対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

「棋道」は不要か?

2007-06-09 01:55:23 | 雑談
またまた週刊文春連載、先崎プロの「浮いたり沈んだり」を話題に。

今週号の話題は
「外出先の蕎麦屋でクレームをつけたところ、『すみません』という一言がなくてガッカリした」
という話。

謝罪の限らず挨拶など、日本の美徳とも言えるコミュニケーションマナーが廃れつつあるなと感じていたので、深く首肯した。
たとえ心がこもらなくても。形だけでもやるのとやらないのでは、随分気分が違うもの。

我が身に置き換えると、タイゼムの件ということになる。

終局の際に「ありがとうございました」と言った類の挨拶が、ほとんどない。
相変わらず初手が、右下ばかりだ。
もっとも最初に挨拶する人は半々ぐらいはいるし、例が中韓の人がほとんどなので気にしないようにしているが…。

ただそれで感化され、日本も
「面倒くさいし、別にテケトーいいじゃん」
という風潮になると、それはイヤだ。

私自身かなり面倒くさがりでもあるし、テケトーな人間なのはこのブログが証明しているが、やっぱり負けても勝っても、挨拶一つあればそれがオリのように後に残ることはないし…。
「勝敗は兵家の常」という気分で、フレッシュに次の対局に挑める。

挨拶なしの人ほど打っていて、言葉は悪いが
「汚い打ち方だな」
と感じるのは、私だけだろうか?

韓国や中国の人にまでうるさくは言わないけれど、せめて日本の人はそういった礼節を失って欲しくない。
たかだか定型文を一つをクリックするのが「面倒」という感覚は、出来れば少数であって欲しい。

たとえ国際戦などで、一番でなくても、
「日本はマナーに関しては、他の国を圧倒しますね」
という立場であって欲しいと強く願っている。

そりゃ一番なのが良いけどね。

またそういう棋道を失わないことが、今後も「長く」囲碁が日本に残る秘訣だとも思う。