対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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第3次猿十番碁第3局 第2譜 「ジョバンニ」

2010-04-08 22:15:06 | 棋譜
対局前のチャットで、私が
「囲碁でも将棋でも、どうしても(知識に頼れる)序盤重視、
いわば序盤の鬼になってしまう」
というような話をしていたら、hexaさんが
「ジョバンニみたいですね」。

ジョバンニ…中々いいネーミングで気に入った。
「序盤の鬼」を自ら名乗るには、
ヘボ過ぎるの重々承知しているので、
それをちょっと茶化した感じの響きがピッタリだし、
好きな国の一つであるイタリア系のネーミングというのも良い。
これからはジョバンニを名乗ることにしようか。

実戦図2(3~43手)


さてジョバンニとしては、
実戦4・6と大場を占めたのは、
前回も書いた「天元への挑戦」からヒント得た予定の進行。
盤面を再度縦に割って、やはり格好良い。

黒8の一間バサミは
「ちょっと適切ではないかもしれない」
と迷ったところだが、
別のハサミよりは使い慣れているので採用した。
ただやはり左辺星の三間高バサミぐらいだったかも。
ジョバンニとしてはこういうところも色々考え過ぎてしまう。

対するhexaさんは「良くも悪くも」相手の意図を外すのが得意。

白9の三々はベーシックながら、
hexaさんは選択してこないと考えていたので、少々意外。
またベーシックを選びながら、
15で白Aが定石を打たなかったのも意外。
ただジョバンニとしては黒、不満ない。

黒16から決めるのは気が引けたが、
確実に実戦の進行になり、
先手をとれそうなところに惚れた。
ただ今見れば黒18ではBとナダレるのが
左下ともマッチしているようにも思うし、
黒20では黒CとかDに打つところだったかも。
先にも言ったように黒20と打てば、
ほぼ確実に白21が期待できるところが魅力ではあるが…。

黒22も一間高ガカリも左上と同じ意図で天元を意識し、
先手を取ろうとしたもの。
また同様に黒28の二間高ジマリもそうだし、
黒32も「先手を譲りたくない」という気持ちの表れである。

参考図1


平凡に打つなら参考図1だが、
これはこのままで白は(ちゃんと打てば)生きているので、
白に手番が移るの嫌なのだ。。

hexaさんの応手がちょっと間違ったためかもしれないが、
実戦は狙い通り先手を維持。
さぁ、その先手をどこに振り向けるかががまた悩ましい。