対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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第3次猿十番碁開幕局 第2譜

2010-02-02 21:35:02 | 棋譜
実戦図2


白35が趣向。
当然、黒は相手が打たなかった三々を打って根拠を確保するが
そこで白は白37と両辺を打てる、
囲えるというのが主張だ。
しかし私としては普通に三々を占められ、
「左辺と下辺、どちらにプレッシャーをかけますか?」
と問われる方が悩ましくて嫌だった。

それに左辺は35の一手だけでは薄々だし、
下辺も黒38とこちらからカカられると、
白に適当な応手がない…ように思える。

参考図1


例えば白が48と右辺に受けるのは、
上に厚みがあってつまらないし、
仮に参考図2白1とハサんでも、
両ガカリから下辺にペチャペチャにされてつまらなそう。
黒は両ガカリ以外にも、トビだすのもありそうだ。

ただ実戦で私がそこまで深く考えていたかどうかは怪しい。
というのも実戦の黒40の三々が方向的におかしく、
白65まで裾アキの右辺を「囲わされ」ては、
既に黒が苦しくなっているからだ。
手順に上辺の模様も消されている。

参考図2


当然、こうやって飛び出すのが正しく、
これなら有利を維持できた。
ただこの形は大コウになる定石後の変化があり、
その順が出てくることを恐れて避けてしまった。

そんな背景があるので実戦で白41のオサエ、
白51のオシをみた瞬間は
「ありがたい」とさえ思っていた。
お目出度いものである。

白は52で62・56とアテアテを決めるのが勝るが、
それでも白59に黒62と手を戻すのはツラい。
また黒62ではまだしも63か64だった。

下辺が膨れ上がってきたのので、
慌てて黒66・68と消す。
そこでhexaさんの打った手が想定外だった。