切り絵

浮世絵を切り絵に

広重 富士三十六景 甲斐大月の原

2018年09月21日 | Weblog

甲斐大月の原

広重が北斎の「冨嶽三十六景」に対抗して描いたと言われる「冨士三十六景」のうち、甲州街道大月から桂賀沿いに富士吉田に向かった辺り、大月ヶ原の眺めを描いた一枚。低い視点から秋草越しに富士を望む構図が、草むらに座り込んで景色を眺めているような印象を与えます。ススキ、桔梗、女郎花、野菊など、秋の草花をふんだんに描いた情景は、秋の詩情に満ちている。

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