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奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

法隆寺展へ滑り込み

2021年06月29日 | 奈良大学お勉強日記
てことで。
宣言通り、閉幕間近の奈良博へ、法隆寺展を見に行ってきました。

始発に乗って出かけたのですが、奈良に着いたのは9時過ぎ。
私は朝イチ9時半入場のチケットを購入していたのですが、
あと少しで開館するって時間だったので、
とんでもない数の人が並んでいるかと思いきや、
開始10分前ほどで前から数えて30人くらいの位置。
例年正倉院展で七時から並んでるのと同じあたり(警備室の隣)に並べて、
あらら、こんなに少なくていいの?

検温と入手済みチケットの確認を事前に行い、入館の際には手指の消毒。
そののちにチケットもぎりだの、年パスへのはんこ押しだのを行います。

ここしばらくの展覧会は東新館から入って、それから西新館へと移動する形式が多かったですが、
今回は西新館の展示室からの順路というのは前もって知っていたので、スムーズに入館。
こっちから入っていくのって以前にも会った気がするけど、なんだったか思い出せない。
(覚えている方は教えて下さいませ)

むかし昔、大昔の正倉院展。現在の西新館しかない時代には、
今回の展示のように、西新館のスロープを登って会場に入るという順路でした。
(帰りは、狭い、階段を降りてくるというものでした。足の悪い方はエレベータあり)

なんか懐かしいなあ、とか一人で感慨にふけり。
正面に見えている聖徳太子像(のスクリーン)を遠目で眺め。
左手にあった写真撮影スポットをパチリ。
正倉院展の時は、足早に見て回るのですが、今回は人数限定というのが判っているし、
しかも平日だったためか、入館してくる人もわりと少ないし、ゆったりめ。
シャカリキになることはないようです。

第一章は聖徳太子と仏法興隆。
まずは聖徳太子と二王子像。
一万円札で有名な。あのお顔の聖徳太子と、
左右に山背大兄王と殖栗王のお二方を従えたお姿。
おお、これぞ、聖徳太子、って感じの図です。

柄香炉や、硯といったお宝とともに、五綴鉢という穴の開いた鉢がありまして。
僧侶が托鉢に出る時に持っている鉄の鉢なのですが、現在も穴が開いた部分があり、
底には接ぎあてがしてあって、五回つくろっても使えということらしいです。
昔の僧に許された数少ない自分の持ち物ということで。大切に使っていたのですね。

そして小さな金銅仏たち。
この時代の仏像の笑みは本当に素敵。
ミステリアス。

入口付近の曲がり角が若干混雑していましたが、
空くまでは他の展示品を見ていれば、いつかは空きます。
まだ次の回の人はまだ入ってきていませんので、いずれは空きますって。
入館する人は、いつもよりずっとずっと少ないのだから。

第二章は法隆寺の創建。
法隆寺のお宝情報を記した法隆寺伽藍縁起幷流記資財帳。
法隆寺印。鵤寺倉印。
若草伽藍の瓦に、曼荼羅かと思う四騎獅子狩文錦。
一度は見たことがあるものと、初めてのものと。

トーハクの法隆寺館からは灌頂幡もお出ましでした。
普段は法隆寺館の高い吹き抜けからつるされているのですが、
久しぶりの奈良はどうでしょうか。
でも斑鳩じゃないから、奈良とはいえ、来たことないか(笑)

日本最古の印刷物だという陀羅尼経を納めた百萬塔。
たくさんのお経を書くのではなく印刷して、
塔を模して作った小塔の中に入れるという画期的な方法で納められたお経。
凄いねー。圧倒されます。
これ、奈良大学でも一基所有しているんですのよ。
さすが、奈良大!

第三章は法隆寺東院とその宝物
いわゆる「夢殿」とその周りのお堂のお宝を集めたもので、
蓮池図屏風は時節柄、美しかったなあ。くすんでいても美しさはかわりません。

あとは、この部屋、なにげにスゴイものが並んでいましたよ。
夢違観音さまや、聖徳太子坐像(伝七歳像)など。
ええ?こんなすごいものも、ここ来ちゃったの?!とビックリ。
門外不出だと思っているようなものまで揃えちゃっている奈良博。
あんびりばぼ~。

あと、珍しく人がずっと居座って動かない箇所がありまして。
御軸に絵が描かれているものだったので、何をそんなに熱心に見てんだろ、
と思ったら、聖徳太子絵伝でした。

聖徳太子の生涯を絵で描いたものですが、これがやっかいなものでして。
右上から左へ、下へ読んでいくような、マンガのような流れがあるのでは「なく」、
あちこち飛んでいるのです、時系列のエピソードが。
一幅の中に、上から下へ順を追って描かれているのではなく、
場面が右上、真ん中、下、左上のような不規則な動きをしている。

その順番ごとに絵の場所を追っていこうとすると、
本物を見て、解説板を読んで、次の番号を探して、実物を見て…。
するってーと、探して、見る、探して、見るという行動が入るので時間がかかると。

以前、トーハクで高精細のデジタル紙芝居方式で絵伝を見ましたが、
ここで大きな絵を観たら、順番を追うだけでも大変。
なんでこんな飛び飛びの場所に、バラバラに絵を描くねん!(苦笑)
しかし。自分がその前に来たら、確かに、順を追って見てしまうので、進みませんね、先へ。

第四章は聖徳太子と仏の姿。
聖徳太子は観音菩薩の生まれ変わりとされ、太子自身が信仰の対象となっていく平安時代。

太子二歳像(まるまるとした体形の袴だけ着けた姿のアレ)や、
聖徳太子立像(孝養像:柄香炉をてにして立つ、みずら姿の太子像)がおわす空間。
をいをい、本当に法隆寺の中身丸ごとやってきたかのようだわい。

そして、今回の展覧会の顔としてあちこちに出ている、豪華な冠をかぶる聖徳太子像
X線をかけてみたところ、胎内に観音様がおられて、その観音様のお顔が、
聖徳太子の口元に重なることから、聖徳太子の言葉は観音様の言葉という…ことの表現方法らしい。

はあ~。西新館をぐるっと心行くまで堪能していたら、すでに二時間たっていました(笑)
9時半入館して、11時半を回っていましたが、まだまだ東新館もあるのよー。
さあ、次行くよ次ぃ―。

と元気に東新館に足を踏み入れたら、正面にどどーんと門。お寺の門・風の建物。
いつもならば、あいさつ文とかが掲げられている正面のスペースに、
法隆寺のある一角の門とおぼしきものが建ててあり(もちろん移築じゃなくて、大道具ですけど)
唖然としていたら、右手には金堂内部のホトケの姿が写真表示されていて…。
いつも薄暗い中におわす仏のフォーメーションが、いやにくっきりハッキリ移されていて。
ゾゾゾっ背筋がブルブルしました。
そうです。この空間は、金堂の内陣がお引越ししてきたかのような空間となっていたのです。

いつもは、金網越しで、薄暗い堂宇の中を、のぞき込むように見ていたのに、
目の前にかなりクリアに、なんの障害物もなく、
金堂内部が目の前に展開されていたのは初めでだったので。

そりゃお寺の人ならば見ている光景でしょうが、一般拝観者としては見たことがない景色。
嗚呼!!
分った、何故いつもとは違う方向から会場を作って、
最後にこの部屋に入るようになっていたのは、
この感動を味わうためだったのだ!

ここ、まさに法隆寺金堂の中身が引っ越してきたかのような荘厳さでした。
壁には、焼失してしまった金堂壁画が焼ける前、壁を飾っている状態で、並べられ、
四天王寺像や、玉虫厨子(!)、伝六観音と、法隆寺からっぽになってんじゃないか?
と思う程のホトケさまが集結。

え?ええ?えええーと叫びたくなるのを必死のこらえ。
もっとびっくりしたことに、室の中央、
奥には薬師如来坐像がひっそりと座っておいででした。

しかも、いつもの台座ではなく。奈良博が用意した、真新しいお座席にちょこんと座っておられ。
ええ?!薬師さんと目が合うよ、ここだと。
えええええ、いいのか?
いいのか?(確認しましたよ)
これが内覧会を見たかたの感想である「低い所に降りてきて下さった薬師様」なのか?

そして、薬師如来像といえば、光背の裏に刻まれた光背裏銘文。
この像が造られた経緯を記したもので。
用明天皇が病気になった時、寺と薬師像を作ることを発願されたが、果たされぬまま崩御。
そのご遺志をのちの推古天皇と聖徳太子が受けついだ、というもの。

それが目の前でかぶりつきで、見られる。
ガラスケースの中におられるとはいえ、肉眼で見られる。
これを眼福というのでしょう。

あげく、五重塔からもお出ましが。
五重塔の内部で、遥かな時をこえて、お釈迦様の入滅に際して、
慟哭する僧のみなさまにもおでましいただきました。

ある人は歯を食いしばり、ある人は大きく口を開けて、
嘆き、悲しみ、わめき、
そんな姿をのぞき込むのではなく、目の前で見られる。

ああ、本当に実際に見に来た甲斐がありました。
なんということでしょう。
法隆寺がここに展開されているかのような作りに驚き。
仏像がメインのトーハクで見る展覧会は、最終展示室がいつも趣向を凝らした、
荘厳な空間になっているので、それを思い出しました。

うおおおおお、奈良博頑張った!(←上から目線やで)

そう思ったら、もうこの空間から出られません(笑)
帰る気になれない(笑)

一度回った後で、二度三度とグルグルしましたよ、マジで。
そして、薬師如来さんの周りから離れられなくなり、
前から横から後ろから。
そして後方からしゃがみこんで、普段は見えないアングルからの裳掛けの裏側の
光沢のない銅像の裏を観たり。(殆ど変態です)

なのに。なのに。
こんなに目の前にあるのに、薬師像を背中から見ない人のなんと多いことか!
これ、普段は見られないんですよ?
後ろから見てみませんか?
ほぼ、正面からの見学で去っていく人を呼び止めて、後ろに回らせたい衝撃にかられる私。
もちろん本なんかでは見られますが、肉眼で見られるなんて老い先短いこの人生。
この先何回あるか、いや、無いかもしれないんだから!

もう、行きつ戻りつ、薬師さんの周りをウロウロしていました。
アイドルの周りをうろつく怪しい人と変わりありません。
ああ、なんとでも言ってくれー。
こんな機会、もう生きている間にないってば!
(いや、ある。トーハクがあるじゃないか!行け!トーハクも)

そして、一つすごいことに気が付きました。
薬師さんの向かって右側から見た時の、右手の縵網相(まんもうそう)が物凄いこと。
救いを求める人を漏らさずすくうため、指の間に水かきのようなものがあって、
カエルの手状態になっていることをいいますが。
そのマンモウソウが本当にすごい、キッチリ、くっきり、ハッキリ、出ているのデス!
正面から見ていたのでは判らないこと。

そして、もっとビックリしたことは。
薬師さんの指、手も足も、爪が伸びている!!
仏像の造形に、爪を現すものは結構ありますが、
その爪がかなり伸びた状態になっているのは、
見た記憶が無いので、気が付いた時にはびっくりしましたの。

図録でも正面から見た左手の指の爪で確認できますが、
(指の腹をこちら側に向けているので、爪は奥側ですが、指よりも爪が飛び出しています)
実際に見た時は、正面右手から見た手と足の指の爪が、本当に伸びているのです!
ええええーん。(つд⊂)
これが見られただけでも、本当に来てよかった(号泣)

お堂の中で、暗い中、奥の高い台座に腰かけておられる薬師さんの、
手足の指の爪が、伸び放題(っていっていいのか?)になっているなんて、
これを観なくちゃ知らなかったことだからして。
これが見られただけでも、今日来た価値はある。
絶対にある。

しかし、時間は無情にも過ぎるのが早い。
御名残り惜しいですが、薬師さんをぐるぐるっと回って、
最後にいたしました。

はあ、満腹だ。(実際にはすごい空腹だったのだけど)
こんなにも満たされたなんて、一度しか体験できないなんてもったいない。
こうなったら、東京も行くか?(行けるのか?)

西新館の会場を出たら1時を回っておりました(笑)>そりゃ腹も減るわい。
展覧会グッズを見て買って、アンケートを書いて、奈良博を出たら、二時を回っておりました。
どっひゃーん。
実に滞在時間四時間半!
私の奈良博での最長不倒記録かもしれない。

行ってよかったです!
できれば、トーハクにも行きたい!
行けますように(拝)

さよなら三月

2021年03月31日 | 奈良大学お勉強日記
また来て四月(ナンノコッチャ)

気が付けば三月も最終日、三月三十一日ですよ。
およよ。
三月は猿、否、「去る」というけど。
猿のように逃げ足の早い、三月は現在、絶賛逃走中です。
きっとこのまま、去ってしまうのでしょう。
さようなら~令和三年の三月よ。
あばよっ!

会社は棚卸、学校は年度変わり。
それぞれに忙しい本日ですが。

私が最後に卒業した学校、奈良大学も結構激震走っているのです。
(とわたしが感じただけですがね>当社比ってやつですが)

最近始めたtwitterで仕入れた情報なのですが、
我らが上野誠先生が奈良大を退職されて、
母校國學院大學で教鞭をとられるとのことです。

ええええー。
上野先生はずっと奈良大がにいるものとばかり思っていたので、
かなりびっくりしました。

それでも、お住まいの奈良市から「通い」で講義をしに行く予定ということで、ほっと一安心(?)
だって、奈良町の中で古本屋でお姿を見たり、ふらりと飛鳥を歩いているのに遭遇したりしたいもん。

”「奈良大は地域に根差した大学として、古代学のメッカでありました。
学生たちが、むしろ私を育ててくれた、と言った方がよいかもしれません。
これからは東京に奈良の風を直送したい」”

住んだことのある人の言葉は重いもんです。
是非とも、東京に奈良の風を届けて下さい。

奈良新聞3月29日の記事もあるようです。
(奈良に行ったときに読もう)
あれれ?先生痩せましたね。年のせい?(^^)

奈良テレビのニュース映像もありましたよ。

https://www.youtube.com/watch?v=KMqFhDyu4yg&t=332s

上野先生、今までありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いします(何を?)

で、びっくりしたことに、もう一方のウエノセンセイも退職ということで。
植野教授も今年、最終講義だったそうです。
(千田先生のtwitterにて)

植野先生は私の卒論の担当教官でした。
卒論の面接指導もしていただきました。
高評価もいただきました★

ああ、両ウエノセンセイ、一度にいなくなっちゃうんだなあ。
寂しいとはいえ、母校、もうどれくらい行ってないんだろう。
物理的にも遠くなったが、心理的にも遠くなったなあ。
私が入学して16年、卒業して12年、だもんな。
そりゃそうでしょう。

あとは、千田嘉博先生に頑張っていただきたいです。
最近本当にテレビに引っ張りだこって感じですし。
磯田先生とハイテンションで語り合う姿を見るたびに、
あー、また講演会やら、記念講演やら、大学でお話聴きたいなあって思います。

そういえば最近、そういうのに参加してない(できない)もんなあ。
4月が来るから、またまた(まだまだ)勉強したいヤマイが出てきているのかも。

さ、4月が来るよ。

ご卒業おめでとうございます

2021年03月20日 | 奈良大学お勉強日記
令和3年3月19日は奈良大学の卒業式だったとのことで。
卒業されたみなさま、おめでとうございます。

私が卒業したのが2009年。
実に12年も前のことです。
12年って、6・3・3で12年ですよ。
ぴかぴかの一年生だった子が、高校まで卒業するような年月。
いやはや、年は取りたくないもんだ(って愚痴になるのでここでやめ)

今年もコロナ禍ということで、通常通りの卒業式は執り行われなかったようで。
せっかくの卒業式という式典を挙行できなかった学校側もそうですが、
それよりなにより、ご卒業されるみなさんが、学生生活の最後で、
華々しい思い出となるはずだった式典に臨めなかったことは、
本当に心残りだったことでしょう。

でも、皆様が積み重ねてこられた学業のすばらしさは変わることなく、
皆様の財産となることでしょう。
また在学中に知り合った学友たちとの絆も、これからも結ばれ続けることと思います。

どうか、奈良大卒の記憶と記録を持ち、これからの人生を楽しんでください。
(私も卒業後、楽しんでおります)

とまあ。
ナニ先輩ヅラしてんだよって感じですがね。
私も柄にもないこと、書いちゃった感じですが。
春はお別れの季節でもありますので、いろいろありますよ。
うん。

去年に引き続き、こんな現代ですから、一日一日、
小さな楽しみを見つけて、コツコツ生きていきましょう。
それぞれの場所で。

母校は遠くなるばかり

2021年01月23日 | 奈良大学お勉強日記
最近放置してあったtwitterをいじり始めて知った、
『本日は奈良大学 文化財学科の植野浩三教授、小山田宏一教授の最終講義が行われました。』
というニュース。

植野先生が最後の授業ということは…退官、ですね。
ええええ?!
わたし、卒論の担当教官として植野先生にご指導受けたものですから。

あんまりびっくりして、勢いで千田先生のツイートにコメント書いてしまったのだけど。
小山田宏一教授とおふたかたで(記事に)出ていたのに、
どちらの先生に卒論の担当教官をしていただいたのかを
書いてなかった!!(呆)

ツイッター慣れてないんで、手探りで使っているので往々にしてこういう間違いあると思う。
アホな書き込みになってて申し訳ないです。
あれって、消したり、書き直したりできないんですよね。
ううう、ブログの方が扱い易いなあ。

それはともかく、ツイッターやってなかったら見つけなかった情報なので、有り難い。
そういえば数年前に酒井龍一先生が退官されたのも、結構後になってから知ったし。

ちょっと離れていたけど、奈良大のホームページをくまなく見て回ったら、
お馴染みの先生の名前がたくさん消えていて、えええ~なのでした。

いやいや、考えてもみたまえ。
私は栄えある(?)奈良大学通信教育部一期生入学組であり(←えばるようなことではない)
卒業したのは第三回目においてであったが(コッホン、そこんとこは深く追求しないように)
それゆえに卒業してから実に12年も経っている(!)
※2009年3月卒業だからね。

12年といえば、学齢に達した子が高校を卒業するくらいの年月ではないかっ!
となれば、その間になにがあろうと驚かないくらいの紆余曲折があったことでしょう。
嗚呼、私奈良大を卒業してから何してたんだろ?

未履修だった学芸員過程を修了し、
奈良検定に手を出して2級→1級→ソムリエ級に合格し、
今は無き(?)お寺検定3級&2級に一発合格して、
神社検定を苦節ウン年にして3級だけ合格したという。
それだけ。

その間に続けて来たのは『奈良検定お勉強日記』というメルマガだけだけど、
これまた過去問をコツコツ解くという方式に飽きて、方向性不明の内容に改変中だし。

嗚呼、私が大学に入ったのは平成でしたが、今は令和。
時代は変わったのね。
生まれたの、昭和だし。

昭和生まれにおける明治なんて、スゴイ大昔の感じだったけど。
令和生まれにおける、昭和なんて、どんな太古の昔なんだろう。
ケータイも、スマホも、インスタも、ツイッターもない時代なんて。
考えられないよねえ、全く。

令和元年(2019)の年末に久しぶりに第一の母校・法政大学を靖国参拝帰りに間近で拝んだけど、
市谷校舎のあまりのキレイさにびっくりして、どこの大学?!状態に驚いた。
いつも上京して中央線に乗ってても『電車か~らみるだけ♪』(by Yuming)の
外堀に面した市谷校舎。靖国神社と法政の間の富士見坂を歩いて、
変わりまくっている光景に唖然としましたっけ。

スクーリングやら、図書館やらで通った奈良大の道もずいぶん変わったんだろうなあ。
いつも大抵徒歩で高の原の駅から学校に向かっていたけど、
今行ったら迷わずにたどり着けるかなあ(不安)
一昨年行ったときはタクシーで行ったから行けたけど。

母校は遠くなりにけり。
老兵はただ消えるのみ。

ステイホームで大学を卒業!

2020年08月02日 | 奈良大学お勉強日記
またまたStayHomeな日々が推奨されている昨今。
久しぶりに「おおお!」ってニュースに遭遇。

イタリア 96歳退役軍人が大学卒業 コロナ禍の中 称賛の声

2020年8月2日 13時23分

イタリアで国内最高齢となる96歳の“大学生”が卒業しました。
第2次世界大戦の退役軍人で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、
自宅でオンライン試験を受けるなどして単位を取得して卒業し、
困難を乗り越え目標を達成する姿に称賛の声が寄せられています。
イタリア南部のパレルモ大学を卒業したのは、96歳のジュゼッペ・パテルノさんです。

イタリア国内で外出制限が緩和されたことから7月29日、
大学がパテルノさんのために卒業式を開き、
ひ孫ら家族が見守る中、卒業証書を受け取りました。”


おおおお、通信制の大学を二つ出ている私としても、
これから三つ目の大学で勉強しろと言われたらノーサンキューだが。
この方は90歳を超えての大学生。
しかも通信制ではない大学生だったとのこと。

”しかし、ことし3月、新型コロナウイルスの感染拡大でイタリア全土で
外出が制限される事態となりましたが、パテルノさんは自宅で勉強を続け、
慣れないパソコンを使ってオンラインで試験を受けるなどして
卒業に必要な単位を取得しました。”

通信制大学に入学したわけではないのに、
いつの間にか通信制のような勉強の仕方になってしまっていたのね。
それでも、その変化に対応して、勉強を続け、試験を受け、合格し、卒業されたと。
素晴しい!!!

しかも96歳というお年をものともせずに、卒業をものにされた。
素晴しい!!!
おめでとうございます!

で。
調べてみたら、日本にもおられましたよ>96歳で大学を卒業された方。
96歳200日にして大学卒業 !!
平田繁実さんが、ギネス世界記録に認定されることになりました。
認定された記録は、最高齢(Oldest Graduate)、96歳200日というもので、
同記録は文字通り、最も高齢で学校を卒業した記録になります。


私も延べ、法政で8年、奈良大で4年(学芸員で+3年)べんきょしましたけど、
今から更に勉強せよと言われたら、無理だなあ。

いやはや、素晴らしい。
勉強はいつ始めてもいいし、いつでも始められる。
これを証明されていると思いました。



義務教育のみなさんはようやく遅い夏休みとなった所が多いですが、
通信制大学生のみなさんにとっては、今頃が例年「勉学の夏」だったはず。

全国100万人(?)の通信教育を受けておられる方々にしてみたら、
ステイホームで、一人で、家で勉強するなんて、小学生には大変なことなんでしょうけど、
通信大学生としては当たり前のことですから(笑)
昨今の「自宅でお勉強」も乗りこなしておられることと思います。
元々通信制大学で勉強を続けている方にとっては、自宅で勉強するなんてお手の物(?)ですからね。

しかし、今年はスクーリングで外に出る、本学に行く、図書館に出かける
ってこともできないいとなるとかなりのストレスなことでしょう。

この前、奈良大の通信教育部のサイトを覗いたら、
「試験も自宅で」行われるとかなんとか書いてあり。
あれまあ…。これもまたやむなしなのか。

でもでも、これって、自宅で試験なのよね?
もともと想定問答集作っておいて、それを移し書きでいいってこと?(笑)
まあ、何にせよ、今年勉強を修めるってのは大変なんだから、それくらい駄賃があってもいいよね。

全国の通信教育部の皆さん、夏スクは無くても、大学生たるもの、
自分を律して、各自のお勉強に励んでくださいませ。
いつか本学スクーリングも、野外巡検も、再開される日が来ると思うから。
(来てくれないと困ります)

『ならぶ』がキタ

2020年06月20日 | 奈良大学お勉強日記
奈良大名物(?)デカい封筒が届きました。
おお、”都”から便りが届いたよ。
なかなか行けない、奈良の都から。

中身は、奈良大広報室編集の「ならぶ184号」
いつもは奈良に関するパンピー用の観光パンフレットなどもたくさん入れてくれるのに、
今回は見事に広報誌と「奈良大学校友特別推薦」のリーフレットのみ。
さみし―。

県をまたいでの移動も全面解除されたことだし、そろそろ動いてもよろしいかと思うのですが。
来月半ばまではちょっと自粛継続。

その後は…ウロウロするぞお。

受難続きの薬師寺

2020年04月10日 | 奈良大学お勉強日記
新型コロナウイルス対策として、臨時閉館されていたあべのハルカス美術館。
会期途中ではありますが、緊急事態宣言を受けて、
『国宝 東塔大修理落慶記念 薬師寺展』の閉幕が決定しました。

(T_T)

泣いていいよね。
これが泣かずにいられるか。
くぅーーーーー。

さあ、いつ行こう。
三月末の花会式@薬師寺と絡めて行こうか、
四月頭のひな絵式@法華寺に合わせて行こうか、
はたまた、なんだかんだ、と思っていたのに。

今年は東塔修理完了の落慶法要も大々的に執り行われるはずだったのに、早々と延期が決まり。
花会式も規模を大幅に縮小して、執行され。
そして、これ。
はあ…。

チケットの払い戻し情報は→こちらから

前売り券買ってないので、私の払い戻しはないのですが。
でも前売り券には、グッズ付きのものもあったはず。

●薬師寺 オリジナルキーホルダーセット前売券:一般 2,200円 ※終了しました
薬師寺東塔水煙に描かれている天人をモチーフにしたキーホルダーの引換券がセットになった前売券です。


これ持っている人いるのかな?
水煙に描かれた天人モチーフのキーホルダー
※一番下の部分にそのキーホルダーの写真があります。

チケット返金を求めたら、キーホルダーも返さないといけないの?
(あたしなら返金求めないで、持ったままにするかなあ)

もしかして、この会期中に販売するはずだったグッズがあるのならば、
そのままお蔵入りになるのだとしたら、グッズだけでも欲しいなあ。
死蔵するくらいならば売ってほしいなあ。

でも、グッズそのままに、またの機会があれば、その時に、
「薬師寺展リベンジ」なる展覧会を、出来るならば、再度やってほしい。
そうしたら行くから。
必ず行くから。

薬師寺は祈っています。

新型コロナウイルス感染症の終息、感染された方の早期回復、
病没された方の追悼慰霊のご祈願をいたしました。


薬師寺さん、最近はインターネットでの情報発信がすごいです。
インスタグラムはあるし、ツイッターもやってます。

って、ツイッターで今年の初めあたりを見ていたら、

【初詣のご案内】本日大晦日〜元旦は午後10時半〜午前2時まで拝観料無料で開門いたします。
またNHK「ゆく年くる年」除夜の鐘が薬師寺より中継されます。
今年の締めくくり、新しい年の始まりにご参拝ください。詳しくはホームページをご覧ください。

とありました。

そうだそうだ。
去年の「ゆく年」は薬師寺だったんだ。
今となってはもう、遠い昔のよう。
(その頃の私、インフルエンザにかかってゲロゲロでしたけど)


【お詫び】昨晩のテレビ放映直後からホームページへのアクセスが集中したため
サーバーがダウンし、今朝まで閲覧できない状態が続いておりました。
現在は復旧しております。
当寺に興味を持ってアクセスしてくださった皆様には
ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。


とまあ、サーバダウンが起こるほど関心を持っていただいた薬師寺。
今年は東塔落慶法要もあるし、薬師寺yearとでもいうべき年だったはずなのに。

いやいや、後ろ向きな言葉は云うまい。
祈りましょう。
今はひたすら祈りましょう>新型コロナウイルス感染症の終息を。

そして、薬師寺の為にも祈ります。
東塔落慶法要が無事勤行される日が一刻も早く訪れますように、と。

だから、今は、家に、います。

奈良大学通信教育部卒業生のつどい

2019年10月28日 | 奈良大学お勉強日記
奈良大からデカい封筒が届きまして、開けると

奈良大学創立50周年記念
「第1回通信教育部卒業生のつどい」の開催について、なる案内が入ってました。

奈良大は創設50年かあ~。
長いような短いような感じだなあ>50年。

しかし、私が奈良大に入学したのは2005年。
それからすでに14年がたっています。
卒業してからでも10年たっているのだから、それもまた感慨深い。
とりわけ私は第一期生(キラリン)なので、いろいろと感慨深いのです。

ま。
それはともかく。

必要箇所だけ記しておくと。

開催日時は、2019年12月1日(日)13時から17時半

場所は、この50周年記念事業で新設された「令和館」なる建物で

13:00~14:10 講演
14:10~15:10 四天王像の解説、図書館所蔵の絵図解説
15:10~16:10 「奈良学友会」会員による研究発表
16:10~17:30 懇親会

14:10からの時間はご自由にお過ごしくださいタイム。
懇親会は費用2000円ってあったけど、他のところは無料なん?
わーい。

一応参加の方向で調整しますけどね。
どうせならば懇親会も出るか。

酔狂会でお会いできなかった皆様、お久しぶりな皆様、再会を楽しみにしています。

奈良とか寧楽とか大和とか

2019年05月27日 | 奈良大学お勉強日記
BS放送のテレビ番組、にっぽん!歴史鑑定の本日の内容は『万葉集に隠された本当の古代史』

昨今の万葉集にわかブームで、乗っかっちゃいましたかそうですか。

元号『令和』の考案者が誰かということで中西進先生が取り上げられていますが。
奈良大には、ほれ、万葉集といえば…の上野誠先生がいるではないですか。

とかとか思っていたら、その上野先生が画面にっ!
おお、先生お久しぶりです(謎)

ちょっと痩せましたか。
(やつれた?)
ガッコにも行ってないし、上野センセの講演会もご無沙汰だし。
そろそろ奈良にも復帰したいなあ…(大謎)
母校も恋しいし。

今秋オープンする「奈良大学創立50周年記念館(仮称)」ってのもあるよなあ。
行きたいなあ。




平成最後の冬の奈良を味わいました

2019年03月09日 | 奈良大学お勉強日記
平成31年1月26日(土)

本日は、朱雀門前のスペースで『大立山まつり二〇一九』
”とちせ祝ぐ寿ぐ(ほぐほぐ)まつり”を堪能しようという計画。

その日は若草山にて山焼きが実施される予定だったので、
久しぶりに山焼き見るか~って思っていたら、
同日、『ほぐほぐ祭り』なるものがあるってのを知りまして。

奈良県民ではないわたし、この時期は山焼き(と花火)以外に、
奈良市内で大きなお祭りがあると知らなかったのですが。
(ここ数年で始まったお祭りだってことなんで)
年末にフルコトの店主である学友さんから
「こういうのもあるのよ~行ってみてね」って言われて。

なかなか面白そうな内容だなって思ったけど、行きたいな&行けるかな状態。
で、なんとかスケジュール調整して、その日の山焼きは平城宮跡から見ることにして、
昼間は『ほぐほぐ祭り』、夜は『若草山焼き』というメニューに決定しました。

で。
前日は予定を決めずにふらふらと奈良町を歩き回ってのんびり過ごしまして。
翌日、朝起きてみると、めちゃ寒い。
窓の外は雪…みぞれ?雨?な状態で。
朝食をとって、宿を出たら、若草山方面は白くなってます。

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危うし!若草山の山焼き。 未明に降った模様。 今日は雪景色を撮りに行くべきだったか? 一枚目は問題の(笑)若草山 二枚目は大文字の高円山 三四枚目は興福寺からの若草山 #奈良 #奈良市 #奈良県 #若草山の山焼き #若草山 #山焼き #雪景色 #雪降った #雪 #どうなる山焼き #nara #wakakusayama #nara #narapark #japan

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近鉄奈良駅の中の奈良市の観光センターに「今日は山焼きありますか?」って聞いたら、
「やる予定です」という心強いお返事。
それを信じて、とりあえず平城宮跡へと向かいます。

珍しくバスでも乗ってみるかと思ったら本日は100円バスが運行しているというので、
ちょっとだけ待ってバスに乗車。


100円バス乗りました♪

近鉄奈良前から西へ向かうバスですが、そのまま朱雀門前に出るのではなく、
有名どころをぐるっと回っていくバスなので、元の奈良そごう
(その後、ヨーカドー奈良店になり、現在はミ・ナーラってのになってますが)
を通り過ぎたら右折して、法華寺&海龍王寺を通り、大極殿の北の道を通ってから南下する
ルートを通って、朱雀門前に到達するという遠回りルートでした(笑)
まあ、安いし、旅行者気分で楽しみましたけどね。

実は平城宮跡に足を踏み入れるのは久しぶり。
いつもは近鉄電車の車窓からしか見てなかったので、
私が知っている平城宮跡はかなり変わっており、
いろんな建物が建っていました。

今日のおまつりの場所は
朱雀門ひろばというところで、
朱雀門から二条大路に挟まれた区画にある空間で。
ここ、もとは積水の工場とかあったよね。

そこに現在は、「うまし館」やら「みつき館」やら「いざない館」などが建ち、
なんかテーマパークみたいになっちゃいましたか?状態。
(現在では大極殿の前に南門なんかも作っているし…)

以前来た時に乗ったことのある「遣唐使船」は場所を移しての展示になってました。


遣唐使船

とりあえずそれらの館をざくっと見て回りながら、
平城宮跡に関する説明展示をしている「いざない館」へ。

ここで天平時代の天皇の衣装が再現されたものなどを見ました。


白い衣装


赤い衣装


当時の食事を再現した様子

そして、いよいよほぐほぐ祭り開催というので朱雀門前に集まります。
開催宣言をするのは称徳天皇★


称徳天皇のお言葉を賜る臣下

無事開催宣言をされたお祭りはいよいよ開始。
とりあえず、昼時でしたので何か食べます。

会場の左右には、各市町村からのうまいものがずらっと並び、
何にしようか目移りします。

とりあえず、寒いので温まるものをってことで。


ピリ辛ゴマ味噌鹿ラーメン@御杖

一杯分が小さいので(笑)何倍でもいける。
ってことで、つぎも暖かい麺。


下市産エビ入りカレースープうどん

とりあえず、これくらい食べておけばいいでしょってことで、
センターステージで行われる、県内各地から駆け付けてくれた地域のお祭りを見ました。

本来は、神社やお寺、そして地域で行われている各地のお祭りが
この場に一堂に会するってんだから、すごい。
時期もバラバラのまつりが、一度に楽しめるってんだから、こりゃ見ものです。


けはや相撲甚句


鬼火の祭典・吉野山の鬼たち


御杖の獅子舞

へぐり時代祭りなるものがあって、時代祭り@京都の平群版って感じ?


雪丸と松永弾正


吉備の内親王

東吉野村からは小川まつり、の再現。


丹生川上社の宮司さんだっけ

「本日あちらを出てくるときは気温がマイナスでございまして(意訳)」
こっちはいくぶん暖かいですね~みたいなお言葉があり、
南北に長い奈良県は広いなあ…と思いました。


目の前をお神輿がすごい迫力で通っていきました

そして廣瀬大社の砂かけ祭りも”実演”されます。
砂をかけ合えばかけ合うほど、雨に恵まれて豊作になるという”神事”
しかし、”本番”では雨合羽&ゴーグルでも砂まみれになり、
写真を撮っている人にも容赦なく砂がまき散らされるため、
カメラが壊れるひと続出という過酷なお祭りでもあります。


砂かけ祭りby廣瀬大社

この頃から薄暗くなり、寒さも絶頂。
どうにもこうにもならなくなって、奈良市の相撲甚句を一緒に歌ったあとは屋台に駆け込みます。


牛乳たっぷり飛鳥鍋

やっぱり、暖かいもの食べなきゃ!


高取町の翁鍋

など食して、休憩所にあったストーブにあたって暖を取り復活。
そうこうしているうちにあたりは真っ暗になりました。


朱雀門前で四天王をライトアップ


ねぶた、みたいですね(トカユウ)

そして、遠景ではありますが、花火が開始。
わたしの腕と、カメラでは花火はうまく撮れませんでした。

そうこうするうちに、山焼きも始まりまして。
山が見える位置に、会場の人たちが大移動しました。


山が燃え始めました

これまた手ぶれが酷くてムービーも載せられないのが残念。

その間も、朱雀門前では演目が続いてます。


ソーラン節

いつまでも名残惜しいのですが、今日中に帰らねばならんので早めに離脱。
近鉄西大寺駅に向かっている途中で、カメラマンさんたちがずらっと並んでいる場所があって、
確かにそこ、絵になる、スポットでしたわ。


朱雀門と遠景の若草山

今年は火が山を登っていく様子がキレイに見えた気がします。
今まで何度か見ているけれど、その中でも一番だったような。

凄く寒かったけど、すごく楽しかった。
次回はもっと早くから計画を立てて、講演会聞いたり、銅鏡チョコ作ったり、
もっともっとお鍋食べたり(笑)したいです。