手技療法の寺子屋

手技療法の体系化を夢みる、くつぬぎ手技治療院院長のブログ

ひとりでできる!!肋骨の可動性検査練習法 その8≪「全身から」か「局所から」か≫

2012-12-29 20:00:00 | 学生さん・研修中の方のために
≪前回のつづき≫

臨床において、姿勢構造モデルなどを利用して全身から診るべきか、症状に近い部位の緊張の分布から診て地道に広めていく方法を取るべきか?

みなさんはどのように考えられたでしょうか?

私はこのブログで、経験が浅いうちは局所からきちんと診ていくことを強調していますが、それはあくまで学習の進め方についての個人的な考えです。

より広い視点に立てば「全身から」と「局所から」というのは対立する考えではなく、互いに補い合う関係だと思っています。



身体をパターンで捉えるというのは、ひとつの視点からみた考え方なので、それに当てはまらないケースも出てくる可能性があります。

そのときには、地道に局所から隣へ隣へと進めていくことで、その患者さん固有の問題を発見しやすくなるはずです。



反対に局所から地道に進めていくのは丁寧ですが、当然ながら全体像をつかむまでには時間が掛かります。

大まかにでもパターンとして捉えたほうが、仕事はスピーディーです。

どんなところに勤めていても、時間的に制約があるなかで治療をしているはずなので、スピードも大切な条件になります。



このように、全体を捉えた上でポイントを絞り込んでいくのも、局所から全体に広げていくのも、どちらかが正しくてどちらかが間違っているという問題ではありません。

ポイントなのは「考え方」という思考ツールの使い分けですね。

≪ 「直接的治療と遠隔的治療(直談判と根まわし)」もご参照ください≫

推論法なら演繹法と帰納法、組織ならトップダウン型やボトムアップ型のどらが絶対的に正しいというのではなく、状況に応じて使い分ける、変化させることが大切ということと同じです。

ベテランの方たちは意識的あるいは無意識的に、両者の間を自由に反復横とびして使い分けているのではないかと思います。



使い分ける判断の基準は、時間的な制約がある中で自分の技量に応じ、全身からと局所から、どちらの方法がより早く、あるいは持続して患者さんの苦痛を減らすことができるかということ。 

わからなければ自分の技量と患者さんの状態から判断して、よりリスクの少ないほうから始めましょう。
 
いずれにせよ自分の技量を知っておく、というのがポイントです。

何度もお話ししてきた、身の丈に応じた臨床ですね。




私の場合を振り返ると、急性期なら全身から(離れたところから)、慢性期なら局所からという感じですが、いつでもその通りとは限りません。

(東洋医学の書「黄帝内経:素問」にある「急なれば則ちその標を治し、緩なれば則ちその本を治す」とはちょっと違う考え方かもしれませんね。)

より的確に判断するには経験の積み重ねが求められますが、とにかく今の自分にできるベストのことを行っていきましょう。



それでも決めかねますと迷ってしまう方、禁忌と適応さえ見分ければ心配ないですよ。

病的な状態というのは私たちが学生時代、生理学のいちばん初めに習った生命が一定の状態を保とうとする力であるホメオスタシス(恒常性)が破綻した状態です。

手技療法が対象としているのは体性機能障害ですから、この場合は運動器系の機能的なホメオスタシスが破綻して、腰痛や肩・膝の痛みが出ているということになります。

そして、破綻したホメオスタシスを維持できるまで戻すことができれば、回復可能なものであるなら、生体はそれ自身の力で治すことができるはずです。



「自分たちの仕事は、患者さん自身のホメオスタシスが有効に働けるところまで持っていくこと。

それができるなら、基本的な考え方として上からでも下からでも、前からでも後ろからでも、左右のどちらからアプローチしても構わないのではないか。

さまざまな考え方を持ったアプローチが数多く存在できるのも、それぞれの方法がホメオスタシスの回復に役立っているからだろう。」

このように考えるようになってから、私は方法論や手法の違いにとらわれなくなりました。

機能障害から回復するルートは、ひとつではありません。

それさえ理解できれば、自分が納得できるルートから進み、結果が思わしくなければ、異なる方向からアプローチすればよいわけです。



ところで、学んでいく順序としては姿勢構造モデルなどの「全身から」か緊張の分布をみるなどの「局所から」のどちららかがよいのでしょう?

私は「局所から」を勧めていますが、この場合も自分の好みに合った方法から学んでいけばよいと思います。

パターンのモデルを勉強していて行き詰ったら、地道に局所から進めていく方法に切り替えてもよいでしょうし、反対に地道に進めていてもどかしくなったなら、全身を捉えるパターン的な見方を学んでもよいでしょう。

大切なのは学ぶ側の個性や状態に応じて、さまざまな学び方のルートがあるということだと思います。

最終的にはいろいろな角度から、診られるようになればいいわけです。

そのなかで私は、局所から緊張の分布をみて地道に広げていくルートを整備して、後輩たちが学びやすいようにしておきたいと考えています。



局所を診ること、全体を診ることはよく話題になるので、今年を締めくくるものとしてこのお話しをしておきたいと思いました。

思いつくまま書いたので、ちょっとまとまりがなかったけど。



さて、脱線ついでのお話しで、前回・前々回でご紹介した呼吸を用いたモビライゼーションを練習していて「上手く肋骨を固定できないっ」と困った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その悩みが今回のテクニックも含め、あらゆるテクニックを効果的に用いる上で、大切なポイントになってきます。

新年第一回目となる次回は、そのポイントについてのお話しです。



ひとりでできる!!肋骨の可動性検査練習法 その7≪肋骨へのアプローチ3≫

2012-12-22 20:00:00 | 学生さん・研修中の方のために
続いて、呼気制限に対するアプローチです。

呼気制限(下がらない)では、吸気制限の反対をすればよいだけです。

指は肋間部に沿わせたまま、呼気で下位肋骨の上縁を軽く押し下げるようにして動きについていきます。



吸気の時には、上がらないように抵抗して押し下げたままにしておきます。

固定しにくいなら両手で押さえても構いません。

これを5~10回程度くり返し、元に戻して再評価し、変化がいまいちなら呼気で呼吸を止める方法を用いてもよいでしょう。



ところで前回の最後に、肋骨へのアプローチで上手くいかないなら、隣へ隣へとひとつずつ調べていけばよいとお話ししました。

このような話をすると、ベテランの先生から「部分だけをみた場当たり的なものではなく、身体全体を診た上で治療するように」という指導を受けたことが頭をよぎったりしませんか?

または「局所だけを診てアプローチするのは、その場で良くなってもぶり返しやすいからダメだよ」という話もよく聞くと思います。

確かにそういうこともあるでしょう。

そうなるとやっぱり焦って「早く全身を!!」と思うかもしれません。



これについて私は、経験が浅いうちはたとえその場限りにせよ、患者さんを傷つけることなく改善させることができた、ということをまず評価すべきだと思っています。

それができれば、患者さんとの信頼関係も築きやすく、次の一手につなげやすいからです。



私が寺子屋ブログでご紹介している「緊張の分布をみる」という方法は、主要病変(メジャー:プライマリー)と二次性病変(マイナー:セカンダリー)を評価して見分けないような、行き当たりばったり的なものという印象を与えるかもしれません。

または理屈抜きで硬いところをただほぐしているだけ、と感じさせるかもしれません。

もちろん身体全体を診て評価することや、主要な問題点にアプローチするというのは、私も大切なことだと思います。



しかしそうは言っても、はじめのうちから全身を診るというのも、本当に主要な部位を見つけ出すのも至難の業。

どこから取り掛かってよいのかわからず、あれこれ迷ってアタフタしているうちに、時間だけが過ぎてしまったという経験はありませんか?

私は経験があります。

へんな汗が出てきますよね。

たとえ経験が浅くても、自分が担当した患者さんには責任がありますし、何よりも良くなって欲しいという思いから徐々に焦りが出てきます。



でもそんなときこそ、緊張の分布をみるという方法が役に立ちます。

適応と禁忌を見分けた上で、これまでお話ししてきたように症状に近く、緊張が強い部位からアプローチを始めてみて下さい。

それが上手くいけば、患者さんにその部位へのセルフケアをアドバイスしてあげましょう。

生活を送る中で症状が再発したとしても、セルフケアによってある程度コントロールすることができれば、患者さんの不安も少なくなります。

ここまで持ってくることができれば腰を落ち着けて、少しずつ診る範囲を広げながら取り組んでいくことができます。



こうして地に足をつけて一歩一歩進んでいくという方法でも十分に効果を上げることができますし、やがて身体全体のことを診られるようになっていきます。

私は手技療法を学ぶ上で、人体の構造的なつながりを、自分の身体で感覚的に理解しながら覚えていくことが大切だと思っています。

それには地道に局所から、足元から進めていくのがベターではないか、そのように考えています。



一方で全身を捉えた診かたとして、姿勢のタイプや構造的な機能の連続性から、いくつかのパターンに分類してモデル化するという方法もあります。

脊柱のカーブの形態から前彎後彎型や平背型…etcという分類や、身体均整法の11種の分類、最近ではアナトミー・トレインもそれに含まれるでしょう。

さまざまなパターンのモデルが紹介されていますので、みなさんもご覧になったり学んだりしたと思います。



姿勢構造モデルを学ぶことによって経験が浅くても、身体全体を診るための足掛かりを比較的容易に得ることができます。

モデルの中に治療すべきポイントが示されるので、患者さんが意外に思うところを治療することで、大きな成果を出すこともあります。

思い通りの展開で患者さんがビックリするような治り方をしたので、思わず心の中でガッツポーズをした!という経験がある方もきっといらっしゃるでしょう。



では、臨床というさまざまな制約が加わる実践の場では「全身から」か「局所から」かの、どちらかの方法を選んで進めていくべきなのでしょうか?

この場合、全身からというのは姿勢構造モデルなどを利用して全体像を捉えた上で、治療するポイントをピックアップしてアプローチするという方法。

局所からというのは、症状に近い部位の緊張の分布をみて、緊張の強い順に展開していく方法です。

みなさんはどのように考えますか?



次回は「ひとりでできる!!触診練習法」シリーズから少し脱線し、それについての個人的な雑感を引き続きお話しをして、今年の手技療法の寺子屋ブログを締めくくりたいと思います。


ひとりでできる!!肋骨の可動性検査練習法 その6≪肋骨へのアプローチ2≫

2012-12-15 20:00:00 | 学生さん・研修中の方のために
前回は肋骨の機能障害に対して、肋間部をマッサージするというとてもシンプルな方法でアプローチしていただきました。

このような方法でも、評価がきちんとしていれば効果を出してくるのですが、上手くいかなかったという方もいるでしょう。



そのような場合には、呼吸を用いた肋骨のモビライゼーションを試してみましょう。

まず肋骨が吸気制限なのか呼気制限なのかを見極めます。

これまでは動く・動かないで判断してきましたが、方向をより具体的に示して細かく評価していくわけです。



まず、肋間部分に指を入れたとき、指の上下には上位と下位の肋骨を触れています。


大まかな話ですが、肋骨は吸気で上がり、呼気で下がります。

深呼吸をした時、吸気で上位の肋骨が上がって行かないと吸気制限と表現します。

呼気で下位の肋骨が下がって行かないと呼気制限とします。




どちらかわかったでしょうか。



いずれかを特定することができれば、肋骨のモビライゼーションに入りましょう。

吸気制限(上がらない)の場合、吸気で上位肋骨の下縁を軽く押し上げるようにして動きについていきます。



呼気の時には、下がらないように抵抗して押し上げたままにしておきます。

片手で固定しにくいなら、両手を用いましょう。

これを5~10回程度くり返し、元に戻して再評価します。



思ったほど動きが改善していないようなら、5回ほどの呼吸のあいだ押し上げたら、そのまま吸気で10秒程度息を止めてストレッチを加え、元に戻して再評価します。

体性機能障害に対する臨床は、あの手がダメならこの手に変えるという切り返しも大切です。



刺激の加え方を変えてもだめなら、刺激する部位を変えましょう。

肋骨そのものがだめなら肋椎関節に、それでもだめなら胸椎に、さらにだめなら腰椎や骨盤、下肢、あるいは頸椎や上肢にアプローチする必要があるのかもしれません。

隣へ隣へと一歩ずつ視野を広げて診ていきましょう。



もしかしたら「肋椎関節の可動性なんて診れないよ」「胸椎は自信がありません」という方もいるかもしれません。

でもそれがチャンスですよ!!

自分が取り組むべきテーマがはっきりしているわけですからね。

ただ漫然とセミナーに参加したり、テキストを順番通り練習するよりも、目的意識がはっきりしているほうが学習の効率の高さは歴然としています。

それにこれまでもお話ししてきたことですが、一部分でも脊椎の分節的な可動性という、細かい動きの感覚をつかむことができれば、他の部位もわかりやすくなります。

練習するほど学習の効率は高まっていきますよ。


ひとりでできる!!肋骨の可動性検査練習法 その5≪肋骨へのアプローチ1≫

2012-12-08 20:00:00 | 学生さん・研修中の方のために
 今回のシリーズ「その2」から「その4」までは、部分的な動きから全体の動きを捉えるという流れで練習してきました。

臨床では「その4」から「その2」までを反対に進んで制限を特定していきます。



まず全体の動きをみて、


次に左右差、および上下の差を比較し、


最後に部位を特定するという手順です。


イメージできましたか?

本来なら他にも評価しなければならないところはあると思いますが、ここでは動かないところ、制限を特定するということに的を絞ってお話ししています。



では制限に対しアプローチしてみましょう。

触診のためのコンタクト方法が、そのままアプローチの形になります。

Ⅱ~Ⅴ指の指先をそろえて、制限のある肋間部分に当て、横方向にゴリゴリ動かしてマッサージしましょう。




えっ、それだけですって。

もっと複雑なことをすると思っていましたか?

まあまあ、落ち着きましょう。

まずはこのようなシンプルな方法で試してみてください。



はじめは刺激すると軽く痛むかもしれません。

それでも、しばらく続けてみてください。

やがてはじめの痛みがやわらいでくる、あるいは硬さが柔らかくなってきたら手を止めて再評価してみてください。



意外と変化するのではないでしょうか。

シンプルな方法でも評価が的確であれば、きちんと効果を出してきます。

いくつかの肋間レベルにわたって異常があれば、同じように治療して再評価してみてください。

この方法で上手くいかないときは、次週ご紹介する呼吸を利用した肋骨のモビライゼーションを行ってみてください。




《おまけの話》
年の瀬も近づいてきましたね。
今年もいろいろあった一年でしたが、皆さんはどのような思いでこの忘年会シーズンを迎えているでしょうか?

「忘年会」の言葉で遊んでみました。
軽く笑ってもらえたら嬉しいです。



師も走る
向かった先は 忘年会
酒くみ交わす 振り返りつつ 

ことし一年 がんばって
とにかく動いた 忙年会
夢も大きく 膨年会
はりきりすぎて 暴年会

来年は
ほどよいペースと バランスで
つなげていきたい 紡年会

ことし一年 イマイチで
やる気も足りずに 乏年会
守りに入って 防年会
チャンスを振った 棒年会

来年は
チャンスの前髪 つかまえて
チャレンジしたい 冒年会 

生きてれば
いろいろあるけど 明日への
希望を語ろう 望年会 



…おしまい
おそまつ様でした m(__)m
どうぞ楽しい忘年会を (^.^)/~~~



ひとりでできる!!肋骨の可動性検査練習法 その4≪肋骨の動きをみる2≫

2012-12-01 20:00:00 | 学生さん・研修中の方のために
≪前回からのつづき≫

ひとつの肋間部の動きを追跡できるようになったら、上下の肋間部に指を移動させ、同じように呼吸を伴わせて動きを観察してみてください。

それまでのレベルと比較して、触れた感触、動きの範囲・質などに違いはみられるでしょうか。

上下の隣り合う部位と比べて、急に動きが変化しているようなら、機能的な制限が存在している可能性は高くなります。



慣れてきたら両手を使って、左右で同じレベルの肋間部の動きを同時に感じとりましょう。

これまで通り腕を交差させて反体側に触れても、同側に触れてもどちらでも構いません。



自分がわかりやすい方法で触れてください。



自分でも自覚していなかったかもしれませんが、意外と動きに左右差があるのではないでしょうか?

左右同時に触れていると、肋骨の出っ張り具合など、形態にも左右差があることに気づくかもしれません。

じつは肋骨に限らず、症状が出ていなくても動きの左右差など、機能的な制限は体のあちこちにあるものです。

代償が働いている、ホメオスタシスが破綻していない範囲でおさまっているために、発症しないというだけです。



では触診では何をもって、どの範囲まで異常とするのか?

症状が出ていなくても、左右差や制限があれば片っぱしから異常と判断するのか?



機能的な異常をどこで線引きするのか、局所的な制限はともかく、全身を視野に入れたものとして、明確に統一された基準というのはまだありません。

みなさんご存知のように、機能的な治療についての考え方はさまざまなメソッド・コンセプト・流派?があり、視点の違いから判断のばらつきも大きくなっています。



さらには、機能的回復のゴールをどこに設定するかは、患者さんによって異なるというのもこの問題を難しくさせています。

たとえば同じ膝の痛みでも、座って・立って・歩けたらいいという方と、フルマラソンを走りたいという方ではゴールは違います。

そのため、どこまでアプローチすればよいかということについて、個人差が大きくなってしまうわけです。



言い方を変えると、私たちにはオーダーメイドのアプローチが求められているということです。

それが、この仕事の面白みとも言えるのですが。



何はともあれ現状では、触診における正常・異常の判断は各セラピストに委ねられていると言っていいのではないかと思います。

そのため、各自が経験を積んで自分なりの基準を作っていく必要があります。

触診における、基準作りのための必要最低条件は、微妙な動きを感じとれるということです。

それには練習あるのみ。



肋骨の動きの感じとれるようになることは、肋骨だけではなくあらゆる部位の動きを感じとることに通じます。

一部位で養った動きの感覚は、他の部位でも生きて来るのです。

そのことをしっかり心に留め、このトレーニングを地道に続けてくださいね。



同じレベルを左右同時に感じとれるようになったら、このシリーズの「その1」で行ったように、手を大きく広げて左右の胸郭に触れてみましょう。


「その1」では全体の動き方をみていただきました。

ここでは胸郭全体の動きを手の下で感じとり、その中で動きの少ない部位を特定してみてください。



胸郭を構成する軟部組織の状態も感じとりながら、そのイメージと手の感覚を連動させるようにします。

制限のある部位を感じとったとき、頭の中の肋骨も動きも制限される、あるいは周囲の軟部組織の緊張を同時にイメージできるでしょうか。

「その1」で行ったことと外からの見た目は同じですが、やっていることは全く違いますよね。



ベテランとルーキーは外見上同じようなことをしていても、触れることによって感じとる情報量が異なります。

それは特殊なことではなく、初心者ドライバーよりもベテランドライバーのほうが、運転中の視野が広いということと同じです。

時間をかけてゆっくり練習し、視野を広げていってください。



次回は、特定した制限に対してアプローチをしてみましょう。