年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

『Mrs.Dada』 スタイリッシュなお店でいただくカレーは芸術的な美しさであります

2020-12-16 20:54:01 | 関東
PC164016.JPG

ちょっとした銀行仕事で銀座一丁目
書類を提出するだけなのに、そこに押された印鑑の確認が必要とかで都合30分ほど待たされて…
お腹が空いたので近くでお昼をいただくことにしようと『ミセス・ダダ』を選びます



PC163973.JPG

PC164020.JPG
昭和通りから銀座柳通りへと入ってほどないビルの地下
時勢柄テイクアウトのお弁当を通りに面するエントランス部分で販売されていたことから迷うことなくお邪魔することができたのですが、階段を下りながらのほんとにここで間違ってないのかと不安になるほどであります
店内は大きくゆったりとしたカウンター席と、奥には壁に向かう小さなめなカウンター席、そして2名掛けのテーブルがふたつ置かれるだけと20席ほどではあるのですが、夜にはバーとして営業されるのではないかと思えるほどにおしゃれな空間でありまして…
入店時にはおふたり組の男性客だけだったのですが、あっという間に女性を中心としたお客さまで満席近くになっていたのであります


PC163981.JPG

PC164010.JPG

PC164019.JPG
店内に漂う香りから欧風カレーを提供するお店ではなさそうだとシュリンプカレーをチョイスしますと、ココナッツ系かトマト系が選べるそうで…
やはりそうであったかと胸を撫で下ろしながら、スタッフおすすめのココナッツ系をお願いいたします

先ずはプラス120円でいただけるというサラダから
レタスや水菜に加えてひよこ豆やかぼちゃのサラダも添えられていまして…
醤油ベースのさっぱりとしたドレッシングでいただいたのですが、満足度の高いものでありました

ほどなく提供された「シュリンプカレー」
究極の卵料理とも称される“ウフマヨ”と“フライドフィッシュ”のトッピングをお願いしたのですが、その盛り付けの美しさは女性のセンスなのでありましょう
半熟に茹でられた玉子からとろけでる黄身とマヨネーズソースが合わさることでの濃くある味わいと、サクッ揚がった衣の舌ざわりとホックホクで熱々のフライドフィッシュの相性もバッチリでありました
でメインとなるシュリンプカレーも嫌味がないほどのココナッツの香りがターメリックの風味を邪魔することなくいただけまして…
海老の貧相さはご愛嬌ってことにいたしましょう



【Mrs.Dada】
東京都中央区銀座1-14-10 松楠ビル B1F
03-6875-2753



『魚粋亭』 素材のおいしさだけでなく、その旨みを引き出す丁寧な仕事とセンスが窺える良店でありました

2020-12-15 20:37:39 | 関東
PC153942.JPG

秘境にあるお寿司屋さんを探して歩く「帰れマンデー見っけ隊」って番組で紹介された『魚粋亭』
これまでにも興味を持ったお店はたくさんあったのですが、秘境というだけあって簡単に行ける所ではないことから諦めざるを得なかったのですが…
こちらはJR青梅線小作駅前だとことですから都心から90分も掛からずお邪魔できるのであります



PC153907.JPG

PC153920.JPG
開店時間である12:00に合わせるように移動したのですが、踏切内に人が立ち入ったとのことで10分弱の運転見合わせがあって到着が遅れてしまったこともあり30席ほどの客席は予約席を含め全て埋まっていたのであります
先客の多くがご婦人方であることからラストオーダーとなる13:30までに席が空く可能性は低いであろうと思いながらも待たせていただくことにしたのですがやはり席が空いたとの連絡が入ることはなく…
とは言えせっかくここまで来たのだからと夜の部の予約を取ろうとお店に戻ってみますと、ちょうどそのタイミングでお店を出ようとするお客さまがいらっしゃいましたので、ギリギリ5分前にカウンター席をいただくことができたのであります


PC153918.JPG

PC153923.JPG

PC153927.JPG
何がそこまでさせたのかと言いますと、番組で紹介されていた、塩すだちでいただく“大間のマグロ”があまりにもおいしそうだったからでありまして…
大間のマグロは他でもいただくことができますし、塩すだちではありませんが、白身のネタをレモン塩で提供するお店も少なくないのですが、大トロをお塩でいただけるところとなると思い当たるお店がないのであります

ということでそんなマグロがいただける「粋」をお願いすることにしたのですが、お寿司だけでなくサラダや天ぷらもいただけるとのことで…
天ぷらは大皿に盛られたお野菜から2種と、ヒラメ、ブリ、サワラの3種から選んだ好みのお魚を揚げてくれるのだそうで、ワタシは蓮根 さつまいも ヒラメをお願いします
サラダをいただいている間に揚げられた天ぷらはサクッとした衣に覆われていて、お願いしたさつまいもは想像以上に厚くカットされていることから、ホクッとしてた食感と甘みをおいしくいただくことができました


PC153928.JPG

PC153932.JPG
驚くことにスプーンに乗せられたシャリ玉がひとつ提供されたのですが、それはこだわりで仕入れている“宮城県産のササニシキ”と寿司酢の味わいをストレートに味わっていただきたからであるとのことでして…
ひと粒一粒がしっかりとした艶々とした美しさと、ほど良い硬さに炊きあげられたお米の甘み
そしてその甘みを引き立てるような寿司酢のほんのりとした甘酢のおいしさを感じることができました

続いてもこだわりの逸品だということで「千葉県産の炙り金目鯛」が一貫にぎられます
「お醤油でもおいしくいただけますが、もしお嫌いでなければレモンを絞って…」とのサジェスチョンに従いいただきますと…
ほど良く脂がのっていることでの甘みと、炙ったことでの芳ばしさ、そして高知産だというレモンの酸味と甘みが上手く一体化した味わいを楽しむことができました


PC153943.JPG
そして、目的とした大間産まぐろの大トロをメインに鯛、アオリイカ、車海老、赤貝の5貫
すだちでなかったことが残念ではありますが、大トロをレモン塩でいただきますと…
お塩が大トロの甘みを引き出してくれていますし、レモンの爽やかさもあって、とろけるほどの大トロの脂をよりおいしくいただくことができました
鯛やイカもレモン塩でいただき、車海老と赤貝はお醤油でと味の変化を楽しむこともできたのですが、中でも赤貝の大きさと歯ごたえの良さは屈指のものでありました


PC153958.JPG
続いては赤身と氷見の寒ブリ、いくら、ウニ、卵、穴子と6貫、さらにいなりずしまでもが提供されまして…
醤油炙りだというブリのおいしさに感動しながらも、ウニの盛の良さや甘みにも驚かされますし…
軟らかく煮こまれた穴子のとろけるような食感もみごとなものと、素材の良し悪しだけでなく、一つひとつにそのおいしさを引き出すような丁寧な仕事がされていることに頭が下がります


PC153961.JPG
デザートとして提供されたミカンをいただきながら大将との雑談も楽しく…
フラっとお寿司でもと来れるところではありませんが、またお邪魔させていただきたいお店でありました



【魚粋亭】
東京都羽村市小作台3-22-2
042-555-7460




『ビーフン東』 11年ぶりにいただいた「ちまき」の変わることないモチモチ感に大満足

2020-12-14 22:34:54 | 関東
PC143885.JPG

先日、何かのテレビ番組で新橋駅近くでお肉料理がいただけるお店はどこかを投票する企画があってまして…
対象となっていた『BEEF KITCHEN STAND』『博多もつ鍋 がんこ』『立呑み とんかつ まるや』の3店は全て新橋駅前ビルにあるお店であったことから、同じビルに入る『ビーフン東』へ久しくお邪魔してないことを思い出したのであります



PC143873.JPG

PC143877.JPG
それで今日、汐留へ出かけたついでにお邪魔させていただくことにいたします
時間はお昼に営業を終えるであろう13:30近く
地下道を早足で歩きギリギリ間に合ったとホッと胸を撫で下ろしたのですが、こちらのラストオーダーは13:45だとのことでそれほど急がなくても間に合ったようですね


PC143886.JPG
お昼に提供されるお料理はビーフン3種とちまき1種のみでありまして…
食べきれないかもしれないとの不安を感じながらも「五目ビーフン」に「ちまき」を添えていただくことにいたします

焼ビーフンとスープビーフンの何れかを選ぶことができるとのことでチョイスしたのは焼ビーフンなのですが…
こちらの焼ビーフンは茹でられたビーフンに茹でた野菜と豚肉がトッピングされたシンプルなもので、それに卓上に置かれたニンニク醤油を好みで垂らしていただくことで良い風味を味わうことができるのであります


PC143888.JPG

PC143892.JPG
ビーフンが看板料理なのでありましょうが、私的には平均的なおにぎりの2倍ほどの大きさがあるちまきのほうがおすすめでありまして…
10mm角ほどのチャーシューがゴロゴロと入っていることやモチモチとした歯ごたえを今日も楽しくいただきました



【ビーフン東】
東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館 2F
03-3571-6078



『代官山 炭火焼肉 猿楽』 2020.06.10 OPEN プリッとしたホルモンの甘みとご飯との相性抜群な味噌ダレがおいしい丼でありました

2020-12-13 22:10:50 | 関東
PC133862.JPG

軽くカフェ飯でもいただこうかと豊洲へと出掛け…
ロイヤルガーデンカフェが提供する「SANDWICH LUNCH」をいただこうかと思ったのですが、店頭にあるメニュー版を見るとフォカッチャサンドであるとのことですし…
アロハテーブルへとお邪魔し「ハワイアンローカルコブサラダ」をいただこうとしたのですが、添えようと思っていたパンの提供がないとのことでこちらも断念



PC133834.JPG

PC133840.JPG
気になりながらもランチメニューには焼かずにいただけるお料理がないと思っていたことからお邪魔することがなかった『猿楽』のメニューをじっくりと見ていますと、メニューボードの一番下に小さく「猿楽ホルモン丼」とあるではないですか
ならばそれをいただきましょうとお邪魔してみますと…
とても焼肉屋さんであるとは思えないターコイズブルーのソファーやピンクのチェアーが置かれるカフェのような設えでありました


PC133858.JPG
野菜も添えなきゃなと思っていたのですが、メニューにミニサラダがついているとありましたので注文することなくいたのですが…
提供されたお盆にはサラダでなくキムチであったことから「チョレギサラダ」を追加させていただきます
思っていたごま塩的なドレッシングでなかったことが期待外れではありましたが、他たっぷりなお野菜をいただくことができ満足であります


PC133867.JPG
そしてメインである「猿楽ホルモン丼」
炭火焼肉とはありますが、もともとホルモンを得意とするお店であるようで、プリッとした脂の食感や甘み、そしてコリコリとした歯ごたえと満足なものであるだけでなく、芳ばしい焦げ目がついた味噌ダレはホルモンだけでなくご飯との相性も抜群でありまして…
ボリュームも満足でありますし、これが1,000円ほどでいただくことができるとはありがたいことであります



【代官山 炭火焼肉 猿楽】
東京都江東区豊洲2-2-1 アーバンドックららぽーと豊洲3 1F
03-5859-0572



『うみまち酒場 さかなさま』2020.09.14 OPEN 酒場というよりもダイニング的な居心地の良さを感じるお店でありました

2020-12-12 21:10:13 | 関東
PC123806.JPG

2015年、国家戦略特区に認定された竹芝
そこに今年9月に開業したのがレストランゾーンを持つビジネスタワーとレジデンスタワーで構成される『東京ポートシティ竹芝』でありまして…
開業時には多くのメディアが紹介をしていたのでありますが、あまり魅力的なレストランが入っていないと視察することもなくいたのであります
しかし羽田空港からモノレールで浜松町へと移動した今日、折角なのでと立ち寄ってみたのですがJR浜松町駅から竹芝埠頭までがポートデッキにより繋がったことで移動が便利になっていますね



PC123816.JPG

PC123800.JPG
飲食店フロアには“みなと横丁”と名付けられたエリアにある『龍記』って餃子酒場に興味があったのですが…
残念なことにお昼の時間には数ある餃子メニューを楽しむことができないようでしたのでしたので『さかなさま』ってお店へお邪魔させていただくことにいたします
こちらは100席を超えそうな客席がゆったりとレイアウトされた広々としたお店でありますし…
窓からの陽射しもあって心地よく過ごせる空間であります


PC123810.JPG

PC123812.JPG
そんなお店でいただいた「鯛とブリの2色丼」にはサラダや小鉢までもが添えられていて良い感じであります
ほど良い厚みの切り身は歯ごたえを感じることができますし、わさびのツーンとくる辛みや香りもあっておいしくいただけましたし…
残り半分をお茶漬けとしていただいたのですが、これまた出汁の香りや旨みがしっかりとしていることから一つで二度のおいしさを楽しませていただくことができました



しかし、まだ不慣れということもあったのでしょうか
目の前のお客さまが席を立ったとき、そのお客さまへ感謝の気持ちを伝える「ありがとうございました」との言葉はなく…
大きな声で「お客さま、お帰りで~す」とマニュアル的な言葉が出ていたことが残念でなりません



【うみまち酒場 さかなさま】
東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝 2F
050-5268-9855


『中華料理 蔦福』 とってもリーズナブルに提供していただける小さな中華料理店

2020-12-11 22:03:11 | 中国
PC113772.JPG

岡山出張2日目の夜
有名ホテル出身だというオーナーのお店『蔦福』へとお邪魔させていただくことにいたします



PC113761.JPG

PC113764.JPG
土地勘がある地元の方と一緒でしたので迷うことなくたどり着くことができましたが、岡山駅前の繁華街からは少し外れた場所にあるテナントビルの2階となかなか目立ちづらいお店であります
エレベーターで上った2階のフロアは薄暗さを感じるのですが、お店の前に取り付けられた大きな提灯をスポットの明かりが照らしていますね
店内は奥に個室がふた部屋と、テーブル席が4卓、そしてカウンター席と30席ほどですから、オーナーシェフひとりで調理をするには程よい規模でありますね


PC113773.JPG
いくつかのお料理を一度に注文したのが拙かったのか、最初に提供されたのは「蔦福麻婆豆腐」
お店の名前を冠にしていることからイチオシの逸品であるようで…
麻辣の辛みよりも、牛ホルモンを使っていることでの甘みを感じるものでありました


PC113777.JPG
続いて提供されたお料理は「五目炒飯」
意図しているのかそうでないのかわからないのですが、思っているチャーハンとは異なり“おじや”に近い仕上がりなのであります
しかし、提供されるお値段からは想像もできないほどにかに身が使われていまして、その旨みもあっておいしくいただくことができました


PC113780.JPG
ようやく前菜としていただくつもりでお願いしたお料理のひとつ「じゃが芋の細切り炒め」が運ばれます
シャキッとした歯ざわりとじゃがいもの甘み、それを引き締めるように振られた黒胡椒がアクセントになっていますね


PC113786.JPG
四川の名物である「水煮牛肉」
激辛な一品を想像していたのですが…
オイスターソースの甘みが勝っていることから、辛いものがあまり得意でない方にも召し上がっていただけるようにアレンジされているのでしょうね


PC113798.JPG
そして…
あまりにも提供されないこのですから注文が漏れていたのではないかと確認したところ、ほど無く提供された「雲白肉」
前菜でいただくつもりだったお料理がまさか最後になっただけでなく、そのビジュアルも想像とは全く異なったものでありまして…
四川ソースがかけられているとありますが、その辛さを感じる事はなく、おいしい豚チャーシューをいただいているかのようでありました



どのお料理も調味にセンスを感じるものの、創作感が強いお料理でありまして…
驚くほどリーズナブルであることはうれしいのですが、本物の中華料理をいただきたいときには避けた方が良いかも知れませんね



【中華料理 蔦福】
岡山県岡山市北区柳町2-1-7 ラポールビル 2F
086-238-4200



『とりそば太田』 琥珀色に輝く鶏清湯とコシが強い中細のストレート麺の相性が良いとりそばがいただけます

2020-12-10 21:52:59 | 中国
PC103723.JPG

岡山での仕事を終え…
常宿へチェックインしホテル近くのお店を探していますと、なんとなんと2021年版ミシュランガイドに選出されたラーメン店があるではないですか
それもコテコテ濃厚系ではなく、さっぱりとしたスープがいただけそうな“とりそば”
これは伺わないという選択肢はないと、さっそく出かけます



PC103707.JPG

PC103711.JPG
歩いて5分ほど
城下筋に面するカウンター席だけの小さなお店でありまして…
先客がいないことを不思議に思ったのですが、通常20:00までの営業をコロナ禍にあることから19:00までに短縮されているとのことで閉店準備をされているタイミングだったようであります
そんなギリギリの時間に伺ったにもかかわらず、感じが良い笑顔で迎えてくれた女性スタッフに感謝でありますし、綺麗に整頓されたカウンターに好感が持てますね


PC103720.JPG

PC103727.JPG
“とりそば”には醤油味と塩味があって…
それぞれに“玉そば”“ねぎそば”“全部のせ”と用意されたメニューから選んだのは「塩ねぎそば」
白髪ネギに加えて、たっぷりな青ネギと鶏チャーシューとゆで卵が乗せられます

スープは鶏清湯
琥珀色に輝く透き通ったスープでありながらもしっかりとした旨みを感じることができるスープにコシの強さを感じるストレートの中細麺
このふたつのこだわりが見事に調和された一杯に仕上がっていますね



関東でいただくねぎラーメンといえば白髪ネギですが、岡山では青ネギを乗せられるお店が多いのも地域性があって面白いですね



【元祖岡山とりそば太田】
岡山県岡山市北区表町1-7-24
086-236-0310




『GODIVA café Tokyo』 2020.11.26 OPEN チョコレートブランドの"GODIVA"が日本初となるカフェを東京駅グランルーフフロントにオープン

2020-12-09 21:45:14 | 関東
PC093679.JPG

お昼にいただいたお料理があまりにも残念なものであったことから完食することなく…
ちょっと物足りない感じでもありましたので、先月末にオープンした『ゴディバ カフェ』を覗いてみることにいたします



PC093686.JPG

PC093684.JPG

PC093682.JPG
カフェの出店は国内初だとのことで大々的なレセプションも行われたようですが、最近のコロナ報道による影響か、待つことなくすんなりと席をいただくことができたのであります
しかも、その席は150年近い歴史を持つデンマークのデザイナーズ家具メーカー〝FRITZ HANSEN〟のソファーであるとのことで…
一脚うん十万円はするであろうソファーは座り心地が抜群であることから、ついつい長居してしまいそうであります


PC093673.JPG
何かGODIVAらしいドリンクでもと思いましたが、少しお腹に足しておきたいと「マーブルちぎりパン」をいただきます
このパンには“チョコ”と“ホワイトチョコ&ストロベリー”の2種が用意されていまして…
どちらにしようかと迷いましたが無難に“チョコ”を選び、ブレンドコーヒーを添えることにいたします
それらに特記するようなことはありませんが、個人的には紙コップではなくおしゃれな焼物のカップでコーヒーがいただけたりするとここで過ごす時間がより心豊かなものになりそうですね



【GODIVA café Tokyo】
東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅 B1F グランルーフ フロント内
03-6810-0750



『BEER HOUSE MORIU 森卯』 おいしさよりも価格重視 チェーン店はこれで良いのかも知れませんね

2020-12-09 21:34:25 | 関東
PC093636.JPG

久しぶりに東京駅構内にある〝Kitchen Street〟を覗いてみますと、『YAESU海老バル』や『どうとんぼり神座』と新しいお店がオープンしてはいるものの、未だに閉店したままになっている区画もあって…
ちょっと寂寥感がありますね



PC093617.JPG

PC093625.JPG
エスカレーターで2階へと上った東京グルメゾンは昨年6月にオープンしたばかりということもあってか、閉店しているお店はないようで…
100席を超えるであろう大箱がお客さまで埋められていた『ビアハウス森卯』でお昼をいただくことにいたします
元気な声で迎えてくれるのですが、残念なことにその言葉に心を感じることはなく…
遠く離れたところにいるワタシに「こちらのお席へどうぞ」と声をかけてくださったのですが、その近くに行った時にはその方の姿は見えず、どこに座って良いのかと迷うありさまでありました


PC093621.JPG

PC093642.JPG

PC093645.JPG
店頭に大きく"サーロインステーキ"であるとか"ハンバーガー トッピング無料"などとありましたが、そのお値段でいただくサーロインだとおいしさに期待はできないであろうと、和風の漬け魚・海老フライ・グラタンの欲張りランチとある「シーフードスペシャル」をいただくことにいたします

見た目から濃そうに見えたスープは煮詰まっていたのでありましょう
かなり塩っぱさがあってひと口で諦めグラタンへ
こちらには鱈のように思える白身魚が入っていたのですが、それが解凍を誤ったような水っぽっさがあって…
テンションが下りめでいただいた鮭でありますが、こちらは焼きすぎることもなくしっとりとした舌ざわりでありますし、ほのかに漬けの香りもあっておいしくいただくことができました

そして海老フライ
こちらは想像通りに業務用の冷凍ものでありますが、尻尾の大きさと身体の大きさにバランスが取れていないことからもわかるようにほとんど衣をただいているように思えるものでありました



1,000円というお値段でこれだけの品数を提供していただいているのですから致し方ないことなのでしょうが、ちょっと残念なお昼となりました



【BEER HOUSE MORIU 森卯】
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 2F 東京グルメゾン内
03-3211-1967



『銀座 翔』 2020.09.10 OPEN 12席ほどの小さなお店ですが丁寧な仕事でもてなしていただけます

2020-12-08 21:58:09 | 関東
PC083606.JPG

〝夜の街〟との印象が色濃い銀座7丁目から8丁目なのでありますが、お値打ちにおいしいランチを提供してくださるお店が隠れていて…
それを探し出すことも楽しみであったりもするのですが、今日お邪魔するのはInstagramの友達がアップしていたことで知ったお店であります



PC083593.JPG

PC083598.JPG

PC083602.JPG
1935年創業の老舗『ぎんざ 寿し幸』や1940年創業の『BAR SUPERIOR』などが入る東幸ビルの地下に3カ月ほど前にオープンした『銀座 翔』
ビルの袖看板には店名が入っているものの、入り口には小さなメニューボードが置かれているだけでありますし、階段を下りた先は会員制ではないかと思えるような扉で閉ざされていまして…
ここは自分では開拓できなかったお店だとInstagramに感謝であります


PC083610.JPG
いただいたお料理は夜のコースでも提供される「鮭いくら雲丹の蒸籠定食」
海鮮丼も良いけど、寒くなってきたらこういったお料理がありがたいんだよな程度にしか思っていなかったのですが…
提供された蒸籠をひと口いただいてびっくり
鰹出汁で炊いたというご飯が言葉では言い表せないほどにおいしくておいしくて
雲丹はそのままいただいても良いのでしょうが、ご飯と混ぜるようにいただくとその甘みと香りが加わることで一層おいしくいただくことができたのであります



添えられた小鉢も素晴らしくおいしいものでしたし、厨房を覗くと夜の仕込みをされているのでありましょう
丁寧な仕事ぶりを見ていますと、お昼だけでなく夜にもお邪魔してみたくなりました



【銀座 翔】
東京都中央区銀座7-7-14 東幸ビル B1F
03-3573-5260



『八丁堀 朋』 1個に2~3粒ほどの牡蠣がまとめられた大きなカキフライをいただきます

2020-12-07 20:13:14 | 関東
PC073585.JPG

今日はドライアイの診察で眼科にかかって以来、定期的に受けている眼科検診の日であります
視力検査や眼圧検査に加えて視野検査や散瞳検査を行うのですが、この散瞳検査がちょっと厄介でありまして…
眼の奥を診るために目薬を使って瞳孔を大きく開けられるのですが、その目薬の効果が数時間続くことからピントが合いづらかったり遠近感が取りづらかったりするのであります



PC073574.JPG

PC073582.JPG
検査を終えカキフライがおいしいと評判の『八丁堀 朋』へ伺うことにしたのですが、今日のように陽射しが強い日だと眩しさで視野が"白飛び"したように見えてしまい…
サングラスを忘れてしまったことを後悔しながらが、日陰、日陰と選んで歩きます

雑居ビルの地下にあるお店であることから目立ちづらさがあるのでしょう
ビルへの入口前にはのぼり旗やA看板が並べられているのですが、その雑多な雰囲気に退いてしまった気持ちを奮い立たせて…
エレベーターもあったのですが、その先にある階段を使って地下へと降りてみますと非常口のような鉄の扉に閉ざされていたのであります
本当にここから入って良いのかとドキドキしながら扉を開けたのですが、元気が良い挨拶に迎えられホッといたします


PC073586.JPG

PC073590.JPG
いただくのはもちろんカキフライ
メニューには3個から6個までの選択ができるとありますので、5個をいただくことにしたのですが…
その1個には2~3粒ほどの牡蠣がまとめられていますので、ゴルフボール2個分ほどの大きさなのであります
決して衣が厚いといったわけではないのですが、牡蠣を洗う際に使われた片栗粉が残っていたのか、それをまとめるために使われる小麦粉の量が多かったのか…
ジューシーに揚げられた牡蠣から溢れるエキスが粉に吸われてしまった感じであったことが残念に思えてしまいました



【八丁堀 朋】
東京都中央区八丁堀2-1-9 第一カワナビル B1F
03-3553-1839



『銀座 sasuga 琳』 ほんのりと香る蕎麦の風味も然ることながら、鴨肉の柔らかさとつゆの甘みを楽しむことができました

2020-12-06 23:33:38 | 関東
PC063560.JPG

風は冷んやりとしているものの、スッキリと晴れ渡っていることから陽射しは暖かく…
これは散歩日和だと銀座へ出かけることとし、平日のお昼は営業をされていないことからお邪魔できていなかった『銀座 sasuga 琳』でお昼をいただくことにいたします



PC063543.JPG

PC063546.JPG
多くのお店が定休日とする日祝日でありながらも、こちらにはわざわざ予約をして来店されるお客さまが多いようで…
お邪魔した13:35時点で満席であっただけでなく14:00からの予約のお客さまもいらっしゃるとのこと
そう聞くと尚更一度は食べておきたいと待たせていただくことにしたします
お店の中には待てるようなスペースがありませんので外で待たせていただいていたのですが、席をいただくことができるまでの30分ほどの間も次から次にとお客さまが来られ、ワタシが待たせていただくと決めてすぐに出された“本日は予約のお客さまで満席となっております”との札を見て帰っていかれたのであります


PC063552.JPG

PC063561.JPG

PC063556.JPG

PC063571.JPG
待っている間に身体が冷えたので温かい「炙り鴨南蛮」にしようかとも思うところではありますが、名物とあれば先ずはそれをいただくべきだと「炙り鴨ねぎ」をお願いいたします
これほどまでに人気のお店が提供するお蕎麦とは如何なるものかと、お料理が提供されるまでの30分ほどを期待に胸を膨らませながら待たせていただきました

つなぎを使うことがない十割そばとありながらも、細打ちのお蕎麦はほどよい歯ごたえと喉越しがあって…
つゆを付けずに啜ったひと口では鼻から抜ける優しい蕎麦の香りた楽しむことができました
そんなお蕎麦も然ることながら、角がとれた“かえし”の甘みがおいしいおつゆと鴨のおいしさに感動させていただくことができ…
待たせていただいた時間も無駄ではなかったと心から思える一品でありました



ここを目的に来られるお客さまはお蕎麦でお昼をいただこうという方々ではなく、蕎麦屋のつまみを肴に日本酒やワインを楽しまれる方が多いようで…
土日祝日しかお昼の営業をされないことも納得であります




【銀座 sasuga 琳】
東京都中央区銀座1-19-12 銀座グラスゲート B1F
03-3567-0188



『いづもや神田本店』 見識を深めようと清水の舞台から飛び降りる気持ちでいただいた"坂東太郎"

2020-12-05 23:00:44 | 関東
PC053528.JPG

霧のように細かな冷たい雨が降る土曜日
定例の神田へと出かけ、お昼をいただくことにいたします
西口商店街を歩いていると『うな正』からうなぎを焼く芳ばしい香りが漂ってきまして…
ここは行列ができていたことから諦めましたが、もう鰻の口になってしまったのであります



PC053523.JPG

PC053526.JPG
それでお邪魔したのは『いづもや神田本店』
西口商店街の北側にある通りにあるお店で、暖簾に書かれる〝鰻〟の文字においしさを感じることができるのですが…
サラリーマンの町である神田では、お昼から鰻を召し上がられるお客さまが少ないのか店先に置かれたメニュー板には上から「親子重」や「きじ重」「刺身定食」「ひれかつ定食」と1,000円ほどでいただけるお料理が並んでいたのであります
とは言え、木製の看板に年季を感じることができますし、うなぎ、ふぐ、天婦羅との文字もあることから料理性は高いお店であるに違いないと直感し…
いざ店内へとお邪魔し、先ほどまでお客さまがいたであろうテーブルを片付けていただき…
テーブルに置かれたメニューを眺めますと、先頭から鰻がずらりと並び、リーズナブルな“梅”から“鶴” “亀” “特上” “かさね重”と続きます


PC053534.JPG

PC053539.JPG
そんな中で気になったのが高級鰻として知られる〝坂東太郎〟でありまして…
その名前から利根川で獲れる天然鰻だと思っていたのですが、かつて利根川の下流で獲れた鰻が日本一おいしいと言われていたことから名付けられた養殖鰻のブランド名であると教えていただきビックリであります

お値段は他の国産鰻と比べ倍ほどなのでありますが、その柔らかさや栄養価は他の比ではないと勧められて…
清水の舞台から飛び降りる気持ちで「坂東太郎 上うな重」をいただくことにいたします
ふっくらと焼き上げられた鰻は余計な脂を感じることなくすっきりとした味わいを楽しむことができますし、皮も薄く口当たりが良くいただくことができますし…
比較的サラッとした薄味のタレであることから、それがご飯全体にムラなくかけれているにもかかわらず濃すぎる感じもなくおいしいくいただくことができました



【いづもや神田本店】
東京都千代田区内神田2-12-4 ニシテックビル1F
03-3254-0220



『LOBBY LOUNGE Sylph』 お肉料理とお魚料理の"Wメイン"でいただいた「ビストロランチ」

2020-12-04 22:48:25 | 関東
PC043500.JPG

新浦安駅近くでお昼をいただこうとなると、南口にあるAEONやMONAといった商業施設に入ったチェーン店か、北口のホテルレストランという選択肢になってしまうのでありまして…



PC043519.JPG

PC043488.JPG
オリエンタルホテル東京ベイにある日本料理のお店を訪ねてみたのですが、未だ休業中であったことからお隣にあるブライトンホテル東京ベイのロビーラウンジにある『シルフ』へお邪魔することにいたします
このふたつのホテルにあるビュッフェレストランはいつも予約をしていないと入れないほどに賑わっていることから、カルトでいただけるこちらを選んだのですが…
こちらもなかなかの賑わいでありまして、次の予約が入っている14:00までの利用で良ければとの限定で席をいただくことができたのであります


PC043496.JPG
それほどゆっくりとする時間もないことからサンドイッチと飲みもので軽く済ませようかとも思ったのですが、ちょっと急げば大丈夫だとのことで「ビストロランチ」をいただくことにいたします
このランチのメインディッシュはお魚料理かお肉料理を選ぶことができるのですが、そのどちらをもいただくことができる“Wメイン”もあるとサジェッションしていただけましたので…
ローストビーフとサーモンのコンフィのWメインをいただくことにいたします

先ずはオードブルディッシュとして提供された「野菜のテリーヌ プチサラダ添え」
ブロッコリーや大根、にんじんや南瓜などが彩りよく生ハムとキャベツで巻かれていますし、お皿もうつくしく描かれていることから目でもおいしさを楽しむことができました


PC043504.JPG

PC043508.JPG

PC043510.JPG
そしてメインディッシュ
厚めにカットされたローストビーフはしっとりとしていて、その柔らかさだけでなくバルサミコや柚子が香るマスタードソースとの相性も良くいただけましたし…
もう一品のサーモンのコンフィですが、アトランティックサーモンが使われていることでの肉厚さや脂がのったのおいしさは格別でありまして…
ヴィネグレットソースの爽やかな酸味と、バジルの香りで一層おいしくいただくことができました
と、それぞれのお料理には満足なのですが、どちらにも同じマッシュポテトが敷かれていたことが残念で…
せめて味わいを変えるなどの工夫が欲しかったですね


PC043515.JPG
デザートはガトーショコラ
しっとりとした舌ざわりと濃厚な甘みが楽しめるだけでなく、口どけの良さも見事なものでありましたし…
一杯ずつ丁寧に淹れられたドリップコーヒーの香りとともにおいしくいただくことができました



【LOBBY LOUNGE Sylph】
千葉県浦安市美浜1-9 浦安ブライトンホテル東京ベイ 1F
047-350-9092



『cuisine francaise LA CHANCE』 2020.09.25 OPEN レインボーブリッジを臨む景色とゆったりとした空間でいただくおいしいお料理

2020-12-03 23:46:24 | 関東
PC033453.JPG

ふた月ほど前、レインボーブリッジを望むことができる“豊洲ぐるり公園”にオープンしたゲストハウス・ウェディング「ララシャンスガーデン東京ベイ」
コロナ禍による影響で開業が延び延びになっていることは耳にしていたのですがウエディングに無縁であることから気に留めることはなかったのであります
しかし、富山市にある同名の系列店がミシュランガイドの一つ星レストランである聞けば話は別でありまして…



PC033479.JPG

PC033471.JPG

PC033446.JPG
早速お邪魔させていただきたいところではありますが、そんな評判が拡がるのは早いものでリーズナブルにいただけるカフェは連日満席となる賑わいであるとのことですし…
その客層はわざわざここを訪ねてくるF2層が中心であることから開店からオーダーストップまで2時間の中で入れ替わりを望むことも難しいようであります
そんなことから二の足を踏んでいたのでありますが、そんなことをしててはいつになってもお邪魔することができなような気がして、有明へと出掛ける用事のついでに富士見橋をテクテクと歩いて渡ります


PC033448.JPG
12:30近くにお店へ着いたのですが、なんとありがたいことか最後の1卓をいただくことができまして…
A/B/Cと3種用意されるランチセットから〝B〟をいただくことにいたします
先ずは本日のスープとして提供されたブラウンマッシュルームのポタージュ
クリームの甘みを引き締めるためかほんの少しスパイスを聞かせているようでありますし、鼻から抜けるマッシュルームの香りもおいしく、体が温まるようなスープでありました


PC033457.JPG
メインのお料理は週替わりで用意されるお肉とお魚を選ぶことができまして…
連日お肉をいただいていたこともあり、今週のお魚料理であるマトダイと海老のアメリケーヌソースをお願いします

フランス料理に天ぷら?
とその斬新さに驚かされた海老はムチッとした歯ごたえがありますし、その甘みも豊洲市場が近いだけに生海老が使われているのではと感じるほどでありましたが、マトダイは皮目がパリッと香ばしく焼かれていなかったことや塩味が薄めであったことに残念さを感じるものでありました
とはいえ、お料理の下に隠されたトマトの甘みがおいしいラタトゥイユや蒸された京こかぶやグリルされたえんどう豆など脇役にもこだわりを感じるお料理に満足させていただくことができました


PC033465.JPG
そしてデザート
客席から臨むことができる工房で作られているとのことで、用意されているのは5種類
オペラ、チーズケーキ、マロンタルト、ホワイトチョコとレモンガナッシュのムース、チョコレートフランボワーズブリュレと、何をいただくべきかと迷っているところに「レモンのさっぱり感が効いたホワイトチョコとレモンガナッシュのムースは如何ですか?」とサジェッションしてくれたスタッフさんの言葉を信じることにしたのですが、これが大正解
添えられたフルーツの甘みと、レモンガナッシュのやさしい酸味がバランス良くいただけるものでありまして…
もうひとつ苦言を言わせていただくなら、紅茶にもこだわっていただけると一層おいしくいただけたと思います



【cuisine francaise LA CHANCE】
東京都江東区豊洲6-5-33 豊洲ぐるり公園内
03-5548-7601