ティラーソン米国務長官は4月9日、米国によるシリア攻撃について、北朝鮮を含む諸国への警告だとし、危険をもたらすようなら「対抗措置をとる可能性が高い」という米国の姿勢を示すものだとの認識を示した。
また、北朝鮮を巡り、核開発に対処する行動が必要との考えで中国も一致していると述べた。
ティラーソン長官はABCの番組で、シリア攻撃は北朝鮮に対するメッセージかとの質問に対し、「国際的な規範や合意に違反したり、約束を守らなかったり、他者を脅かしたりすれば、いずれ対抗措置がとられる可能性が高い」という、全ての国に対するメッセージだと答えた。
その上で、「北朝鮮に関しては、朝鮮半島の非核化を目指す立場を非常に明確にしてきた」と述べた。
これとは別に、CBSのインタビューでは「状況が深刻化し、行動が必要な段階に達したことを、中国の習近平国家主席は明確に理解しており、同意していると思う」と語った。
マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)はフォックス・ニュースで、北朝鮮のミサイルによる「脅威」を排除する選択肢を近く精査すると明らかにした。
原子力空母カール・ビンソンを中心とする米空母打撃群をシンガポールから朝鮮半島に向かわせる措置については「そうすることが賢明だ」との見方を示した。
その上で「北朝鮮は核能力を持ったならず者政権であり、習主席とトランプ大統領は容認できないとの立場で一致した。 また、朝鮮半島の非核化を実現しなければならないとの考えで合意した」と述べた。
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