適当に折り合いをつけながら・・・

 

自分探しの旅に・・・

そして、未来に・・・

つながれ~!

9月句会

2017-09-22 | かきつばた会

9月19日 かきつばた会

兼題は 「月」

 ① 満月や煩悩あまた照らしをり・・・きれいな満月なのに、どうして人間はこれに満足しないのだろう。満月をきれいだと思う もっとまだ見たい さらに見たい 

十三夜 待宵 十五夜(中秋の名月) 十六夜 立待月 居待月 臥待月(寝待月) 更待月 と月を語る季語が8日間に渡って連なる

人間の欲とは 永遠に続くのだろうか。人間はこれで満足と、思わない動物なのだろうか。

かというわたし、仕事を終え 子育てを終え よわい七十 なぜ満足をしないのだろう。まだまだ やりたいことが 増え続ける。 この欲の矛先をどこにもっていったらいいのだろうか。

最高に満ちた月の光が わたしの隠し持っている強欲な煩悩を 照らし 暴き出していく。

 

 ② 円陣で昭和を唄ふ秋公園・・・先日50年前に歌を歌っていた仲間たちと再会し、平和公園の傍で懐かしい歌を唄った。

 ③ 夕暮れて無人の故郷白むくげ・・・実家が無人になって何年だろう~?ふと立ち寄った故郷の家。白いむくげの花が咲いていた。母の顔・父の顔・そして兄の顔。

 

①煩悩とは仏教的表現過ぎる。もっと素直に詠んでいいのではないか。

②昭和を唄うの表現はいい。秋公園という季語が合っているか否か。

③「夕暮れて」「無人」あまりにも寂しい。

などの 意見をいただきました。

 

手直し句

 ① 満月や捨てきれぬ欲照らしをり

 ② 円陣で昭和を唄ふ秋時雨

 ③ 白むくげ故郷の庭にひとり立つ

コメント (4)
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