手技療法の寺子屋

手技療法の体系化を夢みる、くつぬぎ手技治療院院長のブログ

ひとりでできる!!肋骨の可動性検査練習法 その5≪肋骨へのアプローチ1≫

2012-12-08 20:00:00 | 学生さん・研修中の方のために
 今回のシリーズ「その2」から「その4」までは、部分的な動きから全体の動きを捉えるという流れで練習してきました。

臨床では「その4」から「その2」までを反対に進んで制限を特定していきます。



まず全体の動きをみて、


次に左右差、および上下の差を比較し、


最後に部位を特定するという手順です。


イメージできましたか?

本来なら他にも評価しなければならないところはあると思いますが、ここでは動かないところ、制限を特定するということに的を絞ってお話ししています。



では制限に対しアプローチしてみましょう。

触診のためのコンタクト方法が、そのままアプローチの形になります。

Ⅱ~Ⅴ指の指先をそろえて、制限のある肋間部分に当て、横方向にゴリゴリ動かしてマッサージしましょう。




えっ、それだけですって。

もっと複雑なことをすると思っていましたか?

まあまあ、落ち着きましょう。

まずはこのようなシンプルな方法で試してみてください。



はじめは刺激すると軽く痛むかもしれません。

それでも、しばらく続けてみてください。

やがてはじめの痛みがやわらいでくる、あるいは硬さが柔らかくなってきたら手を止めて再評価してみてください。



意外と変化するのではないでしょうか。

シンプルな方法でも評価が的確であれば、きちんと効果を出してきます。

いくつかの肋間レベルにわたって異常があれば、同じように治療して再評価してみてください。

この方法で上手くいかないときは、次週ご紹介する呼吸を利用した肋骨のモビライゼーションを行ってみてください。




《おまけの話》
年の瀬も近づいてきましたね。
今年もいろいろあった一年でしたが、皆さんはどのような思いでこの忘年会シーズンを迎えているでしょうか?

「忘年会」の言葉で遊んでみました。
軽く笑ってもらえたら嬉しいです。



師も走る
向かった先は 忘年会
酒くみ交わす 振り返りつつ 

ことし一年 がんばって
とにかく動いた 忙年会
夢も大きく 膨年会
はりきりすぎて 暴年会

来年は
ほどよいペースと バランスで
つなげていきたい 紡年会

ことし一年 イマイチで
やる気も足りずに 乏年会
守りに入って 防年会
チャンスを振った 棒年会

来年は
チャンスの前髪 つかまえて
チャレンジしたい 冒年会 

生きてれば
いろいろあるけど 明日への
希望を語ろう 望年会 



…おしまい
おそまつ様でした m(__)m
どうぞ楽しい忘年会を (^.^)/~~~



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