時々相談にみえる患者さん。
今回は、頭から首へのコリ感と鈍痛の訴えでいらっしゃいました。
首の動きはさほど支障なく、倒すとつっぱる程度。
拝見するとあちこちにコリがあって、身体も傾いています。
コリをほぐし、左右のバランスを回復させたら症状も落ちつきました。
ところが翌日には症状が再発し、しばらくすると発疹が出てきたとの連絡が入りました。
すぐに皮膚科へ受診されるよう勧めたところ、結果は帯状疱疹。
受診時を振り返れば、痛みもヒリヒリ、チクチクではなく、重くコッた感じ。
注意を要する安静時の症状ではあったけれど、強いものではなく、ふつうのコリでも起こり得る程度。
何か見落としていたところはないか?といろいろ考える。
ややこしいのは、治療によって症状が改善したということ。
改善しなければ「ナゼか?」を考えるけど、なまじ良くなるとその場での判断は難しい。
二千年前からある東洋医学の古典に
「病の生ずるは 極めて微 極めて精なり (黄帝内経 素問)」
という下りがあったと記憶しているけど、初期段階での鑑別は今も昔も難しいもの。
でも難しいながらも、何かしらのサインが出ていないか、常に注意してのぞむ姿勢は必要。
そして一度良くなった時に、それで身体を見切ったように思わないこと。
身体は常に変化するものだし、場合によっては腫瘍だったということもあり得るのだから。
だから評価というものは、常に暫定的なものという意識を忘れない。
改めてその大切さを思い知らされ、反省したケースでした。
今回は、頭から首へのコリ感と鈍痛の訴えでいらっしゃいました。
首の動きはさほど支障なく、倒すとつっぱる程度。
拝見するとあちこちにコリがあって、身体も傾いています。
コリをほぐし、左右のバランスを回復させたら症状も落ちつきました。
ところが翌日には症状が再発し、しばらくすると発疹が出てきたとの連絡が入りました。
すぐに皮膚科へ受診されるよう勧めたところ、結果は帯状疱疹。
受診時を振り返れば、痛みもヒリヒリ、チクチクではなく、重くコッた感じ。
注意を要する安静時の症状ではあったけれど、強いものではなく、ふつうのコリでも起こり得る程度。
何か見落としていたところはないか?といろいろ考える。
ややこしいのは、治療によって症状が改善したということ。
改善しなければ「ナゼか?」を考えるけど、なまじ良くなるとその場での判断は難しい。
二千年前からある東洋医学の古典に
「病の生ずるは 極めて微 極めて精なり (黄帝内経 素問)」
という下りがあったと記憶しているけど、初期段階での鑑別は今も昔も難しいもの。
でも難しいながらも、何かしらのサインが出ていないか、常に注意してのぞむ姿勢は必要。
そして一度良くなった時に、それで身体を見切ったように思わないこと。
身体は常に変化するものだし、場合によっては腫瘍だったということもあり得るのだから。
だから評価というものは、常に暫定的なものという意識を忘れない。
改めてその大切さを思い知らされ、反省したケースでした。