二つの祖国

山崎豊子作　大地の子（中国残留孤児）を読み終えて　続けて同作者の本を読んでみたくなった

手に取ったのが　二つの祖国

膨大な資料をもとに緻密な取材　戦前から戦後にかけての　ドキュメンタリー小説です。

アメリカに移住した両親を持つ日系二世

日米開戦と同時に　１２万人の日系人が　強制収容所に送られ・・・　

合衆国への忠誠心をテストされ　

日本の敵国として軍務につく。

 

広島と長崎に　原爆が投下され　終戦。

 

長く苦しい東京裁判。

 

主人公　天羽の将来に　希望は見えない

「大地の子」も「二つの祖国」も　戦争によって翻弄され・・・　

 

生き残った　生かされた命に　あるものは　

苦しみと絶望の日々

それは　永遠に　消えることはない。

戦争のドキュメンタリー小説に　ハッピーエンドは無い

 

戦争を知らない私にとって

想像もつかない真実のかずかず・・・

おもぐるしい現実だけが残るいま

それでも　知るべきだと　思いました。

 

ときおり　

得体の知れない不安感にかられる

それは　日いちにちと　死に向かって生かされている　不安だろうか・・・

 

コロナ禍　無観客オリンピック開催　自然災害　そして今も続く　大雨・・・

 

午前中　出かけたとしさんが　抱えて帰ってきた

そして　コロナワクチン二回目を受けに　出かけて行った

そうだ　今日は　私の　バースデイ―

でも　今夜は　乾杯は無しで・・・

　誕生日の日ぐらいアルコール飲まなくても・・・！！　

（ホントはワクチン二回目接種で　自粛要請！）　ハハハ