囲碁の本を読んでいて
「以下の手順は必然」
というような記述をみて、
「どう必然なのだろう?」
と感じたことはないだろうか?
東京創元社から出た「必勝の石運び」は
その疑問に答えてくれる本。
著者は徐奉洙。
プロやアマ高段者ならば、
「こう打たれたならば、こう打つ」
と条件反射的に繰り出せる基本的な石運びを、
敢えて解剖して解説を試みたのが本書の特色だ。
本書を読めばいわゆる「定石」も
基本の石運び(手筋)を組み合わせたものだということがよくわかる。
第1章 石運びの格言(30形)
第2章 基本の石運び(70形)
第3章 石運びの急所(80形)
第4章 プロの実戦の石運び(30形)
第1~3章は基本1ページ3図で解説。
第4章はタイトルの通りプロの実戦が題材だが、
テーマ図までの手順はないのがちょっと残念。
第1~3章で解説されるのは手筋の一種ではあり、
一応、問題形式にはなっている。
しかし収録されている手筋は、石取りの手筋などと違い、
棋力が低いと効果が実感できないものが多く、
また索引も充実しているので、
むしろ似たような局面に出くわした時に、
辞典、教科書的に使うのが良いと思う。
あまり文章に面白みはないので、一気に読むのには不適。
無駄な読みを積み重ねてしまい、
どうしても着手が停滞してしまうような低段の人には、
特に有益と感じた。
タイトルはイマイチだが、
碁楽選書の中では比較的オススメと思う。
尚、碁楽選書恒例の余ったページ埋め草は
今回は碁罫紙ではなく、
一応「次の一手」問題になっている(笑)。
「以下の手順は必然」
というような記述をみて、
「どう必然なのだろう?」
と感じたことはないだろうか?
東京創元社から出た「必勝の石運び」は
その疑問に答えてくれる本。
著者は徐奉洙。
プロやアマ高段者ならば、
「こう打たれたならば、こう打つ」
と条件反射的に繰り出せる基本的な石運びを、
敢えて解剖して解説を試みたのが本書の特色だ。
本書を読めばいわゆる「定石」も
基本の石運び(手筋)を組み合わせたものだということがよくわかる。
第1章 石運びの格言(30形)
第2章 基本の石運び(70形)
第3章 石運びの急所(80形)
第4章 プロの実戦の石運び(30形)
第1~3章は基本1ページ3図で解説。
第4章はタイトルの通りプロの実戦が題材だが、
テーマ図までの手順はないのがちょっと残念。
第1~3章で解説されるのは手筋の一種ではあり、
一応、問題形式にはなっている。
しかし収録されている手筋は、石取りの手筋などと違い、
棋力が低いと効果が実感できないものが多く、
また索引も充実しているので、
むしろ似たような局面に出くわした時に、
辞典、教科書的に使うのが良いと思う。
あまり文章に面白みはないので、一気に読むのには不適。
無駄な読みを積み重ねてしまい、
どうしても着手が停滞してしまうような低段の人には、
特に有益と感じた。
タイトルはイマイチだが、
碁楽選書の中では比較的オススメと思う。
尚、碁楽選書恒例の余ったページ埋め草は
今回は碁罫紙ではなく、
一応「次の一手」問題になっている(笑)。