昨日に続き、職人芸の話です。
阪急塚口駅のすぐそばにある「嘉指時計店」からDunhillの腕時計が返ってきました。数年前、龍頭が割れてしまいまた電池切れになったので、デパートの時計部門に持ち込んだところ、Dunhillは時計部門から撤退してはいるだがDunhillのブティックに持ち込む必要があるとのこと。日常はソーラー電波腕時計使っているためそれ以降Dunhillはお蔵入りとしていました。
先日、ベルトを止める部品が無くなり、ベルトが切れてしまったソーラー電波腕時計の修理してもらうため、嘉指時計店に持ち込みました。そのときDunhillの時計も持っていったところ「龍頭の破損とともに軸がすり切れそうになっている。また新しい電池を入れても動かないことから内部にさびが入り機械部分も相当痛んでいる。この時計の機械部分は??(聞き取れず)で作っていたので、まだ部品があれば龍頭と機械部分を取り替えた方が良い」といわれ預かってもらいました。後日電話で「まだ龍頭、機械部分は有った。ゴムパッキングも合わせて取り替えできる」と話があり、修理の注文をしていたのです。
返ってきた時計と、取り替えた龍頭、機械部分、ゴムパッキンです。なお龍頭の軸をカバーしているパイプは自作していただいたとのこと。まさに職人さんの至芸ですね。
龍頭軸はすり切れそうになっており、また錆が機械部分にも達しています。