部下の成長を実感する管理職は5年前に比べ減った。
民間会社の調査で、人材育成に関する管理職の意識が変化していることが8月14日分かった。
社内のコミュニケーション不足が要因とみられる。
コロナ禍でテレワークを導入する企業が増える中、より積極的なやりとりを心掛ける必要がありそうだ。
2019年12月~2020年3月、人材育成事業を手掛ける「ラーニングエージェンシー」が、自社の研修を受けた管理職の男女1070人に調査した。
回答者の8割以上を男性が占める。
管理職としての悩み(複数回答)は「部下の育成」が50・5%に上り、2014年に行った同様の調査から約10ポイント上昇した。
部下の成長を感じているかという質問に「成長している」との答えは60・8で前回から減少。
「成長していない」は31・0%に増加した。
部下との月間のコミュニケーション時間は「2~5時間程度」が41・3%で最多。
「1時間程度まで」(24・4%)が続いた。
成長を実感する管理職の方が時間が長い傾向がある。
同社の担当者は「コミュニケーションに充てる時間はあまり変わっていない」とした上で「労働時間削減などの動きにより、職場で余裕のある会話が減っている。 テレワークが広がる中、積極的に対話の場を設ける必要がある」と話した。
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