30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

失敗ばかりの種ショウガの保存

2011-11-12 | ショウガ

雨上がりのけさは、ショウガを収穫してきた。11月中旬になると葉が黄色くなってくる。霜が降りる前に収穫しないでそのままにしておくと、しなびて腐敗してしまう。ショウガは低温にかなり弱い。

すべて掘り出した。かなり多い。掘り出して茎を切る。一番下には種ショウガが、その上には種ショウガから生まれた「新ショウガ」ができている。新ショウガは白くみずみずしく、見るからにさわやかな香りを感じる。種ショウガのほうはというと、これは新ショウガの生みの親だから、この半年間苦労してきたような色合いだ。ご苦労さまでした。この種ショウガは食べられる。ただ辛味が強い。

わが家ではショウガをかなり多く食べる。夏から初秋まではナスとキュウリの漬物が毎晩出る。その薬味としてショウガは絶対に欠かせない。この時期のショウガはスーパーで買う。スーパーのショウガは前年に収穫したものを保存しながら順次出荷しているものだ。わが菜園のものを使わえればいいのだが、前年の収穫したものを次の年まで保存することができないでいる。努力はしているのだが、いつも腐らせて失敗ばかりだ。

その代わりに、夏から初秋の時期は、わが菜園では「葉ショウガ」を楽しむことができる。これが飲んべえには絶好の酒のつまみになる。夏の暑いさなか、さわやかな香りとピリッとした辛さはビールには最高だ。ショウガを作っているのは実はこれが目的であるといっていい。いつもはこの葉ショウガで食べてしまうので、いまの時期に収穫できるのは少なくのだが、今年はだいぶ残っている。


きょうの収穫物の中から、できのいいのを探す。これかな。



土を落して素顔を見る。



さらに茎を取る。先端のちょっぴりピンク色したのは芽だ。

多くの量を収穫できた。食べきれないから保存する。保存するといっても、しばらくの間だけのことなので、トロ箱に土と一緒に入れて乾燥させないようにしておく。

さて問題はここからである。収穫した一部を来年の種ショウガとして保存したいのだ。何回も挑戦しているのだが失敗ばかりしている。種ショウガの保存は、サトイモの種イモと同じように土を深く掘って埋めておく。種ショウガは温度を保つため種イモよりも深く埋めなければならない。1メートルの深さが必要だというのだ。面倒だから、こんなもんでいいかといつも浅い穴で妥協して失敗してしまう。深さ1メートルの穴を掘るのは結構な労力だ。だから種ショウガは毎年買うことになる。

しかし、今年も失敗覚悟でやってみるか。その意欲はあるのだが・・・。


   


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