4月18日(日)20時(ベルリン時間 18日13時)から ベルリンフィルデジタルコンサートのライブ(録画中継)「メータがメシアンとブルックナーを指揮」がありました。
プログラムには「メシアンとブルックナー。生きた時代は異なれど、両者は卓越したオルガン奏者であり、その創作の原点にはカトリックの信仰がありました。ズービン・メータ指揮のコンサートでは、メシアンが世界大戦の犠牲者を追悼するために書いた《われ死者の復活を待ち望む》とブルックナーの交響曲第9番が取り上げられます。後者はブルックナーにとって交響曲作家としての集大成のみならず、この世からの告別の作品となりました」とあります。
開場前には 指揮者 ズービン・メータ氏の語りとブルックナー作曲 交響曲第9番の第2楽章のリハーサル風景が流れていました。
開演約10分前から ヴァイオリンのスタンリー・ドッズと指揮者ズービン・メータの対談(パート1)が流れました。内容は①曲目についてでした。
フランス第5共和制初代大統領シャルル・ド・ゴール政権下で文化相を務めたアンドレ・マルローの委嘱を受け、1964年に作曲された曲で弦楽器をオミットした木管、金管と金属打楽器のための音楽です(第一次、第二次の両大戦で戦没した死者のためにかかれた)。
いよいよ開演です。今回は無聴衆公演、指揮はズービン・メータです。
①曲目:オリヴィエ・メシアン作曲 管弦楽と打楽器のための《われ死者の復活を待ち望む》
休憩時間に ヴァイオリンのスタンリー・ドッズと指揮者ズービン・メータの対談(パート2)が流れました。内容はメーターの経歴と②曲目についてでした。
②曲目:アントン・ブルックナー作曲 交響曲第9番ニ短調
この交響曲の定石どおり全部で4楽章の構成で作曲される予定でしたが、完成されたのは第3楽章までで、第4楽章はブルックナーの死去によって未完成のまま終っています。