「新刊棋書情報」の中で、2005年から逐次発行されている誠文堂新光社の「囲碁ブックス」シリーズは取り上げたことがない。
断っておくが、これは決して嫌がらせをしているのはない。
一つは発行時期が不定期なこと。
もう一つは表紙は地味な上、シリーズ中の違いがタイトルしかなく、さらに似ているため書店で見かけても
「新刊が出た」
と認識できないのだ。
そのためどうしても紹介時期を逸してしまう。
同じようなことは成美堂出版や、山海堂の本にも言える。
囲碁年鑑タイプの本も紹介していないし。
というわけで今回は、ここまで刊行された「囲碁ブックス」シリーズの内容を駆け足だが紹介してみたい。
全部で11冊出ているようだ。
「基本の定石 これだけは」(2005/11)(※1)
「基本の死活 これだけは」(2005/12)
「基本の攻め合い これだけは」(2006/01)
「基本のヨセ これだけは」(2006/01)
「石取りの基本 これだけは」(2006/03)
「基本の布石 これだけは」(2006/04)
「基本の石の形 これだけは」(2006/05)
「星の基本定石 これだけは」(2006/05)(※2)
「はじめての囲碁 六路盤、九路盤入門」(2006/05)(※3)
「連絡の基本 これだけは」(2007/10)
「戦いの基本 これだけは」(2007/11)
【括弧内は発行年月】
(※1)は未調査。
(※2)(※3)以外のライターは相場一宏氏で、いずれも全80問強の問題集。
1ページ1問で、その下に失敗図が一つ載っているのは福井プロの「詰碁レベル○」シリーズと同じ。
解説図も2図程度。
各タイトルでテーマは分かって貰えると思う。
難易度は大体、初段ぐらいまでが対象。
(※2)のライターは武田裕三郎氏。
「ウケ」「ツケノビ、ツケオサエ」「ハサミ」という星の基本定石を、定石後の変化にも渡って丁寧に解説。
(※3)のライターは松橋玄光氏。
短路盤に着目したのは良いと思うが子ども向けで、全文総ルビの文章と会話形式の文体に、頭が読むのを拒否してしまった。
「影絵」などの単語が目に入ったところ、何だか癖がありそう。
総評としてはこれといった工夫もない、昭和の薫りがする凡庸な本ばかりという気がする。
取り立ててコストパフォーマンスが高いというわけでもないし、あくまで問題集の一候補の域を出ないと、個人的には感じた。
(※1)についてなど、新しい情報が入れば追記します。
断っておくが、これは決して嫌がらせをしているのはない。
一つは発行時期が不定期なこと。
もう一つは表紙は地味な上、シリーズ中の違いがタイトルしかなく、さらに似ているため書店で見かけても
「新刊が出た」
と認識できないのだ。
そのためどうしても紹介時期を逸してしまう。
同じようなことは成美堂出版や、山海堂の本にも言える。
囲碁年鑑タイプの本も紹介していないし。
というわけで今回は、ここまで刊行された「囲碁ブックス」シリーズの内容を駆け足だが紹介してみたい。
全部で11冊出ているようだ。
「基本の定石 これだけは」(2005/11)(※1)
「基本の死活 これだけは」(2005/12)
「基本の攻め合い これだけは」(2006/01)
「基本のヨセ これだけは」(2006/01)
「石取りの基本 これだけは」(2006/03)
「基本の布石 これだけは」(2006/04)
「基本の石の形 これだけは」(2006/05)
「星の基本定石 これだけは」(2006/05)(※2)
「はじめての囲碁 六路盤、九路盤入門」(2006/05)(※3)
「連絡の基本 これだけは」(2007/10)
「戦いの基本 これだけは」(2007/11)
【括弧内は発行年月】
(※1)は未調査。
(※2)(※3)以外のライターは相場一宏氏で、いずれも全80問強の問題集。
1ページ1問で、その下に失敗図が一つ載っているのは福井プロの「詰碁レベル○」シリーズと同じ。
解説図も2図程度。
各タイトルでテーマは分かって貰えると思う。
難易度は大体、初段ぐらいまでが対象。
(※2)のライターは武田裕三郎氏。
「ウケ」「ツケノビ、ツケオサエ」「ハサミ」という星の基本定石を、定石後の変化にも渡って丁寧に解説。
(※3)のライターは松橋玄光氏。
短路盤に着目したのは良いと思うが子ども向けで、全文総ルビの文章と会話形式の文体に、頭が読むのを拒否してしまった。
「影絵」などの単語が目に入ったところ、何だか癖がありそう。
総評としてはこれといった工夫もない、昭和の薫りがする凡庸な本ばかりという気がする。
取り立ててコストパフォーマンスが高いというわけでもないし、あくまで問題集の一候補の域を出ないと、個人的には感じた。
(※1)についてなど、新しい情報が入れば追記します。
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