30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

2020紅葉の山旅ー10月3日の栗駒山

2020-10-07 | 登山

2020年10月3日の栗駒山の紅葉。東栗駒から眺める紅葉が圧巻であった


山行日 2020年10月3日(土)日帰り
天気 くもり
山域 東北
メンバー 単独
コース&タイム(行きは東栗駒山コース、下山は中央コース
我孫子駅6:28=7:01上野駅7:22(はやぶさ101)=9:12くりこま高原駅(ミヤコーバス紅葉号、定時では9:20発だが多数の登山者のため混乱、出発は9:50となり30分の遅れ)=11:10いわかがみ平(バス到着10:30予定が40分の遅れ)-12:00新湯沢-12:30東栗駒山-13:10中央コースとの合流点-13:20栗駒山13:30-13:45天狗岩往復-13:55栗駒山-14:02東栗駒山分岐点-14:50いわかがみ平15:00=16:15くりこま高原駅16:57=18:56東京駅19:11=19:49我孫子駅


<わたくしの好きな山登り

(⇒2020紅葉の山旅への出発あれこれは4日付の前回記事を参照)

栗駒山は10月3日ごろから見ごろを迎えた。この日は土曜日。最も多い数の登山者が押し寄せたというが、確かに聞きしに勝る人出で混雑した。

栗駒山へ公共交通機関を利用して行くには2つの方法がある。ひとつはくりこま高原駅からいわかがみ平へ。もうひとつは一の関駅から須川温泉へ、いずれもバスがある。

前者は、紅葉シーズンの土日祝日限定でミヤコーバスが「紅葉号」を運行する。後者は毎日、岩手交通がバスを走らせる。

見ごろのタイミングを逃さないようネット情報を慎重に丹念に検討する。選択肢は3日(土)、4日(日)のいずれかしかない。しかしどちらも曇りマーク。3日のほうがいくらかよさそうだということで決定。

栗駒山は今度で3回目。過去2回とも須川温泉から登っている。今回はいわかがみ平から登ることにした。そうなると週末運行のミヤコーバスの「紅葉号」を利用することになる。

栗駒山の紅葉はだれもが注目している。紅葉の山の全国ランキング1位の人気の山だ。それっとばかりに大勢が押し寄せることは容易に予想できる。

ついニヤリとしてしまったのは、新幹線に乗り込んで、網棚のザックを目にしたときだ。あちこちにザックがある。すぐにこれは栗駒山登山だなと分かる。

くりこま高原駅に降り立った登山者はやはりかなりの数になった。バス乗り場から駅の構内にまで行列が延びる。まさに予想した通りになった。
紅葉シーズンは毎年こんな状況になるのだろう。ミヤコーバスにとっては慣れたものだろうから、つぎつぎとスムーズにさばくのだろうと思っていた。

ところがこれが大間違い。過去の経験知などまるでないかのような混乱ぶり。なかなかバスが来ないのである。やっと来たと思ったら、バスへ誘導することなくいつまでも待ちぼうけ。やっと乗り込んでも、いっこうに出発する気配がない。やきもきさせられた。運転手はじめ係員の行動を観察していると、バスの台数そのものが足りなく、かつ人手不足が原因のようにみえる。

ミヤコーバスは宮城交通の子会社とはいえグループの一員である。これ
だけの組織なのになんともお粗末だなとの印象しかない。これだけの人出があることは事前にわかっているのだから、もっとスムーズに対応できないのかとイライラさせられた。

定刻9:20発が30分遅れて出発は9:50。いわかがみ平到着は10時30分の予定が40分遅れてすでに11:10になっていた。

帰りのバスは15時である。定刻10時30分に到着していたのなら、行動時間は4時間30分ある。到着が40分遅れたために、15時の出発まで行動時間は3時間50分と短縮となる。

東栗駒コースを取り、下山は中央コースの予定だが、はたして3時間50分の間に戻ってこれるかと不安になる。

バスを下車するとき運転手に尋ねた。帰りの便を遅らせることはできないのかと。するといや30分ほど遅らせるという。帰りの便は最後は15時30分まで待つ。これは個人的に尋ねたからわかったもので、乗客全員にその旨の車内アナウンスによる周知はなかった。なぜ周知しないのか、これがわからない。

確かだろうなと念のため運転手の名前を聞いておいた。果たしてそうなるのか。その不安は下山するまで残った。

予定通り、東栗駒山へのコースを取り、下山は中央コースと決めた。ところがまた困った事態だ。登山道が行列でなかなか進まない。新湯沢の徒渉点まで30分のところが50分もかかってしまった。

ここで過去の経験が生きた。帰りのバスに間に合わないようなら、須川温泉に下山する手がある。須川温泉が16時35分発だから、かなり余裕のある行動ができる。そうと決めてしまえば、なるようになれである。それでも山を楽しむよりも、時間に追われるあわただしい山行となった。

そんな悩ましさを消してくれたのはやはり紅葉であった。見事であった。特に東栗駒山前後から眺める紅葉は圧巻であった。栗駒山の山肌を見事なまでに赤く染めている。この様は神の絨毯と例えられる。なんと大げさなと思う向きもあるだろうが、この鮮やかな赤を主体とした彩りを見ると、なるほど、そうとも見えるなと納得するだろう。


11:10いわかがみ平の登山口をスタート。東栗駒山コースに入る。すぐに渋滞に巻き込まれる。なかなか先にすすまない。待ち時間が多い。

12:00新湯沢。標準タイムは30から40分だが50分もかかってしまった。あせる。



12:15 新湯沢を過ぎるとすぐに景色が一変する。紅葉の世界に突入だ。実にいい。まだ黄色が多いが高度を上げるにつれてしだいに赤が多くなる。

いいね、いいねとこんな紅葉の世界が続く。

12:30東栗駒山。この前後の紅葉が素晴らしかった。 

東栗駒山から栗駒山を望む

 



13:10 中央コースとの合流点




13:20栗駒山山頂。これなら15時(実際は15時30分まで待つ)の帰りのバスに十分間に合う。

事前の情報によると、須川方面が見ごろだというから天狗岩まで足を延ばす。

あいにくのガスだが、かえっていい雰囲気だ

あまりゆっくりもできない。早々に栗駒山頂に戻り、13:55に下山開始。

こんどは中央コースの紅葉。ここも素晴らしい。東栗駒周辺も、須川方面の天狗岩周辺も、それにこの中央コースだっていい。どこに行っても見せ場がある。

14:50 いわかがみ平に到着。15:00発のバス(実際は積み残しがないよう15:30まで待つ)は、順次出ていく。帰りは順調だった。

帰りの車内では両脇の人と話がはずむ。わたくしと同じような感想だった。なぜ帰りのバスの出発を遅らせることを周知して説明しなかったのかと。かなり怒っていた。一人はコース変更して中央コースピストンにしたという。

いろいろあったが、紅葉が期待通りに素晴らしかったことがなによりだった。「愛宕の松・むすびまる」特別純米酒で祝杯をあげよう。


      
気まぐれ山旅リポート ようこそ!ビッグファームへ

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする