめるにはまだまだ未練がある。

それだけに11月末の恒例の紅葉狩りの旅は久しぶりの遠出となり、やっぱり旅はいいもんだと心が浮き立った。日常を離れることは気分転換になる。老いたいまも一人でぶらぶらするのが性分に合う。あれだけ歩き回ったのだから仕方ないのだが、帰ってきてから1週間が過ぎているのに疲れがとれない。旅の疲れというより、連日パソコンに向かって旅の記録を書いたのが原因になっているのかもしれない。

帰京してすぐに菜園に霜が降りた。前触れもなく急に冬が到来した感じだ。あちこちであわててサトイモを掘り起こしているを見かける。

わが菜園のサトイモは10月上旬にすべて掘り出した。品種は土垂、タケノコイモ、ヤツガシラの3種。3月初めから芽出しを始めるから、通常栽培に比べて1カ月ほど早く収穫できる。

1カ月後の11月上旬には、食べる分は家に貯蔵し、種イモは畑に保存した。

食べる分のサトイモ
ヤツガシラとタケノコイモは収穫後すぐに土の中に埋めておく。1カ月もすると、茎葉が腐って、イモ本来の姿を現す。 昨年ほどではないがなかなかの出来である。家の物置にしまうのだが、その前にしっかり乾燥させないとすぐにカビが生えてくるから要注意だ。

 

種イモの保存
食べるのとは別に、来春に植えつける種イモを保存する。大事な作業である。収穫した中から傷んでいない子イモを選んで来春の種イモとする。多めに保存するのがいい。

保存のためには、来春まで冬を越すため防寒する必要がある。深さ3、40センチの穴を掘り、そこに種イモを置いて、土をかぶせ、雨が侵入しないようにブルーシートをかぶせておく。たいがいはこれで冬を越せるのだが、きびしい寒波の年は、寒害に遭って種イモが腐ってしまうことがある。この経験がいちどでもあると、防寒を慎重に丁寧に行うようになる。

いつもは土を山に盛る。だが、春になって土をよけて取り出すのがなかなか厄介だ。そこでこの冬は土の代わりに稲わらともみ殻を使うことにした。こちらのほうが保温があるのではないかと思ったからだ。

ちょっとした冒険である。これで失敗したら種イモはほとんど腐ってしまう。種イモを新たに入手しなければならない。その当てがあるのでやってみることにした。

穴の底に種イモを置いて、もみ殻と稲わらを交代に重ねて山盛りに。ブルーシートですっぽり覆うと完了だ。来年3月初めに種イモを取り出すのだが、この保存方法で吉と出るか凶と出るか。

 


      

気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2019紅葉の旅(4-2)ー... | トップ | 冬ネギの収穫ー石倉太ネギ、... »
最新の画像もっと見る

サトイモ」カテゴリの最新記事