対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

棋道戦士0101

2007-06-20 00:55:55 | 棋道戦士
「ザクとは違うのだよ、ザクとは」(ランバ・ラル)

<解説>
第12話「ジオンの脅威」より。
ガンダムのセリフの中で、もっとも有名なものの一つ。

<今日の一局>
続き



白の27に挨拶せず、黒28から黒30と殴りかかったのは本局で唯一、私が気概を示した局面。

ゴリゴリやられた時に成算があったわけではないが、そこは県代表。
私の棋力不足を見込んでの無茶をしたりもせず、局面は淡々と進み黒40となって少し安心した。
尚、その黒40では41にマガるのも考えたが、左辺は辺に星があるので価値が低いと判断。
上辺の繋がり具合を確かめるのを優先した次第。

黒44は49も打ちたくて迷ったが、左辺の星と連絡しつつ、左下の下辺一帯に地模様を作る方をとった。

黒46、48は利かされな感じで癪だったが、これも白を安定させないために仕方ないか。
この辺りは気分も大分落ち着いてきて、着手も慎重だった。

黒58と受けた時点で観戦者から
「強い」
という声援が。

「サルもおだてりゃ棋に上る」
お世辞とは承知していても確かに気分が良い局面だったので、ここは一つとばかり冒頭の名セリフ。
うーん、我輩感激。
このセリフを披露できただけでも、この対局を受けた甲斐があったというものである。
「ザク」を局面に対応させて、シャレる余裕はなかったですがね(汗)。

この一時が本局で、一番幸せな時間だったかもしれない。

(続く)

ガンダムセリフ参照サイト

棋道戦士0087

2007-06-19 01:55:55 | 棋道戦士
「私が観客の為に焦っているだと?」
「馬鹿な。私は冷静だ」
(ガルマ・ザビ)

<解説>
第10話「ガルマ散る」より。
尚、ナンバリングが戻っているがこれは欠番だった番号の穴埋めのため。

<今日の一局>
続き



局後、nipparatさんに最初に指摘されたのは黒12の動き出し。
「左下を黒Aとシマり、模様に芯を入れる方が大きいでしょう」
というのだ。

無論、私もそれを考えなかったわけではない。

しかしそれでも動き出したのは2つの理由がある。

一つは右上を手抜いたとして、仮に後でここに良いタイミングで戻って効果的なサバキ、あるいはシノギ、捨石を達成できる自信がなかったこと。
もう一つは右上の分をキチンと、左下の模様で取り返す自信がなかったことだ。
まとめると「自信がない」のだけれどね(汗)。

そもそも白11の着点が嫌らしく、ほぼ左右同型。
これは一種の「手渡し」みたいなもので、私に
「どう打つかお手並み拝見」
といっているようなものだ。
これでは迂闊な手は打てない。

という理由で、損かどうかは度外視して目標を一本化させる黒12の逃げ出しだった。

しかしそれにしても…それにしても黒22はなかった。



実は黒25にオサえると、参考図のような手順に白に眼を奪われると思ったのだが、今みれば攻め合いにもならない。
他に何かあるかなぁ?
ならば黒25(参考図黒1)サガって右上の黒をオサマりつつ、右下の根拠を脅かした方が良いに決まっている。
あるいは常形通り25の逆にタツのでも、やはり白は一子を見捨てるしかなさそう。

実戦黒8以降この辺まではまだ気分が落ち着かず、対局中でも
「弱気だな、混乱しているな」
と自覚しながら打っていた。
気分を奮い立たせるように冒頭のセリフを吐いてみたが、観戦者は良く観ている。
「逃げているだけでは?」
と鋭いツッコミが。
はい、その通りです(涙)。

ここは感想戦でも特には指摘されなかったが、1子分以上損したのではないだろうか?

(続く)

ガンダムセリフ参照サイト

棋道戦士0100

2007-06-18 01:15:55 | 棋道戦士
「フフフフフッ、圧倒的じゃないか、我が軍は」(ギレン・ザビ)

<解説>
第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」より。

<今日の一局>
これから数回に渡って、「囲碁ボケ記念対局」対nipparat戦時の対局心理を記す。

当日までは大矢浩一プロの「なぜそう打つ なぜそうなる」を、盤に並べながら読んで準備。
それ以外にも「秀格全集」を並べたり「詰碁の神様」を解いたりしていたが、これは対局決定以前からやっていたこと。
直接的には関係していない。

対局前日までは別に本対局を意識することはなかったが、開始6時間前ぐらいから落ち着かなくなってきた。
なぜそう打つ なぜそうなる」は最後の10ページほど余してしまい、その状況が何となしに「ヤマを張った」試験を彷彿させ、精神的にフワフワしてきたのだ

それでもしっかり食事を済ませてシャワーを浴び、髭を剃って歯も磨いた。
パソコンの脇には十分な飲料、そしてエネルギー補給のためのカステラも準備。
PCにはBGMも用意。
形だけは万全と言えば、万全。
それでも落ち着かなさは消えない。
私は昔から、本番に弱い子。

対局室に入室。
提示された対局条件の「秒読み30秒」に少し「グハッ」。
一瞬躊躇したが、あまりこちらの無理も言って長引くのも申し訳ないし、別条件を突き返すのも失礼と思い
「しゃーないね」
と、そのまま対局開始。
予想通りこの中途半端な妥協が、後に仇となったが…。



対局序盤は図のように進行した。
この黒の打ち方は、関西棋院の宮本直毅プロが提唱する「天下五目の布石」である。
この形で打てば「天下五目(5子)」を名乗れる「必勝布石」ということだが、詳しくは知らない。
興味ある方はリンク先をどうぞ。
しかし一応は5子だから、この進行も当然考えられるとして、「すべての囲碁ファンに捧げる本」で概要だけは確認しておいた。

2手目に三連星に構えるのはボケと関連して予定通りだったが、実は3手目は右下に右辺からカカられるような気がして、それを本線に考えていた。
だから準備していたボケもここまで。

8手目はハサむのも考えた。
しかし私はハサむのが好きなのだが、あまり良い思いをした記憶がない。
早くツブれてギャラリーをガッカリさせてもいけないと思い、ここは手堅く小ゲイマに受け。

11手目のブッカケは奇手のようではあるが、コスんだ瞬間に
「あるかも」
と考えていた。
天元との連絡を絶つ意味でも効果的だし、「王立誠の定石秘伝」という本に類型が載っているのは知っていたから。
だからといって対策を知ってるわけではないのだけれど…。

とりあえず冒頭のセリフを開帳して落ち着いて考えようとしたが、かえって思考の混乱に拍車がかかり…(笑)。
まぁ置碁ならではの一言なので、このセリフは外せない。

(続く)

ガンダムセリフ参照サイト

来週ライアーゲーム3時間スペシャル

2007-06-17 12:31:03 | 雑談
TVドラマ「ライアーゲーム」は来週で終わりますが、今週号の週刊ヤングジャンプによるとその3時間の中に、今までのダイジェストみたいなものも含まれるらしいです。
実質ドラマ最終話は2時間ぐらいなのかなぁ?
ちょっと水増しっぽくて、すこぉし残念。

ドラマの方は原作にないアキヤマの崩壊があって
「な、何コレ、どうなるの?」
「まさか『密輸ゲーム』は一気にかっ飛ばして、最終別ゲームで決着?」
なんて、心配し「エライCRY展開だな」と感じましたが、そこはアキヤマ…と。

完全に原作から離れましたので(黒幕は北大路欣也!?)、ハラハラしながら観られそうです。

…ちと囲碁ボケ記念対局から頭痛がして体調ワリィ…。

囲碁ボケ記念対局棋譜

2007-06-16 00:55:55 | 棋譜
囲碁ボケ危険対局、無事終了しました。

正直なところ対局開始までは、試験直前の学生みたいな気分でしたから、終わってホッとしているのが本音。
別に対局中無理にボケなくても、良い碁を打てば盛り上がるのでしょうが性格上
「盛り上げなくては」
という気分を拭えず、テンテコマイ。
ギャラリーの煽てにものってしまって…。

結果、最後は予想通り潰れました。
「潰れるのだけは避けよう」
と思いながら打っていたんですが…。
バカと何とかは、ナントカするまで直らないってやつですね。
秒読みもきつかった…。

実際某県の第一人者に5子はキツイのに、ボケとかやっていれば負けるのは当然。
もっと盤面だけに、集中しなくては勝てるはずがない。

ただ負けん気だけは強いので、やっぱり悔しいし、何とか強くなりたいものです。
「県代表にも4子なら負けたくない」
なんて豪語していた昔が懐かしい…。

nipparatさんには
「碁会所にいって、強い人と打って貰いなさい」
とアドバイスを頂きましたが…、実行はムズいなぁ。

棋譜だけとりあえず貼っておきます。
詳しいことは、また明日以降の「棋道戦士」で。

観戦してくださった方、そしてnipparatさんありがとうございました。
そして懸賞で賭けてくださった方、申し訳ないです。

(;CA[shift_jis]AB[pd][jj][dp][pp]AP[MultiGo:4.3.0]SZ[19]AB[dd]GN[親善対局]DT[2007年06月15日]
PC[タイゼムTygem囲碁]KM[0]TM[制限時間 40分 30秒 秒読み3回]
RE[白中押し勝]AN[5目オキ碁]MULTIGOGM[1]
;W[qf];B[dj];W[nc];B[oe];W[qc];B[jp];W[qn];B[nq];W[fc];B[df];W[nf];B[pg];W[ne];B[oh]
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;W[lc];B[jb];W[jc];B[ia];W[ic])

棋道戦士0099

2007-06-15 12:55:12 | 雑談
「アムロは疲れていた」
「しかし新たな敵、ルンバ・ララが降りてくる」
「新型ボケルスーツの強大な破壊力はパンダムをもてあそぶ」
「そして聞こえる、ジーク・Xeonの雄叫びが」

「棋道戦士パンダム、次回、『Xeonの脅威』」

「君は、生き延びることができるか?」
(ナレーション)

今夜、9時半よりタイゼム日本室2で「囲碁ボケ記念対局」開催。

ネット碁会所、こんな機能はいらない

2007-06-14 01:55:55 | 雑談
タイゼム、幽玄の間、KGS、IGO棋院、WINGといったところに遍歴を重ねたが、このうちタイゼム、幽玄の間、KGSには不思議な機能がある。

「形勢判断」機能だ。

サイト製作者がこの機能を何故つけたのか、不思議でしようがない。

勿論あまり正確なものではないし、「幽玄の間」や「タイゼム」の場合はプロ棋戦鑑賞の手助けになる。
ただ対局中にこれを使用することが出来るとなると、たとえ不正確でも
「碁の本質」
から外れないだろうか?

KGSは確か対局中は使えなかったはずだから、観戦に特化されているなら問題はないが…。
タイゼムや幽玄の間の方ではこの機能を、有料会員は自由に使え、無料会員は使えない。
「お金を払ってくださるなら、形勢判断をフォローしますよ」
「時間をつかって目算なんて無駄無駄」
なんて言われている様で、ちょっと不愉快。
正確な実力分布も期待できそうにない。

実際対局中にお世話になる人が、どの程度いるのかわからないが、不要な(ないし観戦用に限定させるべき)機能じゃないかなぁ?

ネット碁会所の多くはもっとスリムなシステムにして、代わりに多くの人が気軽に参加できる形を目指すべきでないかと思う。

しっかりしてくれ、棋院出版部

2007-06-13 01:15:36 | 棋書
昨日の「囲碁力」紹介記事に、都筑てんがさんからコメントを頂いた。

正直なところ私は「脳」には関心があるが、「脳力ブーム」はほとんど知らないので、そのブームのピークがいつで、実際に今下火なのかどうかは知らない。
WillやNintendoDSを利用した「脳力」ソフトが、年齢に関係なく流行っているという程度の認識。
また昨日も書いたがブームに乗ること自体は、別に悪いとも思わない。
だから仮にブームの後乗りだったとしても、それはそれで構わない。

我慢ならないのはブームに乗るにしても、中身は従来の囲碁問題集と変わらないものを、装丁をちょっといじっただけで出版する棋院のプライドのなさだ。
いかにも上辺だけ。
軽薄でみっともない。
やるならやるでしっかり腰を据え、きちんとしたものを出版できないものか?

手に取ったときは
「囲碁ファンでない人を引き付ける、何か面白いパズル的問題があるのか?」
と思ったのだが、そういうこともなかった。

出版理由が
「何でもいいからお金を、ファンに落として欲しいから」
では棋道が泣く。

囲碁の総本山を名乗るなら
「ファン(あるいは一般の人)に伝えたい」
明確な目的を設定し、それから出版して頂きたい。

加えて個人的なことをいえば
「もう問題集は飽き飽き」。
そんな問題ばっかり解いてもしょうがない。

例えば前も書いた気がするが、
「読めばプロ棋戦がもっと理解できる」
「観戦が解説なしでも、もっと楽しめる」
「囲碁学を学術的に分析した本」
というような本が欲しい。
強い人ほど「棋書」をあまり読んでいないのは皮肉だ。

いくら棋書を読んでも、ちっともプロ棋戦が理解できず面白くない。
だからあまり観戦もしない私であった。

新刊棋書情報「囲碁力」

2007-06-12 00:55:57 | 棋書
「何?これ」

日本棋院の新刊、「囲碁力」を目にした時の私の偽ざる感想である。

「日本棋院、またやっちゃったな」
という感じ。
棋院のアオリからもわかるように、流行の「脳力トレーニング」に露骨に便乗しようとしている姿勢がみえみえだ。

ちなみに一緒に掲載されている成美堂出版の「脳が若返る囲碁ドリル」は、ページを開いた先にあった「原寸大の盤面図」というのに目眩がして、詳しくみていない。

尤もブームに乗るのは別に構わないが、体裁としては「ポケット詰碁200」など日本棋院従来の問題集と全く変わらない。

中身は

シチョウ 10題
定石と石の形 20題
序盤の三択 20題
手筋 40題
中盤戦 10題
死活 40題
逆転の一手 10題

となっている

「シチョウ、手筋、死活」=「読み」=「左脳強化」
「序盤、中盤、石の形、逆転」=「感覚」=「右脳強化」
というような意味だろう。

が、こんな少ない問題数で各分野をちょこちょこツマミ食いして、どういう効果があるというのか?
設問レベルのバラつきも大きく、aizomechouさんの言葉を借りるなら「総花的」。
「上級編」とあるが、どういう人を想定して作成したのか全くみえてこない。

ただ個々の問題そのものはそれなりの出来であるし、新書サイズで携帯性が高いこと、いろいろなタイプの問題が解けるということから、小旅行のお供には格好かも。
そうでもない限り到底、私はお勧めしない。
自分の強化したい分野の本を一冊、別に買った方がいいと思う。

こんなことをやるくらいなら、その予算で評判の良かった「ポケットヨセ200」などを再版するなり、後継の本を出すなりして欲しいと思うのは私だけか?
これで「囲碁力」というのは、片腹痛い。

ライアーゲームの行方

2007-06-11 01:05:33 | 雑談
先週のライアーゲームでの戸田さんの「わざと大根」の演技と、それが失敗した際の「水の国」一同の「コケッ」に「クスッ」。

マニアックなところでは、「密輸ゲーム」説明シーンでの、滅多に見られないアキヤマ(松田翔太)の「ガックリ」ポーズも、何だか可笑しかった。
いつも彼は自信たっぷりなシーンしかありませんから。

それにしても「ヨコヤマ」演じる役者さんの演技がキレていて、如何にもアブない感じでいいですねぇ。
鈴木一真さんと仰るらしい。
身近に似た人がいます(笑汗)。

そして、予告。
「引き裂かれるナオとアキヤマ」
って、ナニナニ!?
原作にそういうシーンはないぞ!

ついに漫画からも離れ、ドラマ独自の展開になっていくのか!?

来週が気になって仕方ありません。