結城聡プロの新作、「2つの形勢判断法」はMYCOMより刊行。
「2つ」とは「武宮の形勢判断」=「感覚、形」、「形勢判断の決め手」=「目算」の2種。
本書はこの二つの方法の、統合を図った一冊。
もっとも統合といっても、そう難しいわけではない。
本書を手にとって、それを確認していただきたい。
どちらかというと、やや「感覚」のウェイトが高い。
題材はアマの実戦譜が主で、次の一手形式。
巻末に「口直し?」(失礼)の意味か、結城プロと坂井プロの一局が解説されている。
全体的にみて、凝り性の結城プロの持ち味があまり出ていない。
高段者には物足りない内容かと思う。
構成は甘竹潤二氏。
初段前後には有益だとは思うが、この辺りの人はまず形勢判断を「する」ことが先という人が多い。
するつもりがあっても早碁しか機会がないため、とても数える間がないというのが実情だろう。
今後形勢判断の本を刊行するならば、そういうアマの事情も考えて、
「『30秒でここまでやる目算、形勢判断』練達法」
のような内容の方が、ニーズがありそうだ。
結局は慣れるしかない、というのも事実だろうが…。
「2つ」とは「武宮の形勢判断」=「感覚、形」、「形勢判断の決め手」=「目算」の2種。
本書はこの二つの方法の、統合を図った一冊。
もっとも統合といっても、そう難しいわけではない。
本書を手にとって、それを確認していただきたい。
どちらかというと、やや「感覚」のウェイトが高い。
題材はアマの実戦譜が主で、次の一手形式。
巻末に「口直し?」(失礼)の意味か、結城プロと坂井プロの一局が解説されている。
全体的にみて、凝り性の結城プロの持ち味があまり出ていない。
高段者には物足りない内容かと思う。
構成は甘竹潤二氏。
初段前後には有益だとは思うが、この辺りの人はまず形勢判断を「する」ことが先という人が多い。
するつもりがあっても早碁しか機会がないため、とても数える間がないというのが実情だろう。
今後形勢判断の本を刊行するならば、そういうアマの事情も考えて、
「『30秒でここまでやる目算、形勢判断』練達法」
のような内容の方が、ニーズがありそうだ。
結局は慣れるしかない、というのも事実だろうが…。
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