今回は、ポジショナルリリーステクニック(カウンターストレイン)のような?間接法の練習です。
これは関節運動を伴うもので、ストレッチとは反対に筋を縮めてリラックスさせるようなポジションを取る方法です。
頚部を用いて練習することにしましょう。
以前の「ひとりでできる!!間接法の練習(拮抗筋のストレッチ)」では手首の動きを利用しましたが、もしかしたら今回のほうがわかりやすいかもしれません。
はじめに頭を左右に倒して、頚部の筋の伸び具合、可動範囲と動きの滑らかさを調べます。
緊張の強い側があったら反対の手で、もっとも硬さが強い部分を、触診によって特定します。
その硬い部分が柔らかくなる方向を指標にして、練習することにしましょう。
ちなみに、その硬い部分をややしっかり押さえて(ビックリするくらいの)痛みがあればしめたもの。
強い圧痛点(テンダーポイントもしくはジャンピングポイントと呼ばれています)があれば、なおはっきり効果がわかりやすいです。
ポジショナルリリーステクニック(カウンターストレイン)は圧痛点がなくなる姿勢(位置)を探して、それを一定時間(基本は90秒)保持させ、組織をリリースさせる間接法です。
今回は圧痛点がなくても硬さを頼りにするから、ポジショナルリリースのような?というわけです。
では、硬い部分を触れたまま、頭をゆっくりと反対に倒しましょう。
触れている強さは前回お話しした、「皮膚をつけて骨を浮かす」程度であるのが理想です。
慣れないと、ついつい強めに触れてしまうのですが、実は軽めのほうが柔らかくなっているかどうかわかりやすいです。
でもはじめは、自分でわかる程度の軽さで触れておけばよいでしょう。
倒していくと、硬い部分はどんどん柔らかくなっていきます。
さらに倒すと、反対に硬くなっていきます。
そこまで来たら、行き過ぎ。
ゆっくりと戻して、もっとも軟らかくなる位置で止めます。
続いて、屈曲・伸展方向にゆっくり動かして、もっとも軟らかくなる位置で止めます。
最後にそのまま、左右の回旋をゆっくり加え、同様の位置で止めます。
こうして屈曲伸展・左右側屈・左右回旋の6方向の中で、もっとも軟らかくなる、リラックスする位置がわかりました。
このように、慣れないうちは6方向に分けてそれぞれの方向で緩む位置を探すのが、より確実に探すコツでしたね。
まずは教科書どおり、そのまま90秒待ちましょう。
時間が来れば、できるだけゆっくり、動かし始めは特にゆっくり動かして元の位置にもどします。
もどすスピードが速いと、このテクニックは上手くいかないことがあるので注意しましょう。
元に戻したなら、反対方向に倒して可動範囲、動きの滑らかさを調べて再評価します。
圧痛点があったなら圧痛の程度の有無を調べましょう。
改善していたなら上手くいった証拠です。
次回、さらにステップアップします。
次回は7月12日(土)更新です。
これは関節運動を伴うもので、ストレッチとは反対に筋を縮めてリラックスさせるようなポジションを取る方法です。
頚部を用いて練習することにしましょう。
以前の「ひとりでできる!!間接法の練習(拮抗筋のストレッチ)」では手首の動きを利用しましたが、もしかしたら今回のほうがわかりやすいかもしれません。
はじめに頭を左右に倒して、頚部の筋の伸び具合、可動範囲と動きの滑らかさを調べます。
緊張の強い側があったら反対の手で、もっとも硬さが強い部分を、触診によって特定します。
その硬い部分が柔らかくなる方向を指標にして、練習することにしましょう。
ちなみに、その硬い部分をややしっかり押さえて(ビックリするくらいの)痛みがあればしめたもの。
強い圧痛点(テンダーポイントもしくはジャンピングポイントと呼ばれています)があれば、なおはっきり効果がわかりやすいです。
ポジショナルリリーステクニック(カウンターストレイン)は圧痛点がなくなる姿勢(位置)を探して、それを一定時間(基本は90秒)保持させ、組織をリリースさせる間接法です。
今回は圧痛点がなくても硬さを頼りにするから、ポジショナルリリースのような?というわけです。
では、硬い部分を触れたまま、頭をゆっくりと反対に倒しましょう。
触れている強さは前回お話しした、「皮膚をつけて骨を浮かす」程度であるのが理想です。
慣れないと、ついつい強めに触れてしまうのですが、実は軽めのほうが柔らかくなっているかどうかわかりやすいです。
でもはじめは、自分でわかる程度の軽さで触れておけばよいでしょう。
倒していくと、硬い部分はどんどん柔らかくなっていきます。
さらに倒すと、反対に硬くなっていきます。
そこまで来たら、行き過ぎ。
ゆっくりと戻して、もっとも軟らかくなる位置で止めます。
続いて、屈曲・伸展方向にゆっくり動かして、もっとも軟らかくなる位置で止めます。
最後にそのまま、左右の回旋をゆっくり加え、同様の位置で止めます。
こうして屈曲伸展・左右側屈・左右回旋の6方向の中で、もっとも軟らかくなる、リラックスする位置がわかりました。
このように、慣れないうちは6方向に分けてそれぞれの方向で緩む位置を探すのが、より確実に探すコツでしたね。
まずは教科書どおり、そのまま90秒待ちましょう。
時間が来れば、できるだけゆっくり、動かし始めは特にゆっくり動かして元の位置にもどします。
もどすスピードが速いと、このテクニックは上手くいかないことがあるので注意しましょう。
元に戻したなら、反対方向に倒して可動範囲、動きの滑らかさを調べて再評価します。
圧痛点があったなら圧痛の程度の有無を調べましょう。
改善していたなら上手くいった証拠です。
次回、さらにステップアップします。
次回は7月12日(土)更新です。