年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
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『いづもや神田本店』 見識を深めようと清水の舞台から飛び降りる気持ちでいただいた"坂東太郎"

2020-12-05 23:00:44 | 関東
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霧のように細かな冷たい雨が降る土曜日
定例の神田へと出かけ、お昼をいただくことにいたします
西口商店街を歩いていると『うな正』からうなぎを焼く芳ばしい香りが漂ってきまして…
ここは行列ができていたことから諦めましたが、もう鰻の口になってしまったのであります



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それでお邪魔したのは『いづもや神田本店』
西口商店街の北側にある通りにあるお店で、暖簾に書かれる〝鰻〟の文字においしさを感じることができるのですが…
サラリーマンの町である神田では、お昼から鰻を召し上がられるお客さまが少ないのか店先に置かれたメニュー板には上から「親子重」や「きじ重」「刺身定食」「ひれかつ定食」と1,000円ほどでいただけるお料理が並んでいたのであります
とは言え、木製の看板に年季を感じることができますし、うなぎ、ふぐ、天婦羅との文字もあることから料理性は高いお店であるに違いないと直感し…
いざ店内へとお邪魔し、先ほどまでお客さまがいたであろうテーブルを片付けていただき…
テーブルに置かれたメニューを眺めますと、先頭から鰻がずらりと並び、リーズナブルな“梅”から“鶴” “亀” “特上” “かさね重”と続きます


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そんな中で気になったのが高級鰻として知られる〝坂東太郎〟でありまして…
その名前から利根川で獲れる天然鰻だと思っていたのですが、かつて利根川の下流で獲れた鰻が日本一おいしいと言われていたことから名付けられた養殖鰻のブランド名であると教えていただきビックリであります

お値段は他の国産鰻と比べ倍ほどなのでありますが、その柔らかさや栄養価は他の比ではないと勧められて…
清水の舞台から飛び降りる気持ちで「坂東太郎 上うな重」をいただくことにいたします
ふっくらと焼き上げられた鰻は余計な脂を感じることなくすっきりとした味わいを楽しむことができますし、皮も薄く口当たりが良くいただくことができますし…
比較的サラッとした薄味のタレであることから、それがご飯全体にムラなくかけれているにもかかわらず濃すぎる感じもなくおいしいくいただくことができました



【いづもや神田本店】
東京都千代田区内神田2-12-4 ニシテックビル1F
03-3254-0220