対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

第3次猿十番碁第3局 第6譜 「レ・ミゼメブル」

2010-04-12 23:26:24 | 棋譜
実戦図6(71-86手)


白71とようやくこの石を逃げ出してきた。

白73に対し、どう白▲一子を制するか迷ったが、
迷ったら抜け
という私的格言により、黒74抜いた。
ただ後からみれば黒Aと連絡を兼ねているのが良かった。

黒80まで色々考えたようにも思うが、
今見れば割と必然の応酬か?
黒80ではBとかCも考えたが、
いずれも80を白に打たれてまずいと判断してやめた。

黒82に黒▲の石を取りにこられたら
シチョウなので捨てるつもりだったが、
そうなると白石が中央と連絡する。
だから黒82が先手で利くのは小さくなく、
これが打ててやれそうな気がしてきた。

黒84とマゲて攻め立て、悪くないと思ったが、
何しろ自陣に追い込んでいるので、どこか取らなければ大損。
いわゆる身攻め、「レ・ミゼメブル」である。
ああ、ムズゥ」。

哀しいかな黒86を考慮中、既に60分あった持ち時間も10分を切り
もはやヤマト状態、躊躇ならじ。
全く見通しは立たなかったがここで勝負を決めるよりなく、
乾坤一擲「いったれー!」
と黒86とキリ、トリカケの体勢である。

第3次猿十番碁第3局 第5譜 「先送り」

2010-04-12 01:43:05 | 棋譜
実戦図5(57-70手)


白は57・59・61とアテて断点を強調し、
白63と手を戻すのは必然。

黒64も予定だが、
そこで白65と切られてタイミングがちょっと予定外だった。
【追記】
時間を見返してみたら黒64で6分も使っているので、
何をやっているかと思ったが、どうやら57の石の方にアテて、
二子をシチョウで取ることを考えていたらしい。
確かにここでも迷っていた記憶がある。

参考図6


いっそ参考図6黒1と抜いてしまおうかと思った。
白は2と右辺を連絡するぐらいかと思う。
黒が3と白▲を切り離した局面をみると
上辺は50目ぐらいはありそうで、白との地合はとれている感じ。
後は白▲を攻める形になるかどうかだが決断できなかった。

だから黒66と一回は様子をきいて、黒68。
これでシチョウに取れていることは黒64からの予定通り。
ヨミ違いがないか、何度も繰り返し確認したし。
尚、実戦白67ではキキが残るので、
黒66と打った時は白Aを予想していた。

参考図7


白69の局面でも参考図7のように抜くことも考えた。
黒3となった局面は参考図6より
黒は上辺から右辺にかけてだけで
地合は10目ぐらい白をリードしていそう。
ただし白2と二子を制されて、一切攻めが利かなくなるので、
どんなもんか判断できなかった。
以降、黒が受けに回る展開になろう。

ここも悩みに悩んだ末、問題を先送りし、
黒70と二子を担ぎ出して競り合いを継続することにした。
面倒くささも継続された実戦を振り返ると、
今ば黒も悪くなさそうな参考図6や7にも魅力は感じるが…
やっぱりどれがいいのかわからない。