手技療法の寺子屋

手技療法の体系化を夢みる、くつぬぎ手技治療院院長のブログ

2000の人生と仕事の深み

2016-10-05 07:54:21 | 治療についてのひとりごと
《Facebookより》
先日、カルテの枚数が2000枚を越えました。

開業して11年で、2000人の方がご来院。


でもこれは、数だけを表しているのではありません。

ひとつの人生との出会いが、2000あったということです。


はるか昔から命のバトンを受け継ぎ、今に至る人の生「人生」が2000も。

そしてこの出会いによって、もしかしたら未来が変わるかもしれない。

そう考えたら、一人で細々続けている小さな治療院ですが、やっていることは決して小さなことではありません。

きっとそれは、どんな仕事でも同じことでしょう。


「仕事に深みがある」という言葉があるけれど、きっとそれは単に知識や技術が優れているというだけではなく、

紡がれてきた人生の重みを実感として持ちつつ内に秘め、

外見上はその重さを感じさせない、軽快で自然な振る舞いのなかに出てくるものではないか。

そのように感じています。


深みが出るまでの道は遠いけど、だからこそ生涯をかける価値があるのでしょう。

私の場合は、身体にあらわれた人生の足跡を、手を通して紐解いていくことが仕事。

日ごろは「コリをほぐします」って言っているだけですけどねf(^^;

この仕事を通して、自分自身の人生も深めていくことができたらと思っています。


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3 コメント

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勇気をありがとう (めぐ)
2016-10-07 10:05:04
はじめまして
マッサージ師を目指してるものです。私はにが手です。ほとんど曲がりません。今まで何回もセラピストになろうと考えましたが、周りから、にが手はけがをしやすいとかあま手のほうがやり易いとよく聞いていまして怖くて諦めてました。が、色んな仕事をしましたが、マッサージ師の夢が忘れられなくてこれから頑張る事にしました。
先生もにが手との事で凄く勇気と希望を貰いました(ノ_<。)
手はもう生まれつきだから仕方ないです。この手でよかったと思えるといいです。
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めぐさんへ (くつぬぎ)
2016-10-12 22:27:00
はじめまして。
メッセージありがとうございました。
返信が遅くなって、申し訳ありません。

私も20年余り臨床をやっていますが、苦手がハンデになっていると思ったことはありません。
苦手・甘手は特徴の違いであって、優劣ではありません。
それぞれに合った方法で行えばよいだけだと思います。

だから大丈夫です。
大切なのはめぐさんが夢をあきらめないということ。

手技療法の基本は痛いところに手を当てる手当てです。
甘手は甘手なりの、苦手は苦手の手当てがあるはず。

古歌(日本書紀か古事記)にも、苦手が表現されていますよ。
「すくなひこなの にが手にて なでればおちる 毒の虫 押せばなくなる やまいの血潮」

http://blog.goo.ne.jp/kmmoblog/e/961eb44a2fa9941b0ecf01818a8b5b3c

めぐさんの夢がかいますように。
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お返事ありがとうございます (めぐ)
2016-10-16 20:32:16
お返事ありがとうございました。指先が小さめで指圧するとペンが刺さった感じになるのでなるべく指の腹で指圧するようにしています。
先生のおっしゃる通り、指は個性ですね(^-^)
今、研修中ですが、予想以上になかなか難しくて、くじけそうで逃げたい時ありますが、夢を絶対諦めたくないので、頑張っていきます!

ありがとうございました!元気でました!
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