30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

北八ツよたよた彷徨(2)

2013-08-12 | 登山

 

2日目(8月9日)の東天狗岳山頂。ここからは北に南にと八ツの展望が広がる。

←北八ツよたよた彷徨(1)


前置きが長くなった。ここからが山行記。
北八ツと南八ツを分けるのは夏沢峠かなと思う。そこで今回の北八ツ縦走コースは、赤岳鉱泉から硫黄岳に登り、そこから稜線を北上し、北八ツロープウエーまでとした。
コースはガイドブックに記載されているタイムで歩けたのだから、18キロの重荷で足の運びがよたよたのじいさんには上出来であった。意外と元気なのである。しかし2日目後半の中山峠あたりから、休憩時間が増えた。さすがに重荷がこたえてきた。以下が今回の山行の概要で、詳報を加える。

山行日 2013年8月8日(木)から8月10日(土) テント2泊3日
天気 8日晴れ、9日曇りのち晴れ、10日晴れ
山域 八ケ岳
メンバー 単独
コース&タイム
8月8日(木)我孫子駅=茅野駅10:25=11:02美濃戸口11:10-12:25北沢・南沢分岐-14:45赤岳鉱泉・キャンプ場(泊)
8月9日(金)赤岳鉱泉5:35-7:30硫黄岳7:50-8:28夏沢峠8:35-9:25根石山荘9:40-9:50根石山-10:25東天狗岳11:00-12:06中山峠12:25-13:00中山展望台13:30-14:33高見石小屋-14:42高見石-15:45青苔荘・白駒池キャンプ場(泊)
8月10日(土)白駒池キャンプ場6:22-7:00麦草峠-8:10茶臼山・茶臼山展望台8:30-9:10縞枯山9:30-10:00縞枯山荘-10:15北八ヶ岳ロープウエー11:00=北八ヶ岳ロープウエー・バス停11:35=12:35茅野駅=我孫子駅


山行詳報
1日目
コース&タイム
8月8日(木)我孫子駅=茅野駅10:25=11:02美濃戸口11:10-12:25北沢・南沢分岐-14:45赤岳鉱泉・キャンプ場(泊)
 

 赤岳鉱泉。後ろに赤岳から横岳の稜線が見える。ここのテント場は快適だ。
近くに水場、屋根のある炊事場がある。テントを張る平らな場所が少ないのが難点

梅雨が早く明けたわりにはその後の天気は不順だった。いつ夏山らしい天気になるのかと待っていた。やっと今週から太平洋高気圧が張り出してきた。さあこのときとばかりに家を出た。

初日の8日は美濃戸口から赤岳鉱泉まで。歩行時間は3時間ほど。初日だからゆっくり歩こうと自分言い聞かせても、せっかちだからつい先を急いでしまう。

茅野駅から諏訪バスで美
濃戸口へ。バスの中の登山者はこんなものかと少ない。やはりみなさんマイカーか。めずらしく登山計画書を提出。すぐに出発。まずはザックの重荷になれること。ザックの重量はいつもの通り18キロ。

 

山小屋「やまのこ村」のベンチで昼飯。昨夜にぎったおにぎり。わたしが作った梅干しが入っている。

北沢と南沢の分岐。赤岳鉱泉へは道なりに左へ。

なにを思ったのか、コンパクトカメラのセルフタイマー機能を使ってみることにした。これまでまったく使ったことはない。もっとまじめに歩けよと自分に突っ込みを入れながらも、路傍の岩の上にカメラを置き、ファインダーをのぞきながらもう少し上向きかなと下に小さな石を挟んで調整。うまく撮れた。はじめてにしては上出来だ。
まだザックの重さに体が慣れないでいる。正直なところ、この時点でははたして歩き通せるかなと不安であった。というよりここまできたら行くしかないのである。



北沢の清流を眺めながら歩く。

 八ツの稜線が見えるところまで来た。ということ赤岳鉱泉までもうすぐだ。



八ツらしい森が続く。

 

赤岳鉱泉に到着。2時間35分できた。コースタイム通りにきてしまった? 不安だといいながらやるじゃないか。
今日の天気はこんな感じ。やっぱり晴れは気分がいい。とくにテントだとそうだ。

すぐにテントを張る。一人1000円。小屋の隣りの斜面のため平たんな場所が少ない。あちこち“物色”した。いい場所を見つけた。ここのテント場は水場とトイレに近く、さらに水場の近くには食事ができるキャンパーのためのテーブルまである。一部は屋根付きだ。雨の日なんか、この中にテントを張ってしまうと快適だなと思ってしまう。たぶん禁止だろうな。行者小屋のテント場よりもこちらの方が快適だ。



赤岳鉱泉の標高は2215㍍。4時を過ぎると肌寒い。下界の暑さがうそのよう。肌寒いというより寒い。半袖の上に長袖を羽織り、さらにダウンベストを着た。

テント場からは、主峰の赤岳がみえる。来ましたよとあいさつ。



さらに、阿弥陀岳もちょこんと頭をもたげてこちらを見ている。


 
食事を済ませると、なにもすることはない。6時を過ぎて寝袋に入った。そのまえにストレッチだ。これは意識してたっぷり必ずやるようになった。ストレッチの効果は年を取るに従いわかるようになった。この数年はアップダウンが激しい山を歩くと脚の筋肉が攣る。夜中でも攣る。その痛さといったらない。丹念にストレッチをする。明日の2日目は長丁場になる。


*水場情報 夏山の縦走で水場の把握は重要だ。きょうのコース上の水場は、やまのこ村、赤岳山荘、美濃戸山荘、そして赤岳鉱泉の各小屋で得られる。スタート時に500㏄あれば問題ない。

⇒北八ツよたよた彷徨(3)に続く


   


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