対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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第3次猿十番碁第3局 第8譜 「愛の歌 弐」

2010-04-15 22:39:56 | 棋譜
♪ほったからされて またあって なげられず♪
♪でも わたしたち あなたとたたかい つくします♪

実戦図8(108-119手)


白は▲(白107)から動き出すことで、
黒の一団の眼を奪い、攻め取り、
あわよくば包囲網を取ってしまおうと動いてきた。
対する黒の応手はとても最善とは思えないが、
ともあれシボって黒118まで。

参考図8


白119ではここまでの流れからしてら当然白1を読んでいた。
そこで黒2から石を追いたて、返す刀で黒8-10で、
中央の白を取る。
正確に読めたわけではないが、
短い秒読みの中で必死にこんなことを考えていた。

ただこの順が成立するには
当然▲の二子は生きていなければならない。
推理小説ではないけれど、
この思考内容が後の事件の重大な伏線となる。

また私はここで、もう一つ大変な勘違いをしていて、
右辺にある黒はこのままでは一眼であると思っていた。

しかし実際は白Aと欠け目にしようとしても
黒BないしCでオイオトシが生じてこの一子をとられてしまう。
だから無条件でこの一団は生きているのだ。

生きていないと考えれば上の白1からの順は、
更に価値が高く感じられることがわかっていただけよう。

だから白119と打たれて、
何故ここで右辺をほったかされるのか
全く理解できず、理解しようとして、
逆にパニックに陥ってしまった。