ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

ピッかピッかの給食センター

2009-03-31 04:56:02 | Weblog


SAYONARAさよなら

今日で、3月もおしまい。
昨日からも、時々雪が降ったり、霙になったり
雨も混ざったりと、目まぐるしい。

空の雲も、忙しかったり、考え倦(あぐ)ねているのだろう。
「どっちやねん?」「冬には戻れないのとちゃうん?」
「それでも、中国の方から、ごっつぅ寒い奴来るからしゃーないねん!!」
「雨ちゃうナ・・・・コリャ雪やな・・・・」

昨日の昼過ぎにも、春とは思えない降雪があった。

午後の会議は、結構なボリューム。年度末だから。
その前に、完成間近の新給食センターにお邪魔した。
ピッかピッか、新築のドライシステム、オール電化ではないけど
厨房器機は殆ど電気で稼働する。

予行演習、シュミレーションを繰り返して、8月、2学期の
学校給食から、本格稼働する。
一日、560食の給食能力を有する。

学校給食は、作り置きが許されない、全てその日、朝、一から
ヨーイドンで始まる、時間内に全ての行程をクリヤーして
何品目かの料理を完成させ、それぞれの学校に届ける、
午後、それらの食缶、食器を回収、洗浄殺菌して仕事が終わる。

基本的な考えの中に、「作り置き」が無いので、
冷凍食品を保管する、冷凍庫も国の補助対象から外されている、
冷蔵庫は補助対象だ。

今の世の中、一つの考え方として、超大型冷凍庫と超大型電子レンジを
備えれば、ほとんど、どんな料理も可能になり得る。
500食を超える、給食と言えども、同じだ。
「チン」して皿に盛れば、立派な料理が次々と湯気を上げる、
異様に熱かったり、熱さにムラが無いように気をつければ。

「空港のレストランなんかで、ミックスフライを注文すると
 時々、異常に熱いフライが登場したりする」

出来合いのものでは無くても、今の時代、食材として
冷凍された原材料を利用出来ないのは、料理を作る側
としては、献立の組み立てで非常に苦労する。
しかも、材料費にかける金額も極めて限定されているから、

何が何でも、冷凍食品を使うなという姿勢にも疑問を感じるし
何処かで、歯止めをかけておかないと、500食でも1000食でも
「チン」して皿に盛られる心配もある。

給食センターの現場の苦労は、並々ではないし、
その街の姿勢、考え方(子ども達への思い)を色濃く反映する
場所でもある。

弁当を持たせて、時間にゆとりのある昼食の時間
楽しい昼食の時間を考えては、という意見もあるし、
何億もの建設費を投入して、衛生管理の行き届いた
素晴らしい給食センターでも、その日勝負で500食、1000食と
なると、料理として出来得ることは、本当に限られて来る
辛さがあることも事実だと思う。

「ルゥ」は母のベットが一番のお気に入り、
よく腹を上にして寝ている。
「自分の布団で寝ろ!!!!」


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