手技療法には、さまざまなテクニック・療法があります。
それと共に、さまざまな効果が宣伝されています。
いわゆる民間療法になればなるほど、「難病が治る」 といったようなビックリするふれこみもあります
ではそれぞれのテクニックが、病気そのものを治しているのかというと、決してそうではありません
私は手技療法が行っていること、できること、というのは、基本的には 「畑の土を耕す」 ことと同じではないかと思っています
土が硬いままでは、作物はなかなか育たないでしょう
芽すら出ないこともあるかもしれません。
耕すことによって、あるていど土が軟らかくなると、ミミズも動き回ってさらに軟らかくなり、通気性や保水性が良くなって微生物も繁殖し、肥えた良い土になっていきます。
つまり、「耕す」 こと以外は自然の働きで変化しているわけです。
手技療法によって刺激を与え機能障害が改善すると、組織の動きが良くなって、循環機能や神経機能、呼吸機能が向上して、正常な代謝活動が再開され、ADLの向上や治癒につながっていくわけです。
つまり、「刺激を与える」 こと以外は、身体の自己修復・更新機能によって変化しているわけです。
同じようなものだと思いませんか?
どんなに難しい症状が良くなったとしても、それは身体が治したのであり、手技療法は 「土を耕した」 にすぎません。
ここを忘れて、テクニックの効果を華々しく語るのは論理の飛躍というもので、セラピスト自身がとんでもない錯覚を起こすことになります
とくに学生さんや研修中の方は、くれぐれも注意なさって下さい
そして当然のことながら、土を耕すだけで作物は育ちません。
水や日光、堆肥も大切ですし、土を休ませることも必要になるでしょう
場合によっては、農薬や間引き (枝切り) も必要になると思います。
同じように、手技療法だけで万事OKということなどあるはずなく、栄養や運動や休息も大切です。
というよりもそちらが基本です
状況によっては、薬物療法や外科療法が必要なときもあります。
ふつうに当たり前のことですよね
ただ、今の医療を見渡すと、「土を耕す」 という視点がちょっとおろそかになっているのかもしれません。
土を耕しさえすれば芽が育つ状況であっても、いろいろな農薬を使おうとしたり、枝を間引くほうに意識が向きがちである、といえるのではないでしょうか。
ここが、私たちが体性機能障害の存在と、それに対する手技療法の有効性を主張する押さえどころではないかなと思います
それと共に、さまざまな効果が宣伝されています。
いわゆる民間療法になればなるほど、「難病が治る」 といったようなビックリするふれこみもあります
ではそれぞれのテクニックが、病気そのものを治しているのかというと、決してそうではありません
私は手技療法が行っていること、できること、というのは、基本的には 「畑の土を耕す」 ことと同じではないかと思っています
土が硬いままでは、作物はなかなか育たないでしょう
芽すら出ないこともあるかもしれません。
耕すことによって、あるていど土が軟らかくなると、ミミズも動き回ってさらに軟らかくなり、通気性や保水性が良くなって微生物も繁殖し、肥えた良い土になっていきます。
つまり、「耕す」 こと以外は自然の働きで変化しているわけです。
手技療法によって刺激を与え機能障害が改善すると、組織の動きが良くなって、循環機能や神経機能、呼吸機能が向上して、正常な代謝活動が再開され、ADLの向上や治癒につながっていくわけです。
つまり、「刺激を与える」 こと以外は、身体の自己修復・更新機能によって変化しているわけです。
同じようなものだと思いませんか?
どんなに難しい症状が良くなったとしても、それは身体が治したのであり、手技療法は 「土を耕した」 にすぎません。
ここを忘れて、テクニックの効果を華々しく語るのは論理の飛躍というもので、セラピスト自身がとんでもない錯覚を起こすことになります
とくに学生さんや研修中の方は、くれぐれも注意なさって下さい
そして当然のことながら、土を耕すだけで作物は育ちません。
水や日光、堆肥も大切ですし、土を休ませることも必要になるでしょう
場合によっては、農薬や間引き (枝切り) も必要になると思います。
同じように、手技療法だけで万事OKということなどあるはずなく、栄養や運動や休息も大切です。
というよりもそちらが基本です
状況によっては、薬物療法や外科療法が必要なときもあります。
ふつうに当たり前のことですよね
ただ、今の医療を見渡すと、「土を耕す」 という視点がちょっとおろそかになっているのかもしれません。
土を耕しさえすれば芽が育つ状況であっても、いろいろな農薬を使おうとしたり、枝を間引くほうに意識が向きがちである、といえるのではないでしょうか。
ここが、私たちが体性機能障害の存在と、それに対する手技療法の有効性を主張する押さえどころではないかなと思います