30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

新ショウガの収穫と種ショウガの保存

2016-10-29 | ショウガ

大量の根ショウガを収穫できた。扱いに困るほどだ

根ショウガをすべて掘り出して収穫した。来年に植えつける種ショウガも保存した。

ことしの根ショウガは豊作だった。大豊作といっていい。質量ともに最高となった。どうしてこうなったのかその原因がわからないのだが、種ショウガがよかったのか、気象条件がよかったのか、わたくしの腕がよかったのか、とにかく素直に喜びたい。

葉ショウガに続いて9月上旬からは新ショウガを毎日のように食べている。味噌をつけて酒のつまみに、それ以上に薬味としてわが家では毎日登場する。ショウガを食べない日はないくらいだ。

この春に植えつけた種ショウガは例年より多い。知り合いの農家からいただいたものだ。これで出来がいいのだから収穫だって半端な量ではない。食べきれないからちょくちょく近所に分けていたのだが、まだまだわんさとある。保存さえうまくいけば、この先不自由することがない量だ。

     春に植えつけた種ショウガは収穫時も原型をとどめている。これも食べられる

収穫すると、白い根ショウガの下に春に植えつけた茶色い種ショウガが付いてくる。これも食べられる。ジャガイモやサトイモの種イモは収穫時には縮んで原型を保っていないのだが、種ショウガは原型をとどめている。

さて問題はこれから。来年の種ショウガの保存である。この冬を越さないといけない。防寒のためサトイモの種イモと同じく土の中に深く穴を掘って保存する。サトイモの種イモの保存の防寒対策は割合と簡単で失敗はない。だが、種ショウガの保存には毎年失敗ばかりしている。保存温度が低いため寒さで腐ってしまう。

保存の温度と湿度を高めるためには、サトイモの種イモよりもさらに地中深く埋めないといけない。それは重々承知しているのだが、つい億劫がってサトイモと同じ深さで保存してしまう。失敗は承知の上である。

知り合いの農家はどうしているのか。さすがに違う。地下に横穴を掘ってそこに保存している。2人は入れるほどの広さで温度が一定している。ここで保存していたものをこの春分けてもらった。見るからに種ショウガとはいえ色つやが違った。ここまでできればなあと。

要は本気度が足りない。農家だって失敗するというのだから、家庭菜園で種ショウガの保存は無理だと決めているふしがある。種ショウガは農家からいただけるから無理しないでいいやと。前回の記事であれだけタマネギの自家苗にこだわっているのにだ。

前述のようにことしは豊作。種ショウガに回すのだって大量にある。このあたりで本気を出して保存してみようか。サトイモの種イモよりは深く掘って保存した。これでは足りない。そうだ盛り土を高くしよう。さらにブルーシートで覆う。本気といってもたかがこれだけのこと。結果は来春に出る。たぶん……。


2016年の読書

2016年10月の読書
・彼女に関する十二章(中島京子著・中央公論新社)
・漂うままに島に着き(内澤旬子著・朝日新聞出版)
・捨てる女(内澤旬子著・本の雑誌社)
・身体のいいなり(内澤旬子著・朝日新聞出版)

2016年9月の読書
・源氏物語巻5(蛍、常夏、篝火、野分、行幸)円地文子訳・新潮社
・源氏物語巻4(玉鬘、初音、胡蝶)円地文子訳・新潮社
・家康、江戸を建てる(門井慶喜著・祥伝社)
・捉まるまで(大岡昇平著・日本文学全集18池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)
・黒髪   (大岡昇平著・日本文学全集18池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)
・武蔵野夫人(大岡昇平著・日本文学全集18池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)
・ベルリン飛行指令(佐々木譲著・冒険の森へ13(飛翔への夢・集英社)

2016年8月の読書
・蓼喰う虫(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・海の見える理髪店(荻原浩著・集英社)
・零式戦闘機 (吉村昭著・新潮社)

2016年7月の読書
・源氏物語巻4(薄雲、槿、乙女)円地文子訳・新潮社
・源氏物語巻3(蓬生、関屋、絵合、松風)円地文子訳・新潮社
・真実の10メートル手前(米澤穂信著・東京創元社)
・天下人の茶(伊藤潤著・文藝春秋)

2016年6月の読書
・源氏物語巻3(須磨、明石、澪標)円地文子訳・新潮社
・ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(下)ダヴィド・ラーゲルクランツ・著ヘレンハルメ美穂・羽根 由訳
・ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(上)ダヴィド・ラーゲルクランツ著・ヘレンハルメ美穂・羽根 由訳
・定本 黒部の山賊 アルプスの怪(伊藤正一著・山と渓谷社)

2016年5月の読書
・源氏物語巻2(賢木、花散里)円地文子訳・新潮社
・新々訳源氏物語巻1(桐壺、帚木、空蝉、夕顔、若紫、葵)谷崎潤一郎全集第25巻・中央公論社
・おひとりさまの最期(上野千鶴子著・朝日新聞出版)

2016年4月の読書
・安土往還記(辻邦生著・池澤夏樹=個人編集 日本文学全集19河出書房新社)
・焼跡のイエス(石川淳著・池澤夏樹=個人編集 日本文学全集19河出書房新社)
・紫苑物語(上に同じ)
・諸国畸人伝より小林如泥、鈴木牧之(上に同じ)
・羊と鋼の森(宮下奈都著・文藝春秋)

2016年3月の読書
・王様とサーカス(米澤穂信著・東京創元社)
・武州公秘話(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・夢の浮橋(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・孤狼の血(柚月裕子著・KADOKAWA)
・盲目物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・小野篁妹に恋する事(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・蘆刈(谷崎潤一郎著・中央公論社)

2016年2月の読書
・乱菊物語(谷崎潤一郎著・中央公論社)
・長いお別れ(中島京子著・文藝春秋)
・重耳(下)(宮城谷昌光著・講談社)
・重耳(中)(宮城谷昌光著・講談社)

2016年1月の読書
・重耳(上)(宮城谷昌光著・講談社)
・消滅世界(村田沙耶香著・河出書房新社)
・つまをめとらば(青山文平著・文藝春秋)
・雨月物語(上田秋成著・円城搭訳・河出書房新社日本文学全集11)

⇒2015年、2014年、2013年、2012年の読書


 

        
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