奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

夏は勉強の季節なのだ

2016年06月05日 | 色々・モシクハお勉強
ご縁のある喜光寺から「喜光寺だより」が届きました。

その中で、暁天講座のご案内がありました。
暁天講座とは七月八九十日の朝に行われるおつとめ。
それによれば…。

『夏は、仏教にとっては学問の季節です。
お釈迦さまは夏の雨季の三ヶ月間、弟子と一緒に定住され、
教えを説かれました。お釈迦さま亡き後も弟子は年に一度
ともに集い修行しました。

これを「夏安居(げあんご)」「安居(あんご)」といいます。
日本では、天武天皇の時代に宮中で安居を行ったことが記されています。』

へーへーへー。
それを読んで、くそ暑い中(失礼!)粛々と大学に通って学んだ日々を思い出しましたわ。

当時は、「暑いから夏休みなんじゃないのか?」
「ヒトがバカンスって時に勉強って…なんやねん!」
とか自分で自分に文句たれながら、せっせと学校に通っていたのですが。
仏教的習慣からすれば、「夏に勉強するのは正しい」ってことになります。

ということで、夏スクに出かける皆様、
皆様の勉強への精神は、仏教的に正しいものですので、せいぜいおきばりやす(笑)

とまあそういうことなので「法隆寺夏季大学」ってのも正しいということになります。

それこそ真夏の倒れそうな炎天下の中、行われる法隆寺主催の学習ですが、
あれもあの時期に行われるってのは正しい学習機会ということになろうかと。

それこそ「こんな暑い時期に行ったら、倒れる人続出でしょ」って思ったけど、
まあ、講義が行われる講堂はガンガンに冷房効いているし、
(それこそ寒いくらいですから、聴いている間は冷房よけの上着が必要)
通学にはバスも増便されているので通うのにも大丈夫だけど。
行きかえりの日中の暑さだけはいかんともしがたい。

それでも、若草伽藍が見学できたり(!)、
西院伽藍の金堂に対する放水の見学が出来たりと、
なかなか通常の拝観では目にできないものも見られるというご褒美もありますし、
行く価値はありますけどね。

今年は暁天講座も法隆寺大学も、別の大学の講座もいけませんが。
夏に学ぶ贅沢は、いいもんですよ。
うん。
コメント
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