上腕は外旋させ、前腕は回内させるために、肘はいかに立ち振る舞えばよいのか!!
みなさん考えてみましたか?
では、答えを発表します。
ジャーン!!
「肘だけ外旋させる」です。
・・・
・・・ ・・・
エ~ッ、それだけのこと~
そんなことでここまで引っぱってきたの~!!
そう言いたくなった方もいらっしゃるかもしれません。
でも、そんなことが大切なんですよ
ちょっとやってみましょう
写真は手を宙に浮かしていますが、ここではベッドや机などにつけて行ってみてください。
母指圧迫の形を作ってベッドにあて、体重をかけてみます。
そのまま、肘だけ外旋してみましょう。
いかがでしょう?
力が母指へさらに加わっていくのがわかりますか?
こうすることで上腕は外旋し、前腕は回内して、肩甲帯から前腕にかけての力がスムーズに発揮されます
「これにて一件落着~」というわけで、無事に肘は「名奉行」の役割を果たすことができました
あまり説明されない使い方かもしれませんが、上手な人はこのような動きを無意識に行っています。
肘を伸ばしっぱなしにしている、あるいは単に曲げ伸ばしだけしているというのは、とてももったいないことなんです。
それだけではなく力をさらにかけようとしたとき、指先の力で押し込もうとしやすくなるために、指を傷めるリスクが高くなります
(また出ましたね。私の十八番)
肘の活用を知っていれば、肘を外旋させるだけで力が伝わっていくのです。
この違いは大きいですよね
それから注意していただきたいのは、決して上腕が外旋位、前腕が回内位を保つことが重要なのではないということです
大切なのは、上腕が外旋方向に、前腕が回内方向に「動こう」としていることです。
それが実際は動いているように見えなくても、「動こう」としているときには力が発生しています (等尺性収縮ですね)。
ですから見た目の位置ではなく、身体の中でどのような力が発生しているかを自分で感じることが肝心なわけです
これを感じ取れるようになることは、患者さんの身体にどのような力がかかり続けたことで機能障害を起こしたかを理解する上でも大切ですよ。
同じような動きをしていても、熟練者と初学者で効きが違うのは、身体の中で発生している力が違うともいえると思います。
さて今回のシリーズは「肘の活用」をとおして、身体の使い方についてご紹介してきましたが、これは他の部位でも活用できる動かし方です。
ですから、ぜひみなさんそれぞれで工夫なさってみてください。
私も日々工夫しているのですが、これからも積み重ねていってどんどん熟練していきたいと思っています
あ~ヤレヤレ、今年の初めに「身体の使い方に力を入れて紹介していきたい」なんてことを書いた割には、他のことばかり書いていました。
ずっと胸につかえがある感じだったので、今回でちょっとスッキリしました
みなさん考えてみましたか?
では、答えを発表します。
ジャーン!!
「肘だけ外旋させる」です。
・・・
・・・ ・・・
エ~ッ、それだけのこと~
そんなことでここまで引っぱってきたの~!!
そう言いたくなった方もいらっしゃるかもしれません。
でも、そんなことが大切なんですよ
ちょっとやってみましょう
写真は手を宙に浮かしていますが、ここではベッドや机などにつけて行ってみてください。
母指圧迫の形を作ってベッドにあて、体重をかけてみます。
そのまま、肘だけ外旋してみましょう。
いかがでしょう?
力が母指へさらに加わっていくのがわかりますか?
こうすることで上腕は外旋し、前腕は回内して、肩甲帯から前腕にかけての力がスムーズに発揮されます
「これにて一件落着~」というわけで、無事に肘は「名奉行」の役割を果たすことができました
あまり説明されない使い方かもしれませんが、上手な人はこのような動きを無意識に行っています。
肘を伸ばしっぱなしにしている、あるいは単に曲げ伸ばしだけしているというのは、とてももったいないことなんです。
それだけではなく力をさらにかけようとしたとき、指先の力で押し込もうとしやすくなるために、指を傷めるリスクが高くなります
(また出ましたね。私の十八番)
肘の活用を知っていれば、肘を外旋させるだけで力が伝わっていくのです。
この違いは大きいですよね
それから注意していただきたいのは、決して上腕が外旋位、前腕が回内位を保つことが重要なのではないということです
大切なのは、上腕が外旋方向に、前腕が回内方向に「動こう」としていることです。
それが実際は動いているように見えなくても、「動こう」としているときには力が発生しています (等尺性収縮ですね)。
ですから見た目の位置ではなく、身体の中でどのような力が発生しているかを自分で感じることが肝心なわけです
これを感じ取れるようになることは、患者さんの身体にどのような力がかかり続けたことで機能障害を起こしたかを理解する上でも大切ですよ。
同じような動きをしていても、熟練者と初学者で効きが違うのは、身体の中で発生している力が違うともいえると思います。
さて今回のシリーズは「肘の活用」をとおして、身体の使い方についてご紹介してきましたが、これは他の部位でも活用できる動かし方です。
ですから、ぜひみなさんそれぞれで工夫なさってみてください。
私も日々工夫しているのですが、これからも積み重ねていってどんどん熟練していきたいと思っています
あ~ヤレヤレ、今年の初めに「身体の使い方に力を入れて紹介していきたい」なんてことを書いた割には、他のことばかり書いていました。
ずっと胸につかえがある感じだったので、今回でちょっとスッキリしました