ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

ハイ!・・・それが一番の問題です

2011-06-12 08:10:34 | Weblog
うす

札幌は、何処に行っても、YOSAKOIソーランの衣装を見に纏った人で一杯だった。
昨日は、ほとんど一日中、練習していて、午後から、お世話になっている
アコーディオンの先輩宅に札幌移転のご挨拶に出かけた。

隣の部屋からGoraが運び込まれ、一分の狂いも無い鍵盤部の平面を眺め、
透き通る音色を試させていただいた。希有のアコーディオンと言えるだろう。
もちろん、それぞれの楽器に、特徴があっていい訳だし、それぞれの愛されるべき音色があることも
否定出来ないが、Goraはそれでしか表現出来ない音色が飛び抜けてしまっている、
決して、出しゃばりはしないが、非常に遠音のきく、バランスのとれたアコーディオンだった。
繊細な表現も、和音の塊も、至る所で「おおっ」と、思わず声が出てしまう。

夕方から、TOMOKOさんと資生館小学校の斜め向かいにある、シアターキノに出かけた。
二人で映画館に出かけるのは、「ビッグウェンズデイ・もう頬杖はつかない」以来かも知れない。
逢坂さんが紹介されていた、「100,000万年後の安全」フィンランド映画を見た。
暗闇の中で、多くの人が意見を述べていた。
500mの岩盤の下に大きな空洞を掘り、そこに、核廃棄物を埋めるプロジェクトが進行している。
結果として、これで絶対大丈夫という「確証」は得られなかった。
あまりにも長過ぎる、時間、誰も責任を持てない、

映画の途中から、100,000万年後のことを、延々と心配することより、
今の私達の意識を少し変えることの方が、これは早いのでは・・という思いに駆られた。
暗闇で議論は尽くされたけど、500mの岩盤地下に、核廃棄物を埋めるというプロジェクト自体が
「ナンセンス」では・・・・と言ってるのかな?・・・そんな風に読めた。
今、多くの人の、原発や核廃棄物に対する意識が変わったとしても、
既に、生み出されてしまった何十万トンもの高レベル核廃棄物は、現実として残る。
誰にも、どうすることも出来ない。

私達は、待ったなしで、選択を迫られている・・・・・・
にもかかわらず・・・・
この国の国政を司る人々は、あまりにも・・・・・・情けない。

今日は、レッスンデー。

移転した案内の葉書が全国津々浦々届いたので、毎日「引っ越したんだって・・・?!!」という電話を
多くの方からいただく、「札幌でも宿泊業してるの・・・?」
ありがとうございます。
「宿泊業は止めました」
「じゃぁ・・なんで食ってんの?」
「ハイ!・・・それが一番の問題です」
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