30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

2011紅葉ー三頭山から向山(1)

2011-11-06 | 登山

奥多摩・三頭山の北西側の巻道には、紅葉の絶景が待っていた。
圧巻だった。ブナの森の黄葉が延々と続く道だった。目がくらくらした



 


紅葉の絶景だった。興奮するばかりで言葉がなかった。それほどの紅葉シーンに出会ってしまった。そこは遠くの山ではない。よく出かける奥多摩だ。うーん、これほどの場所がまだ近くにあったんだな、としきりに感心してしまった。目がくらくらするほどの紅葉をみてしまったのが今回の山旅だ。

11月上旬ともなると、近くの山の稜線も落葉しきりで、紅葉をめでながらの登山はそろそろおしまいになる。今秋はどの山へ行こうか。紅葉がいい山の選択ほどむずかしいことはない。いろいろ検索を繰り返しながら悩んだ。もうこれにしようと決めたのが、三頭山から向山へ抜けるコースだ。三頭山はブナが多い。このコースもブナがすばらしいという。そうか、ブナの黄葉か、そうしよう。三頭山から向山への道は一部が不明瞭だ。昭文社の地図では破線になっている。静かなコースがいい。その道を歩むことにした。

黄葉の絶景を楽しめたのは、三頭山の北西側の巻道だ。ここは巻道だけあってずっと標高1300㍍前後の水平歩道が続く。足を踏み入れるとブナの黄葉がちょうど黄色から茶色へ変化しつつあった。その黄葉の森が延々と続く。圧巻だった。これほどまでに黄葉の森が広がっていようとは思っもみなかった。絶句した。ずばりコース設定が当たった。大当たりだった。今秋の山の紅葉はあまりいい話は聞かなかっただけにそれはそれは喜びは一入だった。

コースは、数馬から槇寄山へ登り、笹尾根を伝わって三頭山に至り、下山は三頭山北西部の巻道を経て向山から余沢に下りた。

今回のコース(電子地図)


山行日 2011年11月5日(土)
天気 晴れのちくもり
山域 奥多摩
メンバー 単独
コース&タイム
我孫子駅5:41=6:14上野駅6:20=6:25神田駅6:32=7:12立川駅7:23=7:57武蔵五日市駅8:22(西東京バス910円)=9:20温泉センター-9:25仲の平-10:35西原峠-10:37槇寄山10:45―11:45大沢山―12:00三頭山西峰12:35―12:52鶴峠分岐―13:43向山分岐―14:15向山14:50―15:20登山口―15:33余沢バス停15:55(西東京バス760円)=16:35奥多摩駅16:52(ホリデー快速)=19:27我孫子駅


写真が多いため2回に分けて山行報告する。前編は数馬から槇寄山へ登り、笹尾根を伝わって三頭山に至るまで。絶景の紅葉は後編で報告する。

今秋はどの山からも紅葉の便りはあまりいいものではない。11月に入ってすぐに、かみさんが丹沢を泊まりがけで縦走してきた。「紅葉はまったくだめだった」。今秋はそんな話ばかりだから、奥多摩もきっとだめなんだろうなと期待しないで出掛けた。

武蔵五日市の駅前の都民の森行きのバス停には長い列ができた。ほとんどが三頭山だろう。3台のバスが出た。それでも車内は混雑した。混雑するだろう都民の森からのコースは避けて、温泉センターで下車し、そこから西原峠への道を選んだ。バスから降りたのは私一人だから、これで静かに歩くことができる。

バスを下車したのが9時20分だ。頂上には正午に着きたいのだがコースタイムを見ればまず無理だ。とにかく急ぐことにした。

9:25 登山口の仲の平。温泉センターからすぐだ。
西原峠への道はなかなかいい。晩秋だというのにこの鮮やかさ。


さて、お目当ての紅葉である。期待できないなと思いながらも、こころの隅では期待している。
1000㍍あたりから紅葉の森になってきた。けっして悪くない。紅葉には人一倍うるさい私でもそう思うのだから、いい方だ。

実際に目で見ている紅葉は、この写真よりもずっと明るく、あざかやできれいだ。私自身は満足し「意外にいいんじゃないか。これだけ見られれば、ここで引き返してもいいかな」。そんな気分にさせてくれる紅葉の森が広がっていた。



 10:35 西原峠。数馬から一時間ちょっとできた。


10:37―10:45 槇寄山。西原峠とは目と鼻の先にある。
 

槇寄山から富士山が正面に見える。障害物がないので広がりのある風景だ。前景は権現山か。右手に三ツ峠山や黒岳が見える。



槇寄山からは笹尾根を登る。先を急いだ。がむしゃらに登る。1350㍍前後からブナが出てきた。黄色から茶色に変身しているところだ。落葉しないでいてくれた。







稜線を歩いているから木の間越しに富士が見えている。


11:45 大沢山。
槇寄山から一時間できた。急いで歩いたかいあって、三頭山へは12時過ぎには到着できそうだ。


すぐに避難小屋だ。休憩しないで先を急ぐ。


12:00 三頭山の西峰。てっきり到着は12時30分過ぎだと思っていたのだが、頑張って登ってきてしまった。やるもんだねと思いながらも、そんなに頑張っては体に悪いよと自分に言い聞かす。頂上は人、人、人で大混雑。この写真の山頂標識のあたりはそう多くはないのだが、周辺は大混雑。ほとんどが都民の森からのコースだからお手軽で子どももいれば老人もいる。

富士山はまだ雲に隠れことなく姿を見せてくれている。皆さん富士にカメラを向けている

前編の山行報告はここまで。

今回のコースは三頭山から向山に抜けるコース。この「向山」は今回初めて知った。三頭山の西側にある。奥多摩にはいやというほど通っているのに知らなかった。ネットで検索したら向山から三頭山のコースを歩く報告が多かった。そうしようと思ったのだが、私の住まいからは奥多摩駅からの小菅行きのバスにどうしても間に合わない。そこでコースを逆にしてみたらうまい具合に歩けることがわかった。

次は後編。いよいよ紅葉の絶景に突入だ。 


  


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