韓国で2014年4月、304人が死亡・行方不明になった旅客船セウォル号沈没事故の当日、多数の乗客が行方不明だとの報告が韓国大統領府に入っていたにもかかわらず、朴大統領が美容師を呼んで髪をセットしていたことが12月6日分かった。
大統領府が認めたと複数の韓国メディアが報じた。
朴氏は当日の行動が約7時間にわたって明らかにされていない。
世論の反発拡大は必至で、12月9日に国会で予定される弾劾訴追案の採決にも影響しそうだ。
セウォル号は2014年4月16日午前10時すぎにほぼ水没。
大統領府は同11時20分ごろには「315人が行方不明」との連絡を受けていだ・
朴氏は午後5時すぎに対策本部に現れ「(乗客が)救命胴衣を着けているのに発見が難しいのか?」と質問。
状況を把握していないとの見方が広がった。
韓国紙ハンギョレ(電子版)は、関係者の話として美容師が同日午後、約1時間半かけて朴氏の髪のセットをしたと報じた。
一方SBSテレビは直接作業に関わった美容師が「非常時だったのでわざと髪を乱れたようにした」と話したと報じた。
大統領府は、セットは午後3時20分以降に行われ、20分しかかかっていないと主張している。
野党は朴氏が当日、美容施術を受けた疑いがあると追及している。
大統領府は朴氏が当日、住居のある建物内の執務室で勤務し、訪問者はいないとしていた。
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