おいしい“のどくろ”を提供するお店として注目を集める『中俣酒造』
1904年に鹿児島・指宿で創業した焼酎の蔵元を実家に持つオーナーが八丁堀から銀座にかけてのエリアで7店舗を展開する居酒屋でありまして、ずっとお邪魔してみたいと思いながらもランチの営業をしていないことから機会を作ることができずにいたのですが…
全都道府県で緊急事態宣言が解除となったものの東京都では飲食店の営業は22:00までにするようにとの要請があることから、一昨日からお昼の営業を始めたとのことで…
この機会を逃す手はないと京葉線八丁堀駅から歩いて2分ほどのところにある『中俣酒造 茂助』へお邪魔したのですが、こちらでは以前からお昼の営業をされていたようですね
新大橋通りや鍛治橋通りに面することない裏通りであることから、これまでお店の存在に気付かずにいたのですが…
厨房がオープンになった40席ほどのお店は臨場感を感じながらも落ち着いた雰囲気で居心地が良いですね
さすがにお昼からのどくろをいただくことはできず、魚が旨いお店の自信の一品とある「ぶつ丼」をいただきます
生本マグロや鰹のたたき、それに大きめにカットされた茹蛸と甘海老が乗せられていまして、そのネタは毎朝豊洲市場へと足を運び仕入れたものであるとのことでありまして…
しっとりと舌にまとわるような鮪や特有に生臭みを感じることのない鰹、更には立派な大きさである甘海老の甘みも納得なものであります
最も驚いたのは20mm角ほどのぶつにされた茹蛸でありまして…
生蛸のコリコリとした食感は大好きでありながらも茹蛸では水っぽさを感じることが多くおいしいと感じることは滅多になかったのですが、この茹蛸は絶妙な塩加減で茹でられるせいか、ほど良い歯応えと甘みは感動レベルの絶品でありました
更に別皿に乗せられた卵焼きも既成のものではなく…
丁寧にお店で焼いたものであろうことが窺える、しっとりとしたものでありました
【中俣酒造 茂助】
東京都中央区八丁堀4-9-9 八丁堀フロンティアビル 1F
03-6280-3524