年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
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『日本橋 玉ゐ』 老舗感ある佇まいの中でいただく江戸の味 “穴子”

2020-05-30 23:27:25 | 関東
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日本橋高島屋 S.C.が27日に営業を再開したこともあり、以前の人通りに戻ったかのように思える日本橋
とは言え、まだまだ営業の再開に慎重なお店も多いことからかつてのような賑わいを感じることはありませんね



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そんな高島屋の裏手にあって、いつも席待ちの列ができている『玉ゐ』を覗いてみますと…
先客かと思えたご夫婦は持ち帰りができるのを待たれているとのことで、待つことなくカウンター席をいただくことができました
とは言え、店内はほぼ満席の状況であることから、お持ち帰りのお客さまには30分ほどの時間をいただいているようですね

さてこのお店
その佇まいに老舗感を出していますが、昭和28年に建てられた酒屋をリノベーションされたものであるそうで…
経営をしているのは日本酒スタンド『川口商店』や牡蠣ふらい屋『浜moto桜』など個性的なお店を展開するバレンタインブルーコーポレーションという興味深い会社であります


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提供される商品は、穴子の“煮上げ”もしくは“焼き上げ”を選ぶことができる「箱めし」をメインに、旬の“魚介”や“お野菜”とともにたっぷり煮穴子をいただくことができる「穴子ちらし」でありまして…
箱めしは前回いただいていましたので、今回は穴子ちらしの“特特”をいただくことにいたします

大名椀で提供されたちらしには、赤身だけでなく中トロまでが使われるマグロやカンパチのほかイクラやウニまでが乗せられる豪華さでありますし、そのネタの隠されるように煮穴子が敷かれています
それぞれのネタにはキチンと味がつけられていますので、お醤油などを使うことなく山葵だけを添えながらいただきます
そんな生ネタとともに盛り付けられることから煮穴子は冷まされたものであるのですが、それでいてもふっくらと柔らかな食感は見事でありまして…
ハスの茎やきゅうり、オクラなどの野菜が、良い箸休めとなって飽きること無くいただけることもありがたいですね



【日本橋 玉ゐ】
東京都中央区日本橋2-9-9
03-3272-3227