K.テツのひとりごと

行動記録、趣味の話などを書いてゆきます

ベスト・オブ・ヴァルトビューネ・コンサート(無料映像)

2020年06月25日 | 音楽

6月20日(土)ベルリンフィルから「無料映像:ベスト・オブ・ヴァルトビューネ・コンサート」の案内がありました。

ベルリン時間6月27日(土)20時15分(日本時間6月28日3時15分)からヴァルトビューネ・コンサートの過去35年の特別回顧番組を放映するのです。このため土曜日恒例の「ザ・ベルリン・フィル・シリーズ」はありませんでした。

プログラムには「1984年以来、ベルリン・フィルはヴァルトビューネで野外公演を開催してきました。今年はコロナ禍により残念ながら中止となりましたが、ベルリン・フィルのメンバーが過去のヴァルトビューネ・コンサートを振り返りながらそのハイライトを無料配信にてお届けします。アメリカ、フランス、ロシア音楽などの多彩なプログラムを、現代を代表する指揮者とソリストの演奏でお楽しみください。」とあります。

ちなみにヴァルトビューネ(「森の劇場」の意)はベルリンシャルロッテンブルク地区の森の中にあります。

司会のペトラ・グーテ、ベルリンフィルの第1コンサートマスター 樫本大進、第二ヴァイオリン フィリップ・ボーネン、ホルン サラ・ウィリスの4名が過去35年のヴァルトビューネ・コンサートの思い出を和やかに語りあい、それに合わせてハイライト映像が映し出されます。最初はドゥダメルが指揮をした2008年の公演です。楽団員の服装もホワイトタイではなく、普通のネックタイですね。

     

①曲目:アルトゥーロ・マルケス作曲 ダンソン第2番 グスターボ・ドゥダメル(指揮) 

   

 

1984年6月13日の演奏会の時に大雨になったこと、1995年の「アメリカの夜」公演では21歳の時にポギーとベスを指揮したサイモン・ラトルがここでも指揮をしています。この音楽祭は2万人以上の観客が明るいうちから集まりはじめ、ピクニックをしたりして夕方から演奏会が始まるのです。

     

②曲目:レナード・バーンスタイン作曲 《キャンディード》序曲 サー・サイモン・ラトル(指揮)

  

 

2015年は映画音楽の年でした。いつもと違う楽器を使ったり、寸劇をしたり・・・。

③曲目:ジョン・ウィリアムズ作曲 映画《スター・ウォーズ》よりメイン・タイトル サー・サイモン・ラトル(指揮)

     

 

2018年、首席指揮者サイモン・ラトルのさよなら公演です。金管楽器奏者たちがカツラを被ったのも思い出です。

④曲目:エドワード・エルガー作曲 《威風堂々》第1番 サー・サイモン・ラトル(指揮)

     

 

1985年に指揮をしたバレンボイムは1998年にも指揮をしました。

⑤曲目:アストル・ピアソラ作曲 《アディオス・ノニーノ》 ダニエル・バレンボイム(指揮)

      

 

1986年に行われた3回目の公演の思い出映像です。

      

 

2010年の公演です。サッカーの準決勝でドイツチームがイギリスチームを4対1で破りました。

⑥曲目:ジャコモ・プッチーニ作曲 《ジャンニ・スキッキ》より〈私のお父さん〉 イオン・マリン(指揮), ルネ・フレミング(ソプラノ)

  

 

2006年の公演です。

⑦曲目:カミーユ・サン=サーンス作曲 序奏とロンド・カプリッチョーゾ ネーメ・ヤルヴィ(指揮), ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)

    

 

最悪だったのは2011年6月2日のコンサート、気温は12度と寒く、また雨が降り続き、楽器が濡れてしまい8月23日に同じ指揮者、演目で行うことにいたしました。

      

8月23日は暑かったが良い天気に恵まれました。

⑧曲目:ディミトリ・ショスタコーヴィチ作曲 ジャズ・オーケストラのための組曲第2番 リッカルド・シャイー(指揮)

   

 

翌年の2012年も雨、樫本大進がヴァイオリンソリストとしてデビューした公演です。母上も会場に居られたとか・・・、雨の中の演奏となりました。

⑨曲目:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー作曲 《憂鬱なセレナード》 アンドリス・ネルソンス(指揮)

    

  

 

2009年公演は蚊の来週に悩まされました。ピアノの鍵盤に蚊除けスプレーを・・・。

⑩曲目:セルゲイ・ラフマニノフ作曲 ピアノ協奏曲第3番ニ短調より第3楽章 サー・サイモン・ラトル(指揮), イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)

     

 

ヴァルトビューネ・コンサートにサッカーの試合はつきものです。ちょうどこの頃ワールドカップやヨーロッパカップが開催されるのです。

思い出深いのは1996年6月30日アバドの「イタリアンナイト」の時のこと、ヴェルディの演奏中に携帯ラジオを持ち込んだ観客たちが騒然・・・、ゴールが決まりドイツがヨーロッパチャンピオンになったのです。同じようなことは2010年公演の「愛の夜」の時にも起きました。

       

 

そしてアンコールです。ウィーンフィル ニューイヤーコンサートではラデッキー行進曲、そしてヴァルトビューネ・コンサートではウィーンの風なのです。

歴代指揮者のウィーンの風組織する場面が数珠つなぎに・・・。

⑪曲目:パウル・リンケ作曲 《ベルリンの風》

       

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