30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

これでもかと、具だくさんの野菜カレー

2011-08-09 | その他

かみさんはこの数日間、友だちと四国の山歩きに出掛けた。剣山と石鎚山だ。前者にはこれまで2回行っているのに、なぜにまたと問えば、お付き合いだという。剣山はいまキレンゲショウマが咲いている。宮尾登美子著「天涯の花」で”なんとなんと美しい”と表現された花だ。かみさんとは剣山~三嶺を縦走したとき、この花をすでに見ているから、今回は案内役を買って出たのだろう。

そんなわけで、またかといいながら留守番である。この夏はかみさんがしょっちゅう山に行っているから台所に立つ機会が多い。慣れない仕事だけに手間取ることが多く、やっとおかずができ、さあ食べようとすると、疲れきって食欲がなくなることがある。しかし、外食が大嫌いだから、面倒とはいえ、食べないと生きていけないから、おさんどんはやるしかないのである。

かつて単身赴任してひとり暮らしの食事づくりは経験している。2、3品作り置きのおかずがあれば楽だ。それに加えて、その場で酒のつまみを1,2品作ると、すぐに食卓の用意ができる。飲んべえだから、台所仕事の時間はできるだけ少なくして、すぐに晩酌をやりたいのである。

きのうは野菜カレーを作った。野菜だけは不自由しない。これでもかと手元の野菜を入れた。冷蔵庫にあるものを整理するためにカレーはいい。しかし、野菜カレーといいながら、使った材料は知れたもので、思いのほか少ない野菜で鍋いっぱいのカレーができてしまった。もっともっと野菜を使いたかったのに。

カレーを作るなんて私には久しぶりのことだ。30代前半のころは、「壇流クッキング」(中公文庫)を片手に、”本格的な”カレーを作っていた。ところが最近はカレーそのものを食べたいとはあまり思わなくなった。晩酌しながらのおかずでおなかがいっぱいになってしまい、それからさらにカレーを食べようという気持ちにはなれないからだ。

これでもかと自家製の野菜を入れて作ったカレー。考えようによっては贅沢このうえない。野菜のごった煮みたいなものだなと思いながら、これだけ野菜を入れたのだから、味はいいのだろうなとその味を想像しながら、ずっと台所に立って作っていた。野菜が煮くずれてきた。さあできたぞ。


 

         

 


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