年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

東京メトロ有楽町線月島駅:『ますや』   おいしい魚料理がいただける小さなお店で「銀だら西京焼」

2018-07-19 16:53:57 | 関東
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夜に打ち合わせで出かける予定が入っていますので、日中は遠くへ出掛けることを控えて近場で済ませることにいたします



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もんじゃストリートから路地を入ったところにあるあるお店なのですが、その路地というのがここへ来ることを目的としていなければ決して通ることがないであろうものでありまして…
不安ながらも30mほど歩いたところに暖簾を見つけることができてひと安心
カウンター13席という小さなお店ではありますが、一見怖そうな大将とその奥さまと思われる方の優しい笑顔と対照的なお二人が迎えてくれるアットホームな雰囲気が良い感じであります



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ホワイトボードに手書きされた15種ほどのお料理にはキンキやのどぐろの塩焼きなんて魅力的なものもありましたが、今日のところはリーズナブルにいただくことができる「銀だら西京焼」をチョイスいたします
身の厚みが30mmほどある銀だらはふっくらと焼き上げられていますし、たっぷりと脂が乗っていることで旨味も十分であります
芳醇な西京味噌の香りでごはんが進むことも間違い無いのですが、そのごはんもしっとりツヤツヤしていてしっかりとした甘みを感じるものでありまして…
汁には器いっぱいにアサリが入っていますし、その出汁のおいしさも抜群でありました



夜には1品ものを中心として提供されているようですが、それを定食とすることもできるようですし…
こういうお店を行きつけの一軒として持っておくことでの〝通〟な感じも良いですね



【魚料理 ますや】
東京都中央区月島3-15-2
03-3531-5246


JR山手線東京駅:『東京駅1923』  昼は大盛りスパ 夜は肉料理とハイボールバー

2018-07-18 22:36:21 | 関東
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午後からのお約束を前にパソコン仕事をしていたら、お昼をいただく時間を逃してしまって…
用事を済ませた夕刻
と言っても夜の営業が始まるにはまだ早く、東京駅グルメゾンで遅過ぎるランチをいただくことといたします



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お邪魔したのは『東京駅1923』
お肉をメインとしたお料理とハイボールを楽しむお店であるようですが、以前お昼に通りがかったときに目にしたのが大盛りスパランチでありまして、ミートソースやナポリタン、インディアンなどが提供されていたのであります
ランチタイムは既に終了している時間ではありますが、そのいずれかでもいただくことはできないかと…
時間が時間であるだけに先客はひと組
早めに仕事が終わったのでありましょうか、軽いつまみとともにハイボールを楽しまれていますね


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心配したスパゲッティでありますが、ランチが終わった後でもナポリタンだけは提供されていまして、〝並、すでに大盛り!〟を謳っているだけあって、並でも400gというボリュームで提供されていますし、大盛りは600g ジャンボに至っては800gと揃えられていまして…
柔らかく茹で上げられた極太麺にハムとピーマン、それに玉ねぎとマッシュルーム それらがケチャップで炒められた昔ながらのナポリタンでありまして、懐かしさとともにおいしくいただけたのですが麺がブチブチと切れていたことが残念でありました



バルだということでランチの時間以外には、ドリンクを飲まなくても卓上に置かれたナッツに手をつけなくてもチャーム代がとられるようで…
とっても高いナポリタンとなりました



【ハイボールバー 東京駅1923】
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅グルメゾン内
03-6551-2014

福岡地下鉄空港線博多駅:『陽華楼』   ベースとなる担々麺がおいしいからこその殺人担々麺

2018-07-17 22:19:23 | 九州・沖縄
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先日のこと
こちらのお店の前を通りがかったときに〝かかってこいや〜!〟であるとか〝ビビってんの?〟とのキャッチが付けられた「殺人坦々麺」の看板を見かけ興味をそそられたのですが、挑発に乗ることにビビってしまってスルーしていたのであります



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しかしどうしても気になって仕方がないものですから、博多を発つ前にとお邪魔させていただきます
ほぼ11:00の開店と同時に到着
店主であろう方が看板を出しておられるタイミングでありまして当然一番乗りなのですが…
初めてお邪魔するお店でありますし、店内を覗くことができないために入りづらさがありますが、優しそうな店主に見えましたので勇気を持って入店
店内にも「殺人坦々麺」の貼り紙が多くありますし、メニューを見ても「殺人坦々麺」推しと、決して挑戦メニュー的なものではなく、真面目にイチオシ商品として提供されていることがわかります


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提供されたそれは、想像していた真っ赤なものではなく、ごくごく普通の坦々麺といった見た目でありまして、レンゲに薬味が乗せられています
先ずはそれを溶くことなくスープをいただいてみますと、ゴマの香りとピーナツの甘みを感じることができる本格的な坦々麺でありまして、これはこれでそのままいただいても満足できるおいしさでありますね
そして薬味を溶かしていただきますと、その辛味がスープのコクと甘みと見事に調和して一層おいしいものに変化しまして…
辛味は頭から汗が噴き出すといったようなものではなく、舌先に痛みが襲ってくるようなものでありますから辛味よりも痛みとの戦いであります



ベースとなる坦々麺のおいしさがあるからこその殺人坦々麺
決して話題性だけを狙ってたような商品ではなく、辛味とスープとのバランスが取れたお店イチオシの一品でありますね




【陽華楼】
福岡県福岡市博多区博多駅前3-7-3 皐月マンション1F
092-473-5861



JR鹿児島本線筑後船小屋駅:『Jungle Soup Curry』   暑い日にはサラサラとしたスープカレーで香辛料の辛さと香りを楽しみます

2018-07-16 22:42:30 | 九州・沖縄
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今日もまた、立っているだけで汗が流れ出すほどの暑さでありまして…
こんなときに食べたくなるのはなぜか辛いカレーでありまして、それもルウを使うことのないサラサラとしたもの
ということで、九州新幹線筑後船小屋駅近くにあるスープカレーのお店を訪ねます



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駅からは1kmほど離れていますし、お店の向かいには大きな公園が広がってたりと大きな商圏があるとは思えないのですが、12:00ギリギリに入店したワタシの後にも次々とお客さまが来られまして、30席ほどのお店はあっという間に満席となりまして…
わざわざここを目的に遠くから来られたのか席が空くのを待つ方もいらっしゃいますね


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〝ビーフ〟〝キーマ〟〝ウィンナー〟〝チキン〟など、メインとなる具材別のメニューとなっている中、黒のドラキュラジャングルや赤の小悪魔ジャングルなんて興味深い商品もあって…
何をいただこうかと迷っていたのですが〝ソフトバンクホークス応援スープカレー 〟と題されたイベントメニューが目に入りまして、絶対にSONをさせない!とある「熱男のスープカレー」をいただきます
ジャングルとスタンダードが用意されており、その違いは野菜のボリュームであるそうで…
スタンダードに使われるお野菜は、キャベツ かぼちゃ レンコン じゃがいも ブロッコリー 人参 ナス インゲンと8種類
ジャングルではその8種が単純に倍になるだけだとのことでしたので、スタンダードを中辛でいただき《ごはん・漬物/サラダ/お替わりカレーソース》の3点セットをお願いすることにいたします


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ごはんや漬物、サラダはセルフだということですが、そのサラダはキャベツの千切りがタッパーに入れられているだけでトマトなど添えるお野菜も無いという寂しいものでしたが、そのキャベツはみずみずしいものでありましたし、8種ほどのドレッシングが用意されていることでおいしくいただくことができました
ごはんはターメリックライスと白ごはんが用意されているのですが、ターメリックは白ごはんに混ぜられたものでありますし、白ごごはんには固まりができているという残念なものでありまして…
いくらお替わりが自由だと言われてもこれじゃその価値を感じることはできませんね
ただ、カレーが出来上がるタイミングで声をかけてくださる気遣いはうれしいですね


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程よい辛味の中にさまざまなスパイスのフレーバーを感じることができるカレーソースにはビーフとチキンの手羽元、ウィンナーという3種の肉が盛られていまして…
ビーフはホロホロになるほど柔らかいものでありますし、手羽元はスプーンで押すだけで身と骨が解れるほどに煮込まれていたりと手間を掛けてじっくりと調理されていることが窺えるものありまして、おいしくはいただけるのですがその素材感での価値を感じることはできませんね



あれこれのものがお替わり自由ということでの満腹感を得るためにご馳走感を犠牲にしている…
そんなことを感じてしまうお店でありました



【Jungle Soup Curry】
福岡県筑後市志28-1
0942-52-5111


西鉄天神大牟田線大善寺駅:『みずほ庵』   酒蔵が改装されたうなぎ屋でいただく名物「うなぎの陶板焼き」

2018-07-15 22:10:27 | 九州・沖縄
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〝命に危険が及ぶ暑さ〟と予報されるほどの暑い日が続いていますので、ちょっと元気をつけておこうと〝土用の丑の日〟を待つことなくうなぎをいただくことにいたします
うなぎと言えば蒲焼きや白焼き、そしてせいろ蒸しやひつまぶしなどご当地名物的なお料理がありますが…
「うなぎの陶板焼き」なる初めて耳にする名物料理とするお店があるというので早速お邪魔させていただくことにいたします



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久留米市の南部にある大善寺という町
この辺りは天然うなぎが漁れることでも有名な筑後川流域ということで名高い名店も数多くある中で、50年ほどの歴史を持つという『みずほ庵』が今日の目的でありまして…
安政元年(1854年)創業の造り酒屋が、酒蔵の一部を改装して開業されたのだそうで大きな梁があったりと歴史を感じることができるお店でありました
人気があるお店だからと急いで向かったのでありますが、日曜日ってこともあってか開店後間もない時間でありながら既に席を待つお客さまがいらっしゃることから期待も高まります


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うなぎだけでなく活魚やお寿司も扱われているとのことですので「刺し盛り」をいただくことといたします
一人前からの注文が可能であることもありがたいことでありますし、鯵の姿造りにかんぱちや鯛、イカの上にはウニが乗せられるなど十分すぎるほどのボリュームが舟盛りにされていることでのご馳走感に大満足であります


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そうしているうちに「うなぎの陶板焼き定食」が提供されます
定食には甘酒のほか、サラダや茶碗蒸し、塩焼きなどが添えられますので、まずはそれらを楽しませていただき…
固形燃料で熱せられた陶板に乗せられることで、時間をおいても冷めることのない蒲焼を締めとしてご飯や肝吸いと共にいただくことといたします
蒲焼はふっくらと焼きあがっていますし、皮目はカリッと焼かれることでの芳ばしさを楽しむことができ…
たっぷりのタレがあることでご飯のお替わりをしたくなるほどにおいしくいただくことができました



酒蔵がやっているうなぎ屋ということで、おいしいお酒造りには欠かかすことのできない綺麗なお水で泥抜きされているのでしょう
本当においしいうなぎをいただくことができました



【酒蔵うなぎ処 みずほ庵】
福岡県久留米市大善寺町藤吉940
0942-27-3055



筑豊電鉄筑豊電気鉄道線今池駅:『銀河のチャンポン』   創業から50年近く市民のソウルフードして親しまれる「かつのせチャンポン」

2018-07-14 22:10:53 | 九州・沖縄
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久しぶりに北九州市へとやってきたので、八幡市民のソウルフードと呼ばれるチャンポンをいただくことにいたします
といってもチャンポン全てがソウルフードというわけではなく『銀河のチャンポン』というお店が提供するチャンポンこそがソウルフードなのであります



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1970年に八幡駅前で創業されたお店は駅前の再開発のために閉店することとなり、10数年前に現在の場所へと移転されたのだそうで…
約60席ほどのお店には老若男女と幅広い客層のお客さまが来店されていまして、80歳過ぎで腰が曲がったおじいちゃんとおばあちゃんもその息子さんに連れ添われて来店されていた姿に50年近く地元の方に愛され続けていることが窺えます


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メニューを見ますと…
餃子もなければ焼き飯もない
あるのはチャンポンと焼きそばのみでありまして、それにトッピングされる〝カツ〟のボリュームを選ぶだけとシンプルであります


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となれば、その両方をいただいてみたくなるのが 人の性でありまして…
先ずは店名にもなっている銀河のチャンポンをいただくこととし、唐揚げのようにも見えるカツが多めに乗せられた「カツの多いチャンポン」をオーダーさせていただきます
ゴロゴロと7つほど乗せられたチキンカツは、スープに浸からないうちにサクッとした歯ざわりを楽しむも良し、逆にたっぷりとスープを含ませてしっとりとしたところでいただくも良し
それぞれにおいしさがあってその変化を楽しむこともできますね
ちゃんぽんそのものは長崎でいただくそれとは異なったものでありまして…
スープは鶏ガラでとられているようですし、卵とじにされていることで和風のようなさっぱりとしたものに仕上がっています
でありますから、スープとカツとがうまく絡み合うのかもしれませんね
銀河のチャンポンがカツのせがデフォルトであるのに対し、銀河の焼きそばではカツがのらないのがデフォルトとなっていましているために…
同じカツじゃ面白くないと「とんかつのせ焼きそば」をいただきます
目玉焼きに変更することもできるようですが、生卵が乗せられるのがデフォルトであるようですが、その分ソースの味が薄まっているように思えましたので卓上に置かれたウスターソースをプラス
卓上にはコショーのほかウスターソースやとんかつソース
さらには醤油、ブラックペッパー、一味と置かれていますので自分流に調味することもできるようですね



ソウルフードとは特に強いクセを持つことなく万人に好まれる味であり、特別なおいしさよりも飽きないおいしさが大切なのだと勉強させていただきました



【銀河のチャンポン】
福岡県北九州市八幡西区八枝5-4-20
093-602-2040


福岡地下鉄空港線博多駅:『はじめの一歩』   ゴマの香りがおいしい博多の郷土料理「ごまさば」をいただくランチ

2018-07-13 22:54:13 | 関東
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いつもよりも早い便で福岡入りをして…
何か福岡らしいものでランチにしようと博多駅界隈を散策することにいたします
〝博多皿うどん〟が人気だというお店も面白そうだし…
〝殺人坦々麺〟や〝死神坦々麺〟なんてメニューが貼り出されたお店にも興味が湧くし…



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と、お腹が空くと何もかもがおいしそうに感じ迷っていたときに〝お昼のごまさば定食〟と書かれたのぼり旗を掲げた『はじめの一歩』ってお店を見つけます
将来的には複数店を展開する会社にするぞ的な意気込みが感じられる〝はじめの一歩〟という店名にも惚れちゃいまして、お邪魔させていただこうと引き戸を開けて店内へと入ったのですが、ほぼ個室となっていることもあってか入店したワタシには気づいてもらえず…
ちょっとイラッと来たところで奥から出てきたスタッフに応対していただけたのですが、その子の笑顔があまりにも可愛かったものでイラッとした気持ちは一気に消え去ってしましました
そしてほとんどのお部屋がお客さまがおかえりになったままの状態であったなか、急いで1つのテーブルを片付けてくださり先の笑顔でお待たせしましたと声を掛けて下さいます


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ごまさばは博多の名物料理なのでありますが、お昼からそれをいただけるお店は少なく、いつも残念な思いをしていたのですが…
こちらではお昼からそれをウリとしているようで〝ごまさば〟と〝ごまかんぱち〟それぞれに定食と丼が用意されていたのであります
丼の方が沢山の切り身が乗せられていると教えていただきましたので「ごまさば丼」をいただいてみますと、見るからに鮮度が良さそうなさばが丼一面に敷き詰められていまして、そこにたっぷりのごまが振られています
こちらでは事前に醤油やみりん、お酒での合わせダレに漬け込むのではなく、合わせダレはどんぶりのタレとして別添えされていて食べる前にかけると言うスタイルなんですね
鮮度が良い生のサバだからこそできる一品
身割れしていないところが新鮮である証です


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そして定食に添えられた小鉢のひとつはこれまた福岡名物である〝おきゅうと〟でありますし、玉ねぎや人参 ナスなどの天ぷらの盛り合わせには、地元で〝カナギ〟と呼ばれるお魚の天ぷらも盛られていまして…
このカナギ、一般名ではイカナゴと呼ばれるお魚であるようで、かなり希少なものなのだそうです
そして茶碗蒸し
定食に添えられるものですから大したものではないだろうと全く期待することもなかったのでありますが、蓋を開けてみるととびっこできれいに飾られていまして…
椎茸や鶏肉など具材もしっかりしたものでありました




【海鮮居酒屋 はじめの一歩】
福岡県福岡市博多区博多駅前3-7-15 庄野ビル1F
092-471-1850


都営地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅:『神楽坂 鉄板焼 向日葵』 4月20日オープン 上質な和モダンと夫妻の温かい笑顔に迎えられる気負うことのない鉄板焼

2018-07-12 23:34:10 | 関東
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重なるときには重なるもので、一昨日に続いて今日もまた会食であります
場所は神楽坂
初めてのお店ということもあり飯田橋駅からのナビを設定し歩いていますと、なんと到着したのは友人のお店が入るビルだったのであります



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エレベーターで3階へと昇り、右奥へと伸びる細い通路の先が目的とする『向日葵』なる鉄板焼のお店でありまして…
扉を開けた奥にはカウンター6席と4名掛けのテーブルが2卓
そして6人が入れる個室がありまして、今日は2人でお邪魔したにも関わらず、その個室を用意していただけました
お客さまにはきちんとしたものを使っていただきたいと言う思いからか椅子やテーブル 調度品に至るまで上質なものが選ばれていますので接待などにも使えそうなワンランク上の大人の隠れ家的お店であります


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そんなお店でいただいたのは「特選向日葵コース」
全13品のコースは〝カニサラダ〟から始まります
ベビーリーフの上にはたっぷりと蟹のほぐし身が乗せられた上に蟹味噌がドレッシングとして敷かれていることで、みずみずしさを感じる蟹身と濃厚な蟹味噌のコクを楽しめます
周りには色とりどりのミニトマトが置かれていることでの爽やかさもあって…
敷かれるマスカルポーネと一緒にいただいたのですが、これはひとつ二つだと良いのですが、これだけの数となるとちょっと飽きちゃいますね


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続いては〝焼きうに〟
大判の海苔を程よい大きさに切り分け、そこに少量のシャリと、これでもかってほどにたっぷりのバフンウニが…
添えられるわさびとともに手巻き風にいただきますと、全く臭みを感じることがなくつぶつぶがしっかりとした濃厚なうにの風味がお口の中に広がります


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〝海鮮の一品〟としていただいたのは島根県産うなぎの白焼きでありまして、ゆず味噌とゆず胡椒が添えられます
パリッと白焼きされたは、最近食べたかった一品でもあり何かの縁を感じるようで…
いつもだとわさびでいただくのですが、添えられたゆず味噌でいただくのもまた甘みがある味噌の芳醇さとピール状になったゆずの皮の甘みや風味もあって、これはこれでおいしくいただけました


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〝おすすめの一品〟は〝フォアグラ〟
こちらはフォアグラ大根にバルサミコ酢という王道で提供されまして…
コンソメが染みた大根は灰汁を感じることもなくやさしい味わいだけがお口に広がりますし、フォアグラだって全く臭みもなく、カリッと、そしてしっとり
そんな基本に忠実なおいしさを堪能させていただきました


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メインの一品目は〝伊勢海老の鉄板焼〟
女将が「今からこの伊勢海老を焼かせていただきます」と客席まで生きている伊勢海老を持ってきてくださいまして…
待つこと数分
美しい焼き色をした伊勢海老が食べやすサイズにカットされ、大きなグレープフルーツを伴ってやってきました
身には弾力がありぷりっぷり
そして甘みを引き出すためだけの最低限の調味でいただきます


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箸休めしていただいたぶどう酢のあとはメイン二品目となる〝黒毛和牛サーロインステーキ〟と〝焼き有機野菜〟
これまた事前に焼く前の素材を見せていただいて…
焼かれるお肉は鹿児島産の黒毛和牛だと言うことですし、柔らかいお肉がいただける雌のサーロイン
A5ランクだと言うお肉はにじみ出るサシの甘みがお口に広がり、とろけていくような歯を必要としないほどの柔らかさに至極の幸せを感じます
お皿には〝沖縄のステーキ塩〟と〝わさび〟が乗せられ、別皿で〝白醤油〟と〝ポン酢〟が添えられまして…
わさびと白醤油でいただくお肉も良いのですが、これだけサシが入っているお肉はステーキ塩でいただくことでよりおいしさが引き立つと思います
アスパラガスやエリンギ、それにレンコンやナスなど6種の焼き野菜もポン酢をメインにいろんな調味料でいただくことができ楽しさもありますね
中でもお塩でいただいたレンコンのシャキッとした食感がいちばんのお気に入りであります


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締めの一品は〝蟹身が入ったガーリックライス〟
ここまでで十分にお腹も満足していたのですが、大盛りもできるとのことですから、当然のように大盛りをいただくことにいたします
小さめではありますが、お茶碗に山盛りされたガーリックライスは程よいガーリックの風味が効いていていますのでペロリといただけますし、蟹身も十分であることからの満足度も満点でありますね


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〝デザート〟はアイスクリームとパイナップル
高い乳脂肪のアイスではなく、あえて低脂肪のものを選んでいるのでしょう
さっぱりとしていて食後にぴったりですね



32歳のご主人とその奥さまという若いお二人が営まれているお店でありまして…
素敵な笑顔に優しさを感じるご主人と活発で元気な奥さまのアットホームなもてなしがとても居心地が良く、これからも長いお付き合いができればと応援したくなりました



【神楽坂 鉄板焼 向日葵】
東京都新宿区神楽坂3-6-40 かぐらビル3F
03-6228-1977


東京メトロ半蔵門線三越前駅:『ニホンバシイチノイチノイチ』   川の流れを眺められるロケーションで女性に大人気

2018-07-11 22:17:00 | 関東
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日本橋でにお約束を前に、予てより気になっていたお店でお昼をいただくことにしようと、日本橋の袂にある『ニホンバシイチノイチノイチ』
川の流れを眺めながらの食事ができるってロケーションも手伝ってか昼夜ともに多くのお客さまで混み合っているのであります



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お店に着いたのは12:00少し前
テラス席と店内のどちらにしますかと問われたのですが、流石にこの炎天下のなか外はないだろうと店内をリクエスト
しかしバーやテラスはガラガラであるものの、既にメインダイニングは満席に近い状況でありまして…
唯一、空いていた中央の席をいただくことになったのですが、近くのオフィスにお勤めであろうと思われる女子チームに挟まれてしまいます
周りを見渡しましても圧倒的に女子率が高く、数少ない男性も女性に連れて来られたかのようでありますね


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お昼に用意されている御膳は5種でありまして、
旬の真っ盛りである鯵のフライをイチオシとしているようではありますが、あまりそれに惹かれることもなく…
焼き魚をいただこうかと尋ねてみますと、今日用意されているのは鮭の西京焼きであるとのことですが、それまた惹かれることなく…
ほかへ移動しようかとも思いましたが、この時間だと難民になる恐れもありますし、それほど時間に余裕があるわけでもなく「江戸切り蕎麦と鉄火丼膳」をいただくことにいたします


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お蕎麦は細打ち
更科とは言わないものの色白なお蕎麦はワタシ好みでありまして、高まったテンションのまま一気にお蕎麦を啜りあげますと、残念なことにところどころが団子になっていましたので折角の喉越しが台無しであります
そして鉄火丼
使われる鮪はキハダでありましょうか
淡白であっさりとしていて軽い味わいが感じられるものでありました



周りの女子チームですが、意外にも鶏の唐揚げを召し上がっておられる方が多く…
穴場的人気メニューかもしれませんね



【ニホンバシイチノイチノイチ】
東京都中央区日本橋1-1-1 国分ビルディング1F
03-3516-3111

東京メトロ日比谷線銀座駅:『肉割烹 ゆうざん』 料理の基本である〝見た目〟〝香り〟〝味〟の三本柱を駆使した肉割烹

2018-07-10 23:50:39 | 関東
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パソコン仕事に熱中していたときに着信した一本の電話で救われました
と言いますのは、相手の方が「ギリギリの時間に申し訳ございません」と話し始めましたので、時計へと目をやりますと18:00を過ぎていたのでありまして…
この電話がなければ、19:00に約束していた会食に遅れていたことでありましょう



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電話を終え慌てて出かけた銀座6丁目
交詢ビルの4Fに昨年11月にオープンした『肉割烹ゆうざん』が目的のお店でありまして…
10席のカウンターと個室2部屋という限られた空間にお迎えしたお客さまを、厳選した牛肉と季節のお野菜でもてなしてくださるのであります
食材へのこだわりなどを伺いながら、目の前で盛り付けされるお料理をいただくことがこちらの醍醐味でありますので板前さんを目の前にする特等席をいただきます
何気に棚に並べられた徳利やお猪口は魯山人をはじめとした有名な作家ものだということですが、それらは飾られているだけではなくお客さまのリクエストに応じて実際に使われているそうであります



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いただくのは「肉割烹コース」
お任せでいただく肉尽くしのコースでありまして、まずは食事の準備をということでファーストドリンクとともに〝お凌ぎ〟として「梅粥」が提供されます


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コース最初の一品は「焼き鱧のお吸い物」
たっぷりの鰹節と焼いた鱧の骨でとられたというお出汁はとってもやさしい味わいでありまして、鱧そのものは淡白であることから、この出汁のおいしさこそが決め手なんですよね


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続いては「和牛タン 生ハム仕立て」
生ハム仕立てということで燻製香を楽しむものかと思ったのですが、提供されたものはそれほど香りが強いものではなく…
スダチを軽く絞ったあとに、大根おろしが乗せられた黄身だれでいただきます


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次のひと皿は「牛炙り 万願寺唐辛子の焼き浸し 自家製唐墨 パルミジャーノ」
炙られたお肉はサーロインでありまして、もちろんそのままでもおいしくいただけるのですが、削られたパルミジャーノを塗すようにいただきます
とそのコクと塩味で一層おいしくいただけます
またカラスミの濃厚な風味や味わいもお肉とよく合います


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次のお肉へといく前にちょっと箸休め
メニューには書かれていませんでしたが、秋田産のじゅん菜が出されまして…
そのつるんとした舌ざわりが楽しめますし、何より土佐酢のさっぱり感がお口の中をリセットしてくれました


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続いてのお肉は「牛ホホ肉の小鍋仕立て フカヒレきのこ餡」
お箸で簡単に解せるほどにホロホロに煮込まれたホホ肉とフカヒレ
それだけでも十分に贅沢なのですが、トロミがおいしいきのこ餡に使われるのは秋田産の天然本しめじだとのことでありまして…
〝香り松茸、味しめじ〟と言われる通りのおいしさを堪能させていただきました


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そして「和牛サーロインのしゃぶしゃぶ」
余分な脂をが落とされロゼに仕上がったお肉のしっとりとした舌ざわりは言うまでもなく、添えられた芹の歯ざわりと豊かな香りが実においしくて…
このしゃぶしゃぶ、何とスッポンのスープが使われているとのことですし、芹においては秋田の天然水で育ったものなのだとか
見えないところにまでこだわりを持たれていることには感服であります


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「丸吸い すっぽん大根餅」
先のしゃぶしゃぶ同様のすっぽん出汁でありまして、その滋味深い味わいが染みた大根餅のもっちりとした食感もまた見事でありまして…
添えられるズッキーニはひょうたんの形が抜かれているのですが、これもまた旬を感じていただきたいという想いからだと聞き恐れ入りました


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そして八寸
お品書きには〝ハツ燻製〟や〝レバー燻製〟と書かれていたのですが、臓物が苦手であることを伝えたところ、それらは低温調理された〝ローストビーフ〟と大葉と梅肉のソースでいただく〝豚足コロッケ〟に変えていただけまして…
泡状にしたお醤油でいただく〝牛寿司〟や生うにが乗せられた〝ユッケ〟地辛子餡でいただく〝茹でタン〟のほか、〝白バイ貝〟〝丸十蜜煮〟〝つるむらさきとシラスのおひたし〟といただき、それぞれのおいしさを楽しませていただきます


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「茄子の牛挟み揚げ 自家製トマトソース」
使われる茄子は賀茂茄子だそうで、冷蔵庫から取り出していただいたものにはマンゴーや桃など傷みやすい果物にクッション材として使われるものと同じようなフルーツキャップを被っているではないですか
挟み揚げといえば天ぷらをイメージするところではありますが、こちらではフライでありますしトマトソースが掛けられるなど洋風なものでありまして…
発想の元はハンバーガーだと聞き、これまたびっくりであります


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そしてメインとなる「厳選黒毛和牛炭火焼き」
炭火焼には用意されてたお肉は黒毛和牛のサーロインや銘柄牛のヒレなど5種ほどでありまして、予算と好みでチョイスすることができるのであります
他のお料理にもサーロインが使われていることからヒレをいただこうかとも思ったのですが、同じサーロインでも調理に仕方でおいしさの変化を楽しめますよとのお勧めもあってサーロインをいただきます
目の前に置かれた信楽焼の焼き台で焼き上げられまして、サシが入ったお肉はミディアムで焼き上げるのがおすすめであるとのことで…
焼き串を打たれたお肉は丁寧に丁寧に焼き上げられます
焼きあがったお肉は程よく休ませられて、わさびのほか、生胡椒や石川県珠洲市の塩、そして黒毛和牛でとったブイヨンに玉ねぎやパイナップルを加えて作られるという自家製デミグラスソースなどから好みでいただくことができます
わさびを付けるだけでもおいしくいただけますが、わさび醤油でいただきたい方には熊本のお醤油が用意されていますので特有の甘みが一段とおいしさを引き立ててくれますね


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こちらで提供される「食事」は土鍋ごはんでありまして、長野県産コシヒカリか広島県産ミルキークィーンを選ぶことができます
コシヒカリはいつでもいただくことができるからとミルキークィーンをいただくとに…
これまた信楽焼の土鍋で炊き上げられているのですが、一粒ひと粒が立っていますし、艶々とした輝きを発していて、小粒ながらもちっとした食感がしっかりしていますね
程よくお焦げもいただけるご飯には、汁や香の物のほか、ごはんのお供として〝牛時雨煮〟が添えられているのですが、ごはんのお替わりなどでお供が無くなっているときにはさらに別の一品を提供することもあるそうで…
明太昆布をいただいたのですが、これで更にもう一杯ごはんがいただきたくなりました


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「天然氷のかき氷 季節の果物ソース」
会席のデザートでかき氷が出されたのは初めてのことでありまして、驚きながらもそれをいただきますと舌の上でふわっと消えていくではないですか
ほんのりと後に残る桃のシロップや食べ進めた時に氷の下から出てくる薄くスライスされた桃の果肉が…
最初から最後まで、お料理のおいしさとともにいろんな驚きがあり楽しい時間をことができました


がっつりとステーキをいただくのも良いけれど、大人だから落ち着いた空間で上質なお肉をいろんなお料理でいただきたい
そんな夢を叶えてくれるのが、昨年11月にオープンしたのが『肉割烹 ゆうざん』であります




【肉割烹 ゆうざん】
東京都中央区銀座6-8-7 交詢ビル4F
03-3289-2050



JR京浜東北線南浦和駅:『山田うどん』   埼玉県民のソウルフード 案山子がトレードマークのうどん屋さんに初めてお邪魔しました

2018-07-09 22:27:02 | 関東
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西浦和でのアポイントがあって…
出発前の東京駅でお昼を済ませようかとも思ったのですが、せっかく埼玉へ出かけるのだからと乗換駅である南浦和駅近くでいただくことにいたします



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で、お邪魔したのは案山子をトレードマークとする『山田うどん』
埼玉県民であれば誰もが知っていると言われるほどに有名なローカルチェーンでありまして…
そんなお店に一度はお邪魔してみたいと思いながらもロードサイドへの出店が中心であることから夢叶わずにいたのですが、駅前のお店を検索していた際に見つけてしまったのであります
入店時に先客はいなかったのですが、次から次にお客さまが来店されまして、6人ほどでいっぱいになってしまう立ち食い店はあっという間に埋まってしまいました


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初めてのお店であるだけに何を食べるべきなのか迷うところではありますが、最もオーソドックスな天ぷらうどんをいただくことにいたします
5分もせずに提供されたのは、直径120mm 厚み30mmほどの大きなかき揚げが乗ったものでありまして…
当然注文が入ってから揚げられたものではありませんが、サクッとした軽い食感でおいしくいただけますし、おつゆに使っている部分の柔らかな食感とのふた味を楽しむことができるものでありました
そんな天ぷら以外に特出するようなものはありませんが、やはり昔から食べ慣れたものが最もホッとする味であることから、まさに県民のソウルフードなのかもしれませんね



【山田うどん】
埼玉県さいたま市南区南浦和2-24-14
048-887-0825



JR山手線東京駅:『東京コトブキ』   東京グルメゾンにオープンしたばかりの「東京コトブキ」でお魚三昧

2018-07-08 23:30:08 | 関東
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ランチの後はお買いものを楽しんで…
夜にはおいしいお魚が食べたいと、東京グルメゾンにオープンした『東京コトブキ』ってお店へお邪魔することにいたします



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店先から店内まで木の温かみを感じることができますし、100席ほどあろうかというゆったりとした客席は居心地も良く…
明るい店内には清潔感があることから、小さなお子さまを連れたファミリーも利用されていますね
二人でお邪魔したことから2人掛けのテーブルへと案内されたのですが、買いものした荷物が大きかったこともあり、客席の中央にある4人掛けのテーブルでも良いかとお願いしたところ気持ち良く聞き入れてくださるという臨機応変な対応にも好感が持てますね


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お通しとして茶碗蒸しが提供されることも珍しいのですが、その中には明太子が仕込まれていてびっくり
さらには葛餡だと思われるとろみがある餡が掛けられるというひと手間もあって、これからいただくお料理への期待が高まります


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まずは「コトブキ海鮮盛り合わせ」
金目鯛やマグロ そして梅肉が乗せられた鱧と言った3種のお刺身のほか、いなだの握りやウニが乗せられたネギトロの手巻きがあったりと、いろんな味わいを楽しみことができるものでありました


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そして「アテ巻き 塩スジコ」
その名の通りお酒の〝あて〟になるように濃いめの味付けがされた細巻きでありまして、その細巻きの姿が粋であると江戸で人気が高まったのだとか…
それから300年ほどの時を超えた東京でも人気になりつつあるようで、これをウリとする居酒屋を目にすることが多くなりました


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おいしいお魚をいただきに来たのだからと「厚切り鮭の幽庵焼き」
厚切りというには物足りない感じもしますが、皮目はパリッと焼かれているのに対して身はふっくらしっとりとしていまして…
たっぷりとイクラが乗せられることでのビジュアルだけでなく、醤油やみりんで調味される幽庵地の風味もおいしくいただけます


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そしてもう一品焼魚をいただこうと「銀鱈の西京焼き」
しっかりと脂が乗った銀鱈は身の解れも良く、繊細な舌ざわりとともに西京みその甘い風味が広がりまして…
焼魚の王様と言っても過言ではないかもしれませんね


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〆にいただくのは「胡麻漬け海鮮丼」
胡麻ダレでいただいた後にはお茶漬けにすることで2度おいしくいただけるスタイルなのかとスタッフに尋ねて見ますと…
うちではお茶漬けとしての提供はしていませんと言いながらも、出汁茶の準備はできますからお持ちしましょうかとのこと
こんな臨機応変な対応をしてくれるお店って嬉しいですよね



こちらはサントリーを親会社に持つダイナックがやっているお店であるのですが、ほかの大手企業のように他社のモノマネや効率追求に逃げるのではなく、手間をかけたおいしい商品を提供することとマニュアルに支配されない接客でお客さまに満足していただこうとする姿勢が感じられるステキなお店でありました



【東京コトブキ】
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京グルメゾン
03-6551-2012



東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅:『BISTRO BARNYARD』   おいしいお野菜をいただくことができるカジュアルなビストロ

2018-07-08 22:20:30 | 関東
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オーガニック野菜を使ったお料理を提供してくれるお店であるとのことで気になっていたのでありますが、お昼でもコース料理でのサービスしかされていないところでお邪魔する機会がなかったのですが…
偶然にも友人がチョイスしたいくつかのお店の中にそのお店がありましたので早速お邪魔させていただくことにいたします



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入り口を入った左手には中央通りに面した客席がありまして一面がガラス張りであることから明るく開放的な雰囲気を感じますし、正面にはちょっと照度が落とされた落ち着いた雰囲気の客席が用意されていますので、シチュエーションに応じて予約をしても良さそうですね
さらに7Fにあるお店でありますので、日が落ちてネオンが点り始めてからの景色はきっと美しいことでありましょう


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最もリーズナブルなコースをチョイスさせていただきまして…
最初に提供されるのは「産直野菜の植木鉢」と称されるアミューズでありまして、今日は〝あやめ雪かぶ〟にお味噌をディップしていただくものでありました
本当に植木鉢に入ってきたことには思わず笑みがこぼれましたし、生でいただくかぶのみずみずしさをとってもおいしくいただくことができました


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続いては「季節野菜のカリフォルニアサラダ」でありまして、ベビーリーフの周りには〝キヌア〟〝ホワイトマッシュルームのムース〟〝ペコロスのロースト 生ハム添え〟〝紅芯大根のマリネ〟〝ミニトマトのワイン煮〟が添えられていまして、お野菜の種類の豊富さだけでなく、いろんな食べ方の提案をいただいたようであります


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続いてのスープは「アサリとジャガイモのクラムチャウダー」でありまして、実にきめ細やかな舌ざわりを楽しめるものでありましたし、大きなアサリの身はプリッとしていて旨味も十分でありました
そこにアクセントとしてローズマリーのソースがかけられていたりとちょっとした工夫も見事ですね


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5品ほどの中からメインとしていただいたのは「新鮮魚介とボタン海老、産直野菜のダッチオーブン」でありまして…
ワタリガニに殻でとったスープにはボタン海老、スズキ、ムール貝といった魚介のほか、日野菜蕪、ズッキーニ、パプリカ、人参、モロッコインゲンとたくさんのお野菜が
使われていますし、その歯ごたえが残された食感は見事であります


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デザートは「抹茶のアッフォガート」
抹茶ソースの下にはゆずのジュレが隠されているために時折そのフレイバーがお口の中に広がるのですが…
チョコレートアイスとの相性は悪くないようにも思いますが抹茶ソースとの相性はと言いますと微妙な感じに思えます


ホールサービスを担当してくださった方との会話はスムーズで楽しい時間を過ごすことができたのですが、入り口でのお客さまのお迎えから客席までのエスコートを担当していたスタッフに関しては笑顔も少なく杓子定規な接客でありまして…
お店の第一印象としては残念なものでありました



【BISTRO BARNYARD】
東京都中央区銀座1-8-19 キラリトギンザ7F 
03-6228-7400



JR山手線東京駅:『酒場シナトラ』   お豆腐にたっぷりと煮汁が染みた肉豆腐は〝名物〟を謳うに相応しいものでありました

2018-07-07 18:56:48 | 関東
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先月28日にオープンした東京グルメゾン
7店舗の飲食店が入っているのですが、そのどこもが興味深いお店でありまして…
オープン翌日に伺った「大衆ビストロ JILL」に続いて、「酒場 シナトラ」へ邪魔させていただくことにいたします



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店舗回りが縦格子で囲まれていることで店内の雰囲気を察することができますし、引き戸2枚分ほどが解放された入り口であることからの入りやすさもあって…
厨房を囲うようなカウンター席もゆったりとしていて居心地が良さそうだしと暖簾をくぐることにいたします
人材の確保が難しいと言われる時代であるにも関わらず女性調理師の登用も含めて十分な人員を確保されているようで、お店の真ん中にある厨房では5〜6人のスタッフが夜の営業に向けての仕込み作業をテキパキと進めておられました


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店頭に出されているランチメニューを見ながら、できることであれば「本日の魚定食」をメインに、名物と書かれた「肉豆腐」を単品で添えさせていただこうと思っていたのですが、今日はさばの味噌煮であるとのことで…
決してさば味噌が嫌いというわけではないですが、それに1,280円も払う気になれず肉豆腐だけを定食でいただくことといたします
黒々とした煮汁の色から味が濃いのではと心配したのですが、それは全く不要な取り越し苦労でありまして、実に優しい味わいでありました
お口の中で解けていくような柔らかさに煮込まれたお肉のおいしさも見事であったのですが、何よりそんな煮汁が染みたお豆腐こそが〝名物〟と名乗る所以でありましょう
これだけのおいしさを持つ名物であれば、これを定食で売るのではなく、他の定食を買っていただいた方に追加で買っていただけるよう単品販売された方が多くの方に召し上がっていただけることができ、お客さまもお店もハッピーになれるに違いないなんて思いながら完食させていただきました




土曜日ではありますが、まだまだオープンして間がないこのフロアは認知されていないのか13:00を回ったばかりであるにもかかわらず、どのお店も空席が目立っていまして…
今のうちに全店制覇することにしましょうかね



【酒場シナトラ】
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 2F 東京グルメゾン
03-6551-2070



都営地下鉄浅草線日本橋駅:『Marche aux Poissons』   お昼に世界三大スープのひとつ「ブイヤベース」をいただくプチ贅沢

2018-07-06 22:37:11 | 関東
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日本橋での用事を前に、気軽でおいしいフレンチをいただくことができると聞いていた『マルシェオポワソン』でランチをいただくことといたします



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一昨年に竣工した東京日本橋タワーのB1F
照度が落とされたことで落ち着いた雰囲気があるフロアには7軒のレストランがあるのですが、予てより気になっていたのがこちらでありまして…
ミシュランシェフが腕を振るうお店だということもあってか、いつも女性を中心としたお客さまで賑わっているのであります


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魚市場を意味する店名であることから、おいしいお魚料理がいただけるに違いないと期待していたのですが、シーフードカレーやボンゴレと言ったシーフードメニューはあるものの、フレンチらしいお料理は提供されておらず…
ちょっとがっかりではあったのですが、唯一のフランスらしいお料理である「ブイヤベース」をいただくことといたします
南仏プロヴァンスを代表するお料理であるだけでなく、トムヤムクンやフカヒレスープと並び世界三大スープのひとつとも言われるものであります
魚介でとられたスープには有頭海老とムール貝、それに鱈と鯛、さらには穴子でしょうか
どれもおいしくいただけますし、添えられているアイオリソースを加えていただきますと、ふわっとニンニクの風味がお口の中に広がる味の変化を楽しむことができますね
そしてこのアイオリはバゲットに付けていただいてもおいしくいただけました



【Marche aux Poissons】
東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワーB1F
03-3510-9637