ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

口癖!

2006-04-04 06:26:23 | Weblog
なぜか雪が降り、朝晩は道路がつるつるです。関東からノーマルタイヤで、スキーに来られたご家族がありましたが、ちょっと心配です雪の降り初めとこの時期が非情に騙されやすい危険な時期です。『ああ、道路は濡れてるな』なんて思ったら大間違いですってんころりんになります。私も以前、中山峠で、一回転しそうになりました。

去るものは追わず、来るものは拒まず、の自然体でアコーディオンのレッスンに通っていますが、4月のこの時期は、いつも新しい生徒さんの問い合わせが増えて来ます、
北海道は、雪が溶けて、何か新しい事を始めたくなる季節なんだと思います。私の通っている狸小路の楽器屋さんでも、音楽教室の無料体験コーナーを一生懸命宣伝しています。楽器のレンタル、その他、至れり尽せりで生徒さんの獲得にあたっています。

今のゲーム機で遊ぶ子供達にとって、非情にマニアルチックな楽器をマスターすると言うのは結構きついのかも知れません。特にアコーディオンと言う楽器はややこしいものが沢山付いていて、重いし、ちゃちゃっと練習したくらいではなかなか上達しないし、とにかく我慢して我慢して、反復練習を繰り返すしかありませんから今の時代に不向きといえば、不向きなのでしょう。

ゆえに、それでしか表現出来ない音の世界も存在するのだと思います。ひとたび、それにハマると後戻り出来なくなり、肩が痺れるまで、何かに憑かれたようにひたすら練習を繰り返すハメになります。あの楽器を持てば、よい音で綺麗に弾けるかもと、錯覚し、次から次へと、金に糸目を付けず、高価な楽器を購入される方もあります。アコの音色の善し悪しや、発声音の判断、聞き分けが出来るようになれば、それはそれだけでも素晴らしいと思います。

それと、どんな楽器でもあると思いますが、楽器自体の調子も、いつも同じではありません、波があり、季節によっても違うし、気温、湿度、周りの環境によっても異なります。それも興味深い一つの要素になって来ます。
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