秋を兼題に3首の宿題を持って行く
大根を 抜く母包む 紅葉舞う・・・母がちょうど大根を抜いているとき、傍の山から、たくさんの落ち葉が飛んで来て、まるでチョウが乱舞するような、あるいは雀の集団が飛んでるような光景に見えて 作りました。
転び泣く 子の背に一升 豊の秋・・・1歳になった孫に一升餅を背負わせました。一生食べていけるように願っての行事です。歩きはじめたばかりの1歳児に背負える重さではなく、息子たち二人も大泣きしている写真があります。もちろん孫も立ち上がれずに泣いてしまいました。
弱腰を 励ますような 後の月・・・のちの月は十三夜のことです。夜 コーラス練習に行くとき、その日はとても疲れていて、たいぎいなあ~と思いつつ、重い腰をあげて外に出てみると、10月の十三夜が 煌々と照らし がんばれよ!と 私を励ましてくれているようで 元気が出ました。
さてこの3首
「大根を 抜く母包む 紅葉舞う」・・・季重ね(きがさね)である。大根と紅葉、どちらも季語。だいこん(だいこ)は冬の季語。もみじは秋の季語。季語が二つあってはいけないという。この光景からは 2首に分けたらいいとの助言。
「転び泣く 子の背に一升 豊の秋」・・・とよのあきは秋の季語。豊かで実りの秋を連想させ一升餅との関連はよい。ただし 子の背に一升が8語になる。一升を4つと数えるのだそうだ。だがまあ、今回の場合 あまり気にせず これで良しとなった。
「弱腰を 励ますような 後の月」・・・後の月が季語。しかし季語の本意に他のことばのイメージが合わない。弱腰や励ますなど、腰が引けたマイナスイメージは あまり俳句では使わない方がいいらしい。
後の月を俳句歳時記(角川学芸出版)で見てみると・・・「後の月」のちのつき 十三夜・名残りの月・豆名月・栗名月(旧暦九月十三日の夜の月。名月に対して後の月という。吹く風ももう肌寒く感じられる頃で華やかな名月とは違い、もの寂びた趣がある。枝豆や栗などを供えて祀る。)とある。
とまあ~こんな助言をいただきました。
今回のお勉強~~
・季重ね(きがさね)・・・・季語を二つ以上使わないようにすること。
・一物仕立て・・・一つのことを詠んだ句らしいけど、その時は けり・かな・なり など使ってもよいらしい。う~~ん よくわかんねえなあ~~
・動詞は二つまでは使ってもいいけど、三つは使わない方がいいらしい!
とまあ~新しい約束事を 教えてもらったけど~~まだピンとこない。 ピンとこないけど、とりあえず3句残して帰らなければいけないことになっている。
というわけで 手直しした以下の3句を 今日の句として 残しました。
・大根(だいこ)抜く 母満面の 笑みたたえ
・畑(はた)に立つ 母の背中に 紅葉舞ふ
・転び泣く 子の背に一升 豊の秋
俳句は なぜに あんなに約束事が 多いのでしょう~~? 約束事が多いから ハマったら 面白いんでしょうねえ~~
まだまだ 句作りが 苦作りです。句通うが 苦痛です。
いつの日か 楽しみに変わるでしょうか???
丁寧に整理してもらって助かってまーす。
あまり深く考えないノー天気な私
習い事の中で一番楽しみになってきつつあります。
幼稚な発言お許あれ!
みなさん よき助言をください。
私なんか、添削されてもスーッと忘れてしまうので何度も同じミスしています・・・
まだ、毎月の投句が楽しみではなく、苦痛の状態です(泣)
ところで、大根の葉っぱって、お風呂に入れると良いのですか?