親不知 抜歯1
親不知 抜歯2
親不知 抜歯3
首周りの腫れは大分引きましたが、まだ左頬は腫れて疼いてる状態です(2006/12/20)。
*
さて、今回は昔話を。
1998年に受けた右上下親不知抜歯の処置の時に起こった恐ろしいこととは、簡単に言うと予想外の「痛さ」と「出血」でヒドイ目にあった、という経験である。
なんだ、そんだけかいっ! て?(笑)
*
1998年、春先。
仕事を早退して、やって来たのは名古屋市内の某総合病院・口腔外科の待合室。
むかーし昔、小学生の時に近所の歯医者さんで虫歯治療はしたことがあっても、口腔外科なんて敷居の高そうな所で歯を抜かれるのはこの時が初めてだったコーヂ。待合室にいるだけでもキンチョーはシャア専用ザク並である通常の3倍であった。
待つこと数分、看護士さんに名前を呼ばれ診察室へ通される。まずは先生と問診。そして別室でレントゲンを撮ってしばらくのちに、また診察。
滞りなく手術となり、治療椅子に座っていよいよその時を迎えた。
うっ、既に治療器具がズラリと並べてあるのが目に入る。このブログでテキストにするのも恐ろしい鉄製器具の数々が・・・こっ、こわー。
あごの下に前掛けをされ、モーター音とともに椅子の背もたれが倒れつつ、足部分が上がり、僕の体は水平より若干頭が下がるくらいの体位になった。
そして口の部分だけが丸く開いた布を顔にかけらた。コーヂ不安は最高潮に達しそうだ。まだ手術もなにもしてないのに既に僕は握りこぶしをしていた。
そのドキドキを先生は見てとったのか
「痛かったら左手をあげて教えてね。大丈夫ですから♪」
と言った。その言葉にちょっとだけ安心感。
麻酔の注射はツキーンとくるけど、まあこのくらいは大人の男子ならば我慢できる程度である。そして麻酔が効いたのち、先生は下の親不知から取り掛かった。
まずは歯茎をメスで切り開く。続いて既に露出している部分を切断。
ここまでは麻酔も効いていたし、僕自身のキンチョーも強くて、どうと言うことはなかったのだが、残っている根っこの部分を抜き始めると状況は一変した。
グイグイグイッ! ミリミリッ!
頭蓋骨に響くいやーな音とともに予想以上にかけられる強い力と激しい痛みがあごを襲う。っておいおいおいっ、麻酔使ってもこんなに痛いものなのかッ!?
ベキベキ、メキッ!
「んがーっ、ンーッンーッ!」(サザエさんではない)
思わず悲鳴。
そ、そうだ! 痛いときは左手だッ。手のひらを上下にパタパタパタと合図する。先生、気付いてケローッ!
先生「あー、痛いですか~? もうちょっとだからガマンしてね~。グイグイグイッ」
コーヂ「ンーッ、ンガアアアアツ~ッ!(えっ? なに? やめないのっ? このままいっちゃうのかーッ? ア、アンガャアアアッ)」
左手は激しくも忙しく上下にパタパタパタパタパタパタパタッ! と合図してるのに、先生は一向に力を緩めない。
・・・ダメだ。
この先生に左手のパタパタはもう意味を成さないことはよくわかった・・・(T。T)
耐えるしかないのだ。
無意識のうちに肩から背中、脚のつま先までピーンと伸びていたと思う。両手でGパンのモモ部分を力いっぱい掴むしか方法がなかった。
先生「頑張ってよ、もうちょっとだからね~。グーイグイグイッ!」
コーヂ「・・・ガアアアッ、ンガアアアアアアアッ(さっきももうちょっとって言ったじゃんか! もういや、助けてー)」
先生の手が止まる。小さな声でボソッと独り言。
先生「なかなか取れないな・・・」
ううう、大丈夫なのか? この人に任せて・・・。こっ、こええよぉ。
先生「さっ、もう一回行きますよー」
コーヂ「ひぃー」
グイグイグイッ。ミキミキメキッ。
「ンーッンーッアアアアアッ!(いててててててっ! モーイヤーッ!)」
グイグイグイッ、あそーれグイグイグイ。
「NGAAAAAH!」
メキメキ、メキバキィッ!
「AAAAAAAAHッ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
虚無感。
先生「ふぅー。はーい、取れたよー 。あ、 根っこ に あごの骨が ちょっと付いてきちゃった。これは・・・痛かったねぇー♪(^^;)」
ハァハァ・・・。ううう。『痛かったねぇー♪(^^;)』、じゃねーよ・・・。ッたくよぉ・・・。
口を開けて仰向けで寝ている僕の両目尻からは、いつの間にか熱い液体が後頭部に向かって流れていた。
*
ハァ? って感じですか?
よくあることですか?
でもね、まだ続きがあるんですよ。
親不知 抜歯2
親不知 抜歯3
首周りの腫れは大分引きましたが、まだ左頬は腫れて疼いてる状態です(2006/12/20)。
さて、今回は昔話を。
1998年に受けた右上下親不知抜歯の処置の時に起こった恐ろしいこととは、簡単に言うと予想外の「痛さ」と「出血」でヒドイ目にあった、という経験である。
なんだ、そんだけかいっ! て?(笑)
1998年、春先。
仕事を早退して、やって来たのは名古屋市内の某総合病院・口腔外科の待合室。
むかーし昔、小学生の時に近所の歯医者さんで虫歯治療はしたことがあっても、口腔外科なんて敷居の高そうな所で歯を抜かれるのはこの時が初めてだったコーヂ。待合室にいるだけでもキンチョーはシャア専用ザク並である通常の3倍であった。
待つこと数分、看護士さんに名前を呼ばれ診察室へ通される。まずは先生と問診。そして別室でレントゲンを撮ってしばらくのちに、また診察。
滞りなく手術となり、治療椅子に座っていよいよその時を迎えた。
うっ、既に治療器具がズラリと並べてあるのが目に入る。このブログでテキストにするのも恐ろしい鉄製器具の数々が・・・こっ、こわー。
あごの下に前掛けをされ、モーター音とともに椅子の背もたれが倒れつつ、足部分が上がり、僕の体は水平より若干頭が下がるくらいの体位になった。
そして口の部分だけが丸く開いた布を顔にかけらた。コーヂ不安は最高潮に達しそうだ。まだ手術もなにもしてないのに既に僕は握りこぶしをしていた。
そのドキドキを先生は見てとったのか
「痛かったら左手をあげて教えてね。大丈夫ですから♪」
と言った。その言葉にちょっとだけ安心感。
麻酔の注射はツキーンとくるけど、まあこのくらいは大人の男子ならば我慢できる程度である。そして麻酔が効いたのち、先生は下の親不知から取り掛かった。
まずは歯茎をメスで切り開く。続いて既に露出している部分を切断。
ここまでは麻酔も効いていたし、僕自身のキンチョーも強くて、どうと言うことはなかったのだが、残っている根っこの部分を抜き始めると状況は一変した。
グイグイグイッ! ミリミリッ!
頭蓋骨に響くいやーな音とともに予想以上にかけられる強い力と激しい痛みがあごを襲う。っておいおいおいっ、麻酔使ってもこんなに痛いものなのかッ!?
ベキベキ、メキッ!
「んがーっ、ンーッンーッ!」(サザエさんではない)
思わず悲鳴。
そ、そうだ! 痛いときは左手だッ。手のひらを上下にパタパタパタと合図する。先生、気付いてケローッ!
先生「あー、痛いですか~? もうちょっとだからガマンしてね~。グイグイグイッ」
コーヂ「ンーッ、ンガアアアアツ~ッ!(えっ? なに? やめないのっ? このままいっちゃうのかーッ? ア、アンガャアアアッ)」
左手は激しくも忙しく上下にパタパタパタパタパタパタパタッ! と合図してるのに、先生は一向に力を緩めない。
・・・ダメだ。
この先生に左手のパタパタはもう意味を成さないことはよくわかった・・・(T。T)
耐えるしかないのだ。
無意識のうちに肩から背中、脚のつま先までピーンと伸びていたと思う。両手でGパンのモモ部分を力いっぱい掴むしか方法がなかった。
先生「頑張ってよ、もうちょっとだからね~。グーイグイグイッ!」
コーヂ「・・・ガアアアッ、ンガアアアアアアアッ(さっきももうちょっとって言ったじゃんか! もういや、助けてー)」
先生の手が止まる。小さな声でボソッと独り言。
先生「なかなか取れないな・・・」
ううう、大丈夫なのか? この人に任せて・・・。こっ、こええよぉ。
先生「さっ、もう一回行きますよー」
コーヂ「ひぃー」
グイグイグイッ。ミキミキメキッ。
「ンーッンーッアアアアアッ!(いててててててっ! モーイヤーッ!)」
グイグイグイッ、あそーれグイグイグイ。
「NGAAAAAH!」
メキメキ、メキバキィッ!
「AAAAAAAAHッ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
虚無感。
先生「ふぅー。はーい、取れたよー 。あ、 根っこ に あごの骨が ちょっと付いてきちゃった。これは・・・痛かったねぇー♪(^^;)」
ハァハァ・・・。ううう。『痛かったねぇー♪(^^;)』、じゃねーよ・・・。ッたくよぉ・・・。
口を開けて仰向けで寝ている僕の両目尻からは、いつの間にか熱い液体が後頭部に向かって流れていた。
ハァ? って感じですか?
よくあることですか?
でもね、まだ続きがあるんですよ。