対局日誌

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棋書評「ポケット詰碁180」

2010-04-23 23:35:51 | 棋書


ポケット詰碁180」(日本棋院)

姉妹書である「ポケット詰碁200」に比べると、
あまり評判を聞かない。
だから何か問題があるのかと思ったが、
実際解いてみると、中々どうして悪くない。

出題は左達泰浩。

黒先統一。
1ページに問題2問が並び、
裏ページに各問につき2図で解答という形式は「200」と同じ。
ただし1章「死の部」(100題)と2章「生の部」(80題)の、
最後の2問だけは4図を使って解説している。

また180題の他に、古典詰碁と題して、
「玄々碁経」から2題、
「官子譜」「碁経衆妙」「前田詰碁」から1題ずつ、
取材した問題を収録。

レベルは「200」よりハッキリ上。
文庫の「初段合格の死活」「三段合格の死活」で見かけた問題があるので、
それらと大体レベルは同じと考えていいだろう。
ネット初段前後向け。
「200」のもうワンランク上の本をマスターした後ならば、
結構楽しく解けるのではないかと思う。

これで評判を聞かないのは出題がアマだからか…?
あるいは「200」と区別がつきにくいせいか…。
それとも「やさしく解ける」という枕詞が、
適切でないのが反感を買っているのかな?